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■想いつれづれ 日刊サワコ瓦版 信用とか信頼とか。。

人は嘘をつく生き物で、それは、人類の進化の過程で防衛本能として身につけて来たものです。嘘をつくのが良いとか悪いとか断罪するのは簡単です。。劇作家寺山修司さん、あいにく面識はないながら、直接触れ合った方や肉親のお母様の談、嘘つきすぎて何が本当か、わけわからん、本に書いてることも全部嘘やと言われて、そのイタズラっ子ぶりに超絶に寵愛された人もいるのです。

嘘も方便、言葉の綾、、嘘が良いとか悪いとかより、私は、どういう動機付けの嘘かを見定めることの方が大切な気がします。嘘つきというレベルでは、フランス🇫🇷人男性やイタリア🇮🇹人男性は、女性を歓ばす嘘つきが、すっかり板についてますしw

我田引水的な自分の利益だけのため、人を蔑めようとする嘘、自分靡かせようとする嘘なのかなど、心根の動機を、私は、いつも無意識に観察してしまっていますw頭の所作なる知識の詰め込みな、心理学より、大事なのは、身につけた体感を伴う心理道です。

人の悪口、disり癖のある人は、大概、無自覚の支配エネルギー、人を思い通りに動かしたいという念のある人です。人を使う、あの人使えないとかの口癖が良く聞こえます。人はモノみたいに使うではなく、人は、生かすモノです。そんな基本的な人や物事の道理もわかってないんだな、、、って感じます。

思い通りにしようとして、案の定思い通りにならないから、その切なさ、悲しさが、怒りになるから、悪口、disりになるだけなのです。悪口、disり聞かされて気分悪いこっちの身にもなれよ、、、みたいなことは、全く通じないので、ますます自己正当化の嵐に苛まれていきます。。モノの原因が、自分の無自覚な支配エネルギーであったということに気づけない限り、人間関係トラブルが止むことは皆無です。この世での課題、宿題だからです。

気分で約束ドタキャン、ドタサンするのは、フランス人🇫🇷気質、イタリア🇮🇹人、ロシア🇷🇺人気質では、ある意味良くあるあるあるです。自分の気分が一番大事なので、ドタキャンで自分の信用を落とすことより、自分の気分を大事にしているからです。とどのつまり、信用なんて一瞬で失う代物なので、大切に扱わないことが要因と気づくまで、人のお付き合いに気分を左右されて、自分の気分、ご機嫌を自分で守ると決めない限り、人に翻弄され、自分を見失う人生を繰り返します。

日本人は、江戸時代まではラテン気質で違っていたのですが、近代のキリスト教的欧米感覚に洗脳されてしまった人は、嘘つき、約束破りに、かなり厳しい面を持っています。それは、逆を言えば、寛容さが足りない、許しが下手ということになります。サンサンゴゴ、自立した人の出入り自由な欧米感覚ではなく、依存した一緒に居たい、群れたいになりがちなのです。なんで来なかったの?なんで遅れたの?と責めるのが得意な人種になってしまったのです。

フランス🇫🇷やイタリア🇮🇹では、ドタキャン、ドタ参は、日常茶飯事なので、なんで遅れたの?なんで来なかったの?なんて、問いただすのは野暮なんです。行きたくなくなった、気が変わった、ただそれだけです。ほかにもっと楽しいことがあったのね。ただそれだけ以上でも以下でもなく。。それは、良かった良かったで終わりです。

最終的には、人種とお国柄より、個人の気質と理解力の話な気がします。フランス🇫🇷人は、とってもおしゃべりが好きで、独眼竜正宗級に個性が際立っています。個性のエッジ感は、彼らの尊敬の対象なのです。基本ほとんどの人が、ノーと言うのは、大好きなので、私は、フランス🇫🇷人のノーは、ボンジュールみたいな挨拶とほとんど聞き流していますwまた来た、得意のノーと持論ワールド、慣れてしまえばどうってことはないです。

とはいえ、倫理観も階級社会のフランスは、階層によって、バラツキがありますが、人の話を聞く、心の耳を開いて聞く点は、同調圧力に苛まれがちな人任せな大衆日本人より、至って得意です。感じ悪かった日本在住の日本オタクなフランス🇫🇷人より、本国のたくさんの人の方が健全で、これは、さすが、王政を叩き潰すほどのザッツ民主主義先端国と感じます。フランス革命は、日本でいうなら天皇暗殺クーデターですw

