【海街diary】三女の千佳は風呂でカマドウマに出くわしたらどうするのか?

映画「海街diary」で、腹違いの妹、すず(広瀬すず)が鎌倉の幸田家にやってきたある夜の日、次女の佳乃は彼氏のことで長女の幸と口喧嘩になった。そんな佳乃は幸への当てつけとリフレッシュを兼ねて、幸よりも先に断りなく風呂に入ってしまう。すると、風呂にカマドウマがいて、佳乃は甲高い声でお姉ちゃん!お姉ちゃん!幾度と叫んで助けを求める。これを聞いた幸はカマドウマを叩く雑誌を持っていく。
 このカマドウマへのリアクションが三姉妹それぞれの個性を表しているようで面白い。虫を叩いて家や妹を守る“母親”の長女幸、虫にキャーキャー言う“女”の次女佳乃…。特に大げさに反応することもなく、すずと話し続ける三女千佳。「カマドウマ知らない?なんかこういうやつ」

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 ところで、三女千佳がカマドウマに遭遇したら、どういうリアクションを取るのだろうか?
 叩き潰すなんて想像できないし、キャーキャー言うこともないだろう。「お前、また来たな?」とか話し掛けたり、カマドウマにあだ名を付けたりするのではないだろうか。
 千佳は、幸と佳乃の喧嘩を傍目に、マイペースに釣竿を振っているよう“私”の人なのだ。シュッツ、シュッツ・・・。

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