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JAEAの先輩職員をご紹介!(技術職)

丸山 峻平
敦賀廃止措置実証部門 新型転換炉原型炉ふげん 廃止措置部 設備保全課

2021年入社。福井県敦賀市にある「ふげん」に配属され、設備保全に関する業務を担当。

点検の様子(チャート紙確認)

JAEAを選んだ理由

廃止措置という大規模なプロジェクトに携わってみたいと思い、興味を持ちました。学生の頃、JAEAの施設見学に参加し、原子力機構の方針や、取り組んでいる業務のスケールの大きさに魅力を感じ、私もその一端を担ってみたいと考えました。
また就活中は自分の将来をイメージして取り組んでいました。「原子力施設を廃止する」という目標はイメージしやすく、日々の業務や生活は、説明会で職員の方に話を聞き、イメージを固めていき、入社を決めました。

ふげんでの業務

私が働いている「ふげん」は、2003年に原型炉としての役割を終え、2008年から廃止措置(役目を終えた原子力施設を安全に解体すること)が進められています。私の仕事は、廃止措置を進めて行く上でも必要な設備の機能を維持するための点検・補修等を行っています。また、廃止措置作業等で発生する放射性廃棄物を処理するための装置の設置にも携わっています。
運転当時の話や設備の目的など、私自身の知らない知識に触れ、刺激を受けています。学ぶことが多い仕事です。

作業中の様子(配管補修)

入社して感じたギャップなど

入社して驚いたことは、現場にテープを持ち込もうとするだけで申請書が必要になることです。原子力発電所は規則が厳しそうと思っていましたが、想像以上でした。
就活時にリクルーターから聞いていたとおり、休みの取りやすさや、敦賀は山に囲まれ日本海に面する自然豊かな街(要するに田舎です)などの話は本当でした。残業時間は月10時間程度と聞いてきましたが、部署や繫忙期等によっては月10時間を超える場合があります。

学生時代の専攻は活かせるのか

学生時代は化学専攻していましたが、業務では機械・電気の知識が主に必要とされるので、直接的に活かす機会はあまりありません。ただ、講習や教育制度が手厚く、就業中に必要な知識や資格を身につけれることや、周りの方々のサポートもあり、業務を進めることができます。また、原子炉構造から各課業務までふげんに関することを、入社後1年通して研修を受けました。なので原子力に関する知識がない状態でも大丈夫です。
余談ですが、敦賀に配属された同期が10人程いて原子力専攻はいませんでした。
私は入社3年目ですが、業務を行う上で建築や消防の知識があったらなと思うことがあります。

就活中に意識していたこと

私が就活中に考えていたことは、「自分でもできるのか」でした。最初は、企業HPや就活サイトを閲覧し、情報を得ていましたが、自分が就職したら何をするのか具体的なイメージが湧きませんでいた。
そこで、より身近でイメージしやすく、本音も聞きやすい、研究室OBOGが就職した企業に絞って就活を行いました。
企業を選ぶ際は、将来の目標・計画についても、調べておいた方が良いと思います。学部の分野だけで決めるのでなく、どこに配属されても同一の目標を持てることが、モチベーションの1つになるはずです。
得意分野や資格が無いことは、入社後に頑張る旨を伝えたらいいと思います。