弾はFour Hundred

お洒落な角の折れた緑の建物に沢山ある入り口の一つを覗き込んだだけなんだ、僕は。
だって人がいっぱいいて入っていく奴もいて。
とたんにぐいっと引っ張られたら荒野に大勢いて銃弾が飛び交ってるじゃないか。
「新入りか。ここのルールはたった一つだ。銃を作って撃つ!勝ったものにあの輝くお宝が与えられる!」
日に焼けたアクション映画みたいな男は銃を撃ちながらニヤリとこっちを見た。
銃ってなんだよ!ここはなんなんだ!
「ただし銃一つにつき弾は400だ。撃った弾も数えられない奴はお断りって事よ」
周りを見回したらそいつ含め全員が一斉に僕に向かって弾を放ち思わず目をつぶった。


BLAM!

あれ?死なない?
「ハッハア、ここじゃ当たっても死なねえよ、むしろ当たって学ぶ奴もいる。だが・・自分で撃たなきゃ永遠に負け犬だ」
僕の中に何かが芽生えた。とたんに手の中に銃があった。
はるか上に輝くコロナをちょっと見て僕は撃った。


BLAM!

(争いは続く!)

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