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人生は不合格のレッテルを貼られてからがスタート

メイドさんの採用面接で不合格になった彼女たちに、ケアワーカーとして来日のチャンスを与えたい。GSC(Grasp Secand Chance/セカンドチャンスを掴め)のご報告です。

本日最終試験を行いました。参加者は28名です。自主学習を基本とした、週1回のオンラインクラスとアプリによるタスク(宿題)の配信で、学習進捗を管理。約2か月間でどれだけ日本語力が伸ばせるのかの、実証実験でもありました。

私にとって収穫は大きかったです。Monoxerという学習アプリを活用したことで、彼女たちの学習データが手に入ったこと、そして、このプログラムを通して、日本語教育の〝仲間〟が見つかったことが挙げられます。

最後に、これはあくまでも自己満足でしかないのですが、3カ月前に、遠方から自分の人生をかけて、わざわざ面接に来てくれた彼女たちに対して、私の誠意を示すことが出来たのが、一番の喜びです。

私自身、日本の介護業界での採用面接に全滅して、フィリピンにやってきたという過去があります。不合格のレッテルを貼られるのは辛いことではありますが、それが契機になって人生が拓けることもあります。

人生を変えたいのなら、常に努力して勉強しなくてはなりません。今回の最終試験で合格する人、不合格になる人と分かれてしまいますが、彼女達の中から、一人でも二人でも、勉強する喜びを感じ取ってもらえたのなら幸せです。

最終試験後の写真

さて、一週間後に結果発表を行います。合格した人は、来年から日本語検定試験N4を目指すクラスに移行します。私の次の仕事は、N4対策の(学習アプリ用の)教材作りです。


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