心は踊る

なんか楽しそうなことをやってるなと感じたところへ。

息せき切ってあるいはゆっくりと窺うようにそれでいて興味津々に近づいていくそうやって近づいていく。

そうやって近づいていく、楽しそうに。気付かぬうちにもしくは明確に誘われてその楽しそうな場所に入ってそのなかに存在する、

楽しそうなことやってるなと思っていたが入ってみると楽しくてそうやってその場所に馴染んでいってその場所を知っていく。

うきうきしてきて同時に安心するようなそんな輪の中に入っているがその事実は殊更には意識されないまま、

踊りだす心を抑えきれないがそれは暴発などではなく穏やかに溢れる水のように、新しい仲間を求めているようにくるくるとその場所を歩いて。

心はその場所を歩いて満足するまで歩いて新しい境地に辿り着いてしかしその境地は古くからすでに見出されていたのではある、

だから温故知新とつぶやいたりしてそれでも今という瞬間は意外と貴重なものなので味わって感謝してまあこんなものかという気持ちにもなったりして別にその気持ちは間違いじゃない。

すると今度は一人でゆっくりと旅に出る、他の楽しそうな場所をくんくんと嗅ぎ回って上機嫌に旅に出て、

また楽しそうなことやってるなと見えるところへと少しずつ吸い寄せられていってそうやって近づいていく、

近づいていって近づくときのドキドキとワクワクを忘れられないけど過度に不安を抱く必要はないのかもしれないと分かってきて少し楽になって、

またそうやって凝りもせずに近づいていってだんだんと楽しさを豊かにしてゆく。

その先に何があるかなんて正確には予想できないようになっていてだからこそくんくんと嗅ぎ回って歩くことを許される、そういう楽しい毎日なんだ、とおもっている。

なんか楽しそうなことやってるな、と感じるところへ近づいていって、

色んな角度から楽しいと感じられることが増えていったり繋がり合ったりする、だから心は踊り出す。

踊り出した心は身体を動かしそれでまた楽しそうな場所へと歩かせる、

そうやって楽しくなっていってそれでも終わらないから穏やかに溢れ続けるその心を、大切にして、ずっと大切にして、

そうやって地球が回っている、地球は回っているし、色んなことが起こっている。

その一員として堂々と踊ればなんの問題もなくてそれでいい、たぶんそれでいいのだ。

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