ぺるともはずっとカッコいい

いつだったかぺるともが「人を褒めるブログ」というのをやっていて、
ツイッターでふぁぼった人を褒めるということで、僕はそういうのをすぐふぁぼるので褒めてもらって凄い嬉しくて
いつかこれはお返し褒めブログをするぞ、と思っていたのですが、昨日「ぺるとも30人組手」というライブが発表されていたので
今だ!と思って書きあげます。
ちなみに「ぺるとも30人組手」とは、ぺるともが舞台上に出ずっぱりで、3分1問の大喜利タイマンを30人連続で行うという物です。
前回は冬の鬼さんが行われていて、大熱狂のまま終わりました。
30人連続で行うってどうなっちゃうんだろう、人は。
それはさておき。

直近の記憶だと第4回EOTタッグとなるのですが、これはもう本当に「完璧」の一言に尽きましたよね。
優勝のすえきすえぞーの変動床が段違いの完璧だっただけで。
予選はずっと一緒にこたえていて、聞けてはいたけどすぐ自分の答えに記憶を上書きされてしまったのであんまり覚えてないですが
本戦の「ちょっと青信号でしたよ」とか相当凄かった。
タッグパートナーとして警備員さんがいるからこそ普段よりもさらに落ち着いてるように見えたんですけど(逆もしかり)、勝手な想像なのか、本当にそうなのかは本人のみぞ知るところです。

ぺるともの大喜利が好きな理由は本当にいろいろあって、それを一つにまとめるなら「色んなことが出来る」ということになります。ざっくり過ぎると思うんで、細かくかみ砕いて書きます。ここから一気に長くなります。

大喜利だと「言葉だけで想像させる能力」か「想像を絵や表現で具現化して伝える能力」のどちらかが必要だと思っていて
ぺるともに関してはそのどちらの能力も持ってる上で、お題や解答に応じて切り替えてると思うんですよね。
後者はいわゆる「フィジカル」と呼ばれるやつですが、前振りで期待させる言葉の選び方がまず圧倒的に上手く、人を引き付ける言葉とか、喋り方とか、状況の作り方とかの凄さがまず先頭にあり、その上で着地を失敗しない。
頭の中にある物をそのまま表現する力が強い、というのが僕の解釈です。
「画像お題が好き」と聞いたことがあって、あんまり画像お題が好きな人見たことなかったのでビックリしたんですが
画像お題が好きな人って多分想像の幅が広い人だと思うんですよね。
画像をその瞬間だけじゃなくて前後の映像込みで想像出来る人。
例えば、何と言った後のこの顔なのか、とか、この顔でこの後なんていうか、とか
何が起きたからこうなったのか、とか、このあと何が起きるのか、とかです。
最近ふと思った画像お題の取り組み方って「いかに画像を映像に変えるか」だと思ってて、それが上手いのがぺるともというイメージがあるなと思いました。
その最たるものが大喜利竜王戦での女性が笑顔で料理してる画像お題での「みなさ~ん、私は今スタジオでも出来る工程を別室でやっています」ですね。
これ本当にすごいんですよね「みなさ~ん」で状況が大体見てる人にまず伝わるじゃないですか、別室からの中継っていう。
そこからの「私は今スタジオでも出来る工程を別室でやっています」の説明の過不足のなさが本当にすごい。
「スタジオでも出来る工程を別室でやっている」という答えだとしても面白いと思えるのが、この解答自体の強度だと思います。
それにまずボケとして面白いのは大前提として、伝え方が完璧なんですよね。
ボケが面白くても伝え方でミスすることってよくあるじゃないですか、そうなると面白い面白くないじゃなくなるんですよね。
僕が大喜利初めて最初に考えてたのは「まず、面白さの判定ラインに立てるようになろう」なんですよ。面白くなるのはその後で良いなと思って。
この「判定ラインに立つ」って本当にデリケートでなんなら一番難しいことだと思うんですよ。
それが特に上手いのがぺるともなんですよ。
「面白い面白くないの判定ラインに立てる回数」が僕はそのまま勝率へ変換されていくという持論があって、
ぺるともはその判定ラインにほぼ毎回のように立ち、しかも「面白い」の判定になる比率が圧倒的に高い。
あの受賞歴の要因は僕はここにあると思ってます。
そもそもこれは画像に限らず、文章お題でもかなりお題を広く見てるなと思っていて、手数を絶やさず行けるのって多分見えてる世界の広さなんだろうなと思っています。
僕も手数は自信あるんですけど、僕の場合は狭く見て見つけたら答えて、はい次!という切り替えの手数なんですよ。
ぺるともは見えている広さの手数かなと。勝手な想像ですけどね。

つまり僕の思うぺるともの面白さの理由は「想像力」にあって、勝率の理由は「表現力」にあると思ってるということです。

あと、これはスカイプ大喜利にいつも参加してるメンバー以外はあまり知らないことだと思うので書いておきたいのは
スカイプ大喜利におけるぺるとものふざけ方がとにかく好きなんですよね。
僕がスカイプ大喜利が好きな理由の一つに「長尺の回答をしても迷惑をかけない(お題ごとの時間制限がないので)」というところがあって、それを使って一番遊んでいるのがぺるともなんですよ。
文章にしたら10行ぐらいある内容をしゃべり続けて、その間もこっちはずっと面白いし、そういう時はかなり変な着地をするので、めちゃくちゃ笑っちゃうんですよね。
僕はスカイプ大喜利がぺるともとの初対面だから、こっちのぺるともを先に知ったので、生大喜利とかネット大喜利を見ててど真ん中で面白い姿を見た時に「いや、どっちも出来るんかい!」と思ったのを覚えてますね。
ちなみに僕が一番好きだった回は、解答の登場人物が最終的に絶対に「ゴリアテ」という化け物になってしまう答えを延々繰り返してた時です。涙流して笑いました。

