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闘争と和解の哺乳類…特に胎児から乳児への発達と「和解」

変なことを考えた。

私たちが何かを「咥(くわ)える」動作をする時、「ああ、私は哺乳類なんだなあ」と実感しても良いのかも、と急に気づいた。
こんな動作ができるのは、本当に哺乳類だけ(他の動物にも僅かな例外としてはあるかも?)。

胎児から乳児になって初めての「和解」なのかもしれない…とも、同時に感じた。

胎児は、実は母体にとっては一種の「異物」でもある。だから、免疫的には「戦う」要素が多々ある。…もちろん、それらは全体的に一つのシステムとして統合・統制されているから、多くの場合どちらか或いは両者が破綻してしまう(=んでしまう)ことはない。
が、見ようによっては「出産」そのものが、ある意味「やっと異物としての胎児を安全に排出できる」という行為または機序にも見える。
生殖とは須く「敵対・闘争と和解・愛情のせめぎ合い」なのだな、と改めて思わされる。(…重要な認識だが、これは結論じゃない💦)

誕生後、乳児は母親からの栄養供給を胎盤からではなく哺乳に切り替える。
この時に、決して他のあらゆる脊椎動物のように固い嘴や歯の生えた口腔ではなく、特に柔らかな唇と歯の全く生えていない口腔で行う、というのは、まるで乳児が母親に「和解を求めている」みたいじゃないか!
…と、私はちょっとした感動を以って思ったのでした。
(いろいろ連想してこの結論に至るのに、イメージだけなら1秒もかからなかったんだけど、文字にして書き留めるとこんなに長くなってしまふ…😓)

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