彼らが、人の話をよく聞くのは、自分との違いを理解したいからです。共感理解しても、同化することはまずありません。むしろ、異化ですねw違うのは当たり前だから、違いを知りたいフランス人、自分と人の境界線を知りたいから、聞き上手なのです。日本人は、同じ似ているという幻想を信じている人が多いので、違いは、嫌悪感にすり替えられ、聞いていられない、違う人は聞きたくないみたいな洗練さの欠けた村人、田舎っぺマインドになってしまうのです。気質、精神の洗練さ、鍛錬が、弱いのです。。美意識、美徳の話です。特に、サラリーマンシップ村育ちは。。無粋な野暮満載、洒落てないわけです。自ら主体的に決断する、ビジネスマンになれないw

パリ🇫🇷のエスプリ、すなわち、スピリット、気概とか、精神とか、まさに、生き様に通じるところ、法の精神モンテスキューと合点しました。気骨の精神、マドマゼルノン、と言わしめた、孤高のバレエダンサー、シルヴィ・ギエムは、まさにフランス気質の典型です。ノーお嬢様、ですからねw女流白洲次郎みたいな。従順ならざるエトワール、立川談志級ですw

約束を守るとから守らないとか、いわゆる関係にある信用とか信頼ではなく、自分の気分を守る、自分の哲学を守る、自分の生き様、生き方を貫く、それが、フランス流🇫🇷の信用とか信頼とか、、、な気がします。自分に嘘をつかないという信用とか信頼みたいな感じなのかも知れません。ドタキャン、ドタ参は、フランス🇫🇷気質のそんなもんと諦めの境地で、悟りながら付き合うのが得策です。付き合う価値があるのなら。。

ムラ社会は、繋がりの有り難みの反面、事と次第では、個性は否定しがちなので鬱陶しいしがらみになります。個人主義の発想は、違いは尊重されますが、自分の意見をきちんと持たない人は、全く学がない労働階級以下と見做され、相手にもされません。彼らは、人に期待するより、自分に期待しているからです。

絶対に悪用はしないとか、自分の営利次第では、バレなければ悪用も厭わないとか、、、自分の人生ですから、好きに勝手に生きたら良いと思います。基本的には、、、。幸せのために。とはいえ、自分の態度、立ち振る舞い、は、外に出したエネルギー、すべて因果応報、自分に還ります。心根、動機が、現実化するからです。

自分の気持ちに執着すれば、周りが見えなくなる。思い通りにしようとするなら、思い通りにならない、、。相手の思いを無視しているからに他なりません。宇宙は、愛と調和です。調和が崩れるなら、違和感で調和を取り戻そうとする作用と反作用なのです。

人は幸せでありたい生き物で、皆同じですけど、人生も顔かたちも、全員違う個性しかないのです。性の理解、すなわち、サガの理解。。人類は、嘘をつかない人はいない。それに、良し悪しつけるもナンセンスかなと感じます。それより、その嘘の裏側のその心は?に、想いを致す方が得策かなと。。良し悪しで裁くのは、裁判官の仕事です。一般市民が、良し悪し断罪するなら、人を理解するという能力は、下がります。愛の小さな人間、に成り下がります。

犯罪という悪事にも、理解なしには、解決の糸口は見えません。。理解しても、共感、同化せずは、大切なのです。犯罪者も、元は被害者たる加害者です。。精神犯罪とか凶悪犯ばかり、観て来たのは、何の因果か。。大抵の人間の悪事は、お茶の子さいさいで、お見通し出来る自信はありますねw 起業家とか経営者とか創業者とか、あー、やり兼ねないって、魂→アクション、直結民族だからです。

一般の人は、魂→アクションの間に、心、頭で、感情、思考、が介在し、理屈こねくり回して、魂の気のエネルギーが錯綜、迷宮入りしたりして、同調圧力で自己喪失気味になりがちです。セルフアセスメントが流行ったり、感情の見える化を知りたいとなるのは、日本人に際立った特徴ですね。他の人の内面が知りたいから。。リクルートの内定拒否情報を企業人事が、バレずに、こっそり知りたい小癪な感じもこのサガです。ある意味バレたら社会問題ですけどね。笑。バレたら、バレなければ、の、態度が変わる手のひら返しな生き方がそもそも小癪なのです。

他を知るより、己を知れ。と、私は、感じます。己とは、出会う人は皆師、と他者に映し出されて知れるのです。人間社会ありて、己を初めて知れるのです。肉眼で、我が顔を見ることは出来ません。。卑弥呼の鏡は、認識革命の始まりでした。。三種の神器に、鏡があります。三種の神器は、洗濯機、テレビ、電子レンジではなかった。笑。昭和幻想です。。ちなみに、私は、欧米への憧れとか、昔からあまり無いので悪しからず。。好き好き選り好みがあるだけです。。

想いつれづれなるままに。。

#日刊サワコ瓦版 基本言いたい放題ですw
#寺山修司 #異化 #心理道

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