今日だってまた、自分の道である。

今日だってまたこうやって、新しいけれど同時に古くからある感情が作動して、とてもいい会話ができて、とてもではないがこれを書き残さねばならないとして、ここにいる。ささやかではあるがぼくの経験したことはみんなも経験しているのであり、それを確認しつづけて、波に乗りながらなんとかして伝えたい。

すべてを手に入れることは容易いことではないとおもっても、よく見ると着実にそれに近づきつつあり、だからそんなに怖れることはなく、まったく無理をする必要はないと分かってくる。そういうことがだんだんと、しかしはっきりと分かってくる。

分かってくることは不思議で、何がそうさせるのかはそれこそまったく分からない。ただそれがそれほどに間違ってはいないのだという気持ちが残り続ける。だから少しずつそれをこうして言葉にし始めている。

これを続けることが、日々を続けることであり、変わらない気持ちと変わっていく状況とが、それはそれでうまく溶け合っているように見えてきて、落ち着いて過ごせるようになってくる。

考えても整理しきれない事柄が起こり続けているのは当然だが、自分の中で起こる小さな感情というか衝動というかゆらめく無意識のような、そういうものをできるだけ大事にしていたら、ある日納得していったのだった。

会えることが分かり、起こせることが分かり、それは怖くないのだと分かった。日々更新していくけれど、大きなものにつながり続けていることだとしていく感じが、少し新しい。語りきれなくて、語りきる必要もないような多くの事情が交差して、直感が助けてくれる。

ひたすらにこの構造を大切にして、かき消えない火のようにずっと灯っているから、忘れない。思い出して、その瞬間にぐっと握りしめて、ひとつずつやっていく。実現する。

だからそうやって少しずつ歩いていったらそれが自分であり、自分であることでいいとしていくのが自分の道である。

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