2018/2/11(日)

朝、目が覚めても寒いし、休みだと布団から出る動機づけにとぼしい。布団の中で1時間ばかり退屈した。

腹が減ったので布団から出てめし食ってコーヒー飲んでユリイカのジョン・ケージ特集。まずは一柳慧のインタビューから。これはまあわかる。あと、巻上公一のエッセイ、というか、そこに引用されているケージの言葉がおもしろい。しかしケージの音楽の全体像というものが私はよくわかっていないので、この本に収められている、いくつかの論考にはついてゆけない。ケージといえば、最近図書館で借りてきた《四季》というCDに入っている、「セヴンティ・フォー(Seventy-Four)」という曲にすごく惹かれている。オーケストラによりただ一つの音が演奏されているのだが(とはいえドローンとは違う)、なぜかその音がルートではなくセブンスの音に聞こえるのが不思議。その音がセブンスの音だとすると、ルート音は鳴っていないはずなんだが。

https://www.allmusic.com/composition/seventy-four-for-orchestra-mc0002460102

たっぷり寝ているのに午前中から眠い。客室で日光浴しながら小一時間ばかり昼寝。昼、暖かいので浜でウクレレの後、稲村のピザ屋で遅い昼飯とおしゃべり。

昨日から引き続きウクレレでブルーノートスケール。曲のネタらしきメロディーがちらほらと出てくる。この10年ぐらいずっとやっている、じゃがたらの「クニナマシェ」を再アレンジ。いままでは歌詞とメロディーだけ借用する形で、ウクレレで使う音、リズムとも自分流にアレンジしていたのを、原曲のギターのカッティングをなぞってみた。いまさらながら、これはじつに素晴らしいカッティングだ。ウクレレで弾き歌いするには、こういう、メロディーとリズムとコードが一体となっている感じがいちばんキマる。

今日はウクレレ弾くとき、あわせて小さい声で歌った。あったかくなったら外で弾き歌いするので、その準備のためもある。

ウクレレの弾き歌いといえば、この10年ぐらいほぼ同じレパートリーでやっているのだけど、そろそろ飽きてきた感があるので、今年は半分ぐらい曲捨てるかな。意識的に捨てないと、新しいものは出てこない。杉本拓さんと佐伯美波さんの「Songs」みたいな、旋法的な曲を作りたい。「Songs」にはいくつかカバーしたい曲がある。

夜は昨夜の鍋の残り汁を使ってお好み焼き。鍋の残り汁の活用法としては、これはかなりいい。+焼酎三合、ホッピー割り。