一歌談欒 vol.2

「一歌談欒」企画の第二回です。よろしくお願いします。今回は中澤系さんの下記の短歌です。

3番線快速電車が通過します理解できない人は下がって

はじめて読んだとき、なんかおもしろいなあと感じたのを覚えています。「3番線快速電車が通過します」が駅のアナウンスにありそうなのに対して、後ろのほうが命令やお願いをするときの口調なので、ギャップ?があるからかなあ。

なぜ「3番線」なのか?
どうして3番線にしたのでしょうか。馴染みがあったのかなあ。最初、「自殺」っぽい感じもしたので、「4番線」でもいいのかなあと思いました。でも「よんばんせん」も字余りですし「しばんせん」はあまり聞かないですね。
そういえば、「3」は安定した数字だと聞いたことがあります(イスの脚の数やキリスト教の三位一体など)。それも関係するのかなあ。そう考えると、「3番線快速電車」は安定したものの象徴なのかもしれないですね。

理解できる人は?
「理解できない人は下がって」とあるけれども、これは「3番線快速電車が通過」することを理解できない人はって意味なのかなあ。もしそうだとすると、それが理解できる人は下がる人と下がらない人に分かれそうな気がします。そして、下がらない人の中には自殺願望のある人もいるような気がする。その人が自殺してしまったら、運行などに支障をきたすだろうから、先程述べた「安定」は崩れるだろうなあ。

少し話が変わるけれども、『ハリーポッター』で「9と4分の3番線」ってありましたよね。たしかハリーポッターたちはそこからホグワーツ行きの列車に乗っていたような。

もし「理解できる人」が下がらないで進んだら……
その人は別世界に行くことができるかもしれませんね。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3

西淳子

短歌(2016年〜2018年)

2016年〜2018年の短歌関連のnoteのまとめです。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。