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JAEAの先輩職員をご紹介!(技術職)

相田 玲奈
大熊分析・研究センター 分析部 分析課

2018年入社。茨城県東海村にある原子力科学研究所にて放射線管理区域内作業における基礎・基本動作を学んだ後、東京電力HD 福島第一原子力発電所(1F)隣接地にある大熊分析・研究センターへ異動しました。1Fの廃止措置に向け、放射性廃棄物の処理・処分やALPS処理水の海洋放出に係る研究開発及び分析業務に従事している。

JAEAに就職した理由

福島第一原子力発電所の事故を経験してから、将来は福島県の復興と環境回復に関わる仕事がしたいと思っていました。学生時代に参加したJAEAのインターンシップでは、実際に福島県大熊町へ足を運び、廃炉の最前線で働く方々の姿を目の当たりにして衝撃を受けたことを覚えています。原子力について学んだ経験はありませんでしたが、学生時代に培った化学の知識と分析の経験を活かせると思い、JAEAへの入社を志望しました。

居室での様子

放射性核種の分析業務について

大熊分析・研究センター 放射性物質分析・研究施設第1棟は、令和4年6月に竣工し、同じ年の10月に放射線管理区域の運用を開始したばかりの新しい施設で、初めてのミッションがALPS処理水の第三者分析でした。約1年間で分析室の整備から分析方法の確認、実試料の分析、結果の報告に至るまで遂行することができました。私は主にγ線放出核種の分析を担当しています。分析と一言でいっても、前処理や測定、分析装置のメンテナンス、手順書の作成など様々な業務があり、難しいと感じることばかりですが、常にマイプラント意識を持って日々取り組んでいます!

γ線分析の様子(γ線スペクトロメータ)

JAEAのいいところ

入社前は、原子力の専門機関ということで正直かなりお堅いイメージがありましたが、入社から数年経ってみて、風通しが良く明るい雰囲気の職場だと思っています。
その中でも大熊分析・研究センターは若手や女性職員が多く、コミュニケーションが取りやすいことも魅力の一つで、プライベートでも職場の仲間と飲み会やお出かけを楽しんでいます!

仲良しの同期達と旅行に行きました!

学生時代に学んだこと

学生時代は化学を学び、糖鎖に関する研究室に所属していました。原子力とは無縁の研究テーマでしたが、実験器具や分析装置の基本的な取り扱いや化学の基礎知識は現在の業務にも活かせています。
特に、学生時代に経験する文献調査やデータの整理、レポート作成などのスキルは必ずタメになります!ぜひ積極的に学んでください。

就職活動について

就活は大きな問題もなく進めることが出来ました。
JAEAを知ったのは学校の先生にインターンシップを勧められたのがきっかけです。その流れで受験し、比較的時期が早かったこともあり、他の企業を受けることなく就活は終わりました。
ただし、エントリーシートは文字数が多いので頑張ってください。さらに興味のある方は、インターンシップにも参加してみることをお勧めします!