だからこの「確実に判定ラインに立ち、面白いと思える正確さ」と「楽しくふざける心の余裕」が混ざり合って、ずっと面白くあり続け、勝ち続けるぺるともという化け物が生まれたんだと僕は思います。

実際に会うという方の初対面の日、喜利の箱で会ったんですけど、自分が人見知りなのもぺるともが当時人見知りしてたのも分からなかったくらい、かなり楽しかったんですよね。
確か、会と会の間が1時間くらいあって、ウソの大輪教授でウソの素因数分解をやって盛り上がったのを覚えてます。
あれ以来ずっと好きなんですよね。勝手なことを言えば友達です。
しょうもないことを言ってもずっと相手にしてくれるし、ずっと面白いこと返してくれるし、
ぺるともの褒めブログで「ウケてない解答を弄るので怒られても仕方ない」と言っていましたが、僕はそういうことを弄られて
「おいおい!」っていうのが好きなので怒ることはなくむしろ楽しんでます。これはほかの方に弄られる場合も同様。
だからめちゃくちゃ話しかけに行ってしまうんよね、申し訳ないくらいに。
余談ですけど僕が自分の大喜利について話すアカウント「柴汰ペニ継」はぺるともとのノリの中でぺるともが僕の本名がこれであると言い続けるノリが楽しすぎて、その日にちょうどアカウントを作ったのでその名前にしてしまったんですよね。
こういうノリを続けて生きていきたいんだ僕は。

ちなみに僕が特に好きなぺるともの答えは以下の通りです。

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お題:全人類が数字に弱い世界

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回答:
アタック!なんちゃら~
第p問!3×3=?
ピンボンッ! 48!!!!
正解!さぁ、赤の方、何番!
「チキン南蛮!」
美味しいよねぇ~
また来週~~!!!!

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これかなり面白いですよね。
ずっと全員が正気じゃない。一瞬も正しいことが起きてない。

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お題:慌ててる人『財布持った!携帯持った!○○』

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回答:財布持った、携帯持った、家に火つけた、家に火ついてる、何でついてるんだ、助け呼ばなきゃ、0120悩み無用、すいませんハゲてるんですが、助けてください

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これも同様に全然正気じゃない。
間違え続けてる。
ギリギリ理解が届く速度でずっと人が間違え続けてる。

この2つと動画で見たNOCMと上でも書いたスタジオでも出来る工程の回答が好きですね。

本当はもっといっぱいあるはずなんですけど、パッと思い出せる特に好きな奴が上記のやつという感じです。

あと最近ネット大喜利のログとかを読み始めて、ネタボケライフ2116回でぺるともが1位を取ったときの答えも最高なんですよね

http://bokelife.revinx.net/result.cgi?stage=2116

これ本当にすごいですよね。文章の書き方も状況も全部すごい。本人にも言ったけど理想的すぎる。

今年の天下一、ぺるともあの下馬評の高さの重圧ある中勝ち上がるって本当にすごいことだと思いませんか。
「ぺるともは勝つでしょ」じゃないんですよ、あの場はそれくらい繊細な場だし、誰であれほんの少しの崩れで結果を逃す場じゃないですか。
その上でさんざん「勝つ」と言われ続けて、「負けたらなんていわれるか」みたいな状況もあった中でキッチリ本選進出を決めたんですよ。本当にかっこよかった。そして申し訳なかった。
僕より先の予選だったから、ぺるともが本戦アンケートのライバルの欄に僕の名前を書いてくれてたんですよ。
でも僕は負けてしまった。
今割とぺるともとの戦績ほぼ5分5分なんです。
だから天下一という一番大きい場で勝ちたくて、絶対に行くぞと本当はかなり燃えていたんです。
この「5分5分」という話はよくするんですが、この天下一の一件もあるので、僕の方が今ビハインドだとは思っています。
だからこそしっかりいつか倒すと思っていたので、30人組手は絶対に行きたいですね。
演者の抽選外れても見に行くけど。好きだし。

だってすごくないですか?
もう年齢の話をするのも野暮ですけどあの年齢で「勝ちが当たり前」を背負わされて苦しいこともあるだろうに
それでもちゃんと勝つんですよ。カッコいいんですよ。
1画面に入りきらない受賞歴にゾクゾクしました
(ツイッターでは「爆笑した」と書きましたが、実際に爆笑した後、本当にゾクゾクしました。)
タイトルに何の意味があるのみたいな人もいると思うんですけど、それでも僕はこのタイトルを持ちまくっているぺるともを本当にかっこいいと思い、本当に尊敬しています。
僕はコロコロコミックで育った男の子なので、強い男にあこがれています。
ぺるともはずっとカッコいいんだよ。

せっかくなんで最後に告知を置いておきます。

『ぺるとも30人組手』
5月12日(日)
開場:12時00分
開演:12時30分~17時くらいまで
会場:池袋GEKIBA
エントリーフィー:1500円
観覧:1000円
 HP:https://yamasitasan.wixsite.com/nakidlovedance

めちゃくちゃ楽しみだな。俺以外全員を倒してほしいな。

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