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格安6000円で LetsSplit みたいな自作っぽい分割キーボードを手に入れたお話

買ってきた謎のキーボード

 簡単に言うと写真のような分割オーソリニアな40%キーボードを格安で手に入れられたので、そのまとめです。

※コレのスペック
(自作キーボードにありがちな名前がないので「コレ」になってしまう)


  • 以下全部込みで大体6000円

  • 片側6x4のオーソリニア x2

  • 印字無の黒キャップ(サイトにはPBTダブルショットとありますが違うような。。。)

  • 謎の赤軸ぽいスイッチ

  • ケース(アクリル積層)

  • バックライトLED

  • 専用ソフトインストール済み(VIAとかではないけどオンラインで設定変更可)

  • USBC > USBA ケーブル x2


背景

カラムスタッガードなErgoDashを使っているけど、オーソリニアなキーボードを試して見たい!
⇒レツプリとかErgo42Towelとかを調べる
⇒はんだ付けとかまで楽しむ余裕もなくて、かといってはんだ済みの買うと2万とかするので、ちょっとなぁ
⇒格安でオーソリニアを試して見る方法はないだろうか
⇒みんな大好きAliExpressをみていたらこんなものが!

みんな大好きAliExpressさん

あれ、これ形一緒じゃん?となり、よくよく調べたら、ホットスワップ可、スイッチもキャップもついて片方3000円という破格なことがわかり、キーキャップ付け替えればテストには十分じゃない?となり、捨てる覚悟で試して見ることにしました。

同じようなものがたくさんあり、かついくつかは全然評価が低かったりするので、一応自分が購入したやつのリンク張っておきます
※Amazonとかにもありますね

ちなみによく探すと同じようなものでホットスワップ可ってやつもうってます(本当かどうかは別ですw)

さっそく購入

3000円なんで、思い切ってまとめて2個購入
中国からなので届くまでに1週間くらいはかかりますが、無事年末年始で遊べるように到着してくれました。
梱包は超雑w ぷちぷちでぐるぐる巻きにされただけの状態で封筒みたいなのに入っていました。本体が頑丈ってことですかね。

付属品はUSBC⇒A のケーブルと本体、簡単な説明の紙切れのみ。本体側がCです。

開封

開封っていってもぷちぷちから解放してあげるだけですが。。。
あとはケーブル繋いで終了。

キーキャップ外すとこんな感じです
謎の赤軸が見えます

本体はケースがあるからか頑丈な感じで、剛性もあります。まあアクリル積層っぽい感じなので、剛性があると言っても以前愛用していたMistelのBaroccoほどではありませんが。

セッティング

付属していた紙を読むと、URLが書いてあるので叩いてみます。
※SayoDeviceっていうやつでしたが、界隈では割と有名らしい

謎のページ

さすがにチャイナな感じになっていますが、英語にするとだいたい英語になってくれるので大丈夫です。VIAっぽいもののようなので、左上のDeviceからつないでみます。

VIAっぽい画面が

もうなんとなくわかりますね!
あとはここでセッティングしていくだけです。
ちゃんとレイヤーも設定できるし、VIAだとちょっとめんどくさかったレイヤー切り替え時にLEDを変えるとかも簡単にできます。自分はやっていませんが、マウス操作もエミュレートできるようでした。
ちなみに探して見たのですが、Tap Danceはできなそうでした。

下のほうはチャイナなメニューですがよくわかりません
同時押しじゃなくて、順番押しみたいなのもありました
みんな大好きLED
レイヤーごとに状態を検知して変更できます

設定画面が縦向きなのでわかりづらいですが、左手用のデバイスにしたければ、脳内で右に90度回転させて設定する感じです。なので左上が T になります。

触った感想

自分はそこまで自作キーボード歴が長いわけじゃないのとそもそも粗雑な人間なので、あまり丁寧に評価は難しいですが出来る範囲で・・・

ケースついているせいか、普段使っているケース無ErgoDashの赤軸と比べるとちょっとだけ静かに感じます。

打ち心地

剛性もあるしちょっと重たいので安定感があります。明らかに変な感じではないですし、軽くばらして基板とかみましたが、アクリル板とPBTでできているので、普通の自作キーボードのようなイメージだと思います。
ErgoDashとしか比較できないので恐縮ですが、同じような感じです。

でもなんか結構ちっちゃくは感じますね。レツプリもこんな感じなのだろうか。

LED

デフォが黒で不透過なキャップのせいか、あんまりうざく感じないですね。逆に言うと透過のキャップ付けると結構見栄えはするのかも。

自分はレイヤーをトグルにしてテンキーとかしたい人なので、一目で今何のレイヤーなのかわかるくらいには派手であってほしいのですが、それ以上に派手である必要はないので十分に感じます。

キーキャップとスイッチ

詳しくないのでわかりませんが、キャップはよくある安いキーボードについてくる系のやつです。一応公式ページにはPBT、ダブルショットとなっていますが、雰囲気はABSです(正直よくわからないのであいまいです)。
ちょっと使ったらてかりそうです。

スイッチの方は謎の赤軸です。はんだ付けされちゃってて引っこ抜けないのでよくわかりませんが、一応赤軸だからなのか静かめで、リニアな感じです。

全部想定通りって感じではない

ここまで、ほとんど予定通りキーボードとして機能させられたのでひゃっほい!とか思ってたんですが、予定通りじゃないというか気をつけておく必要がある点がいくつかあったので、以下メモ書きです。

別々のキーボードとして認識される

あたりまえなんですが、自作キーボードのようにTRRSケーブルでつなぐとかしないので、左と右は独立したキーボードになっています。
つまり、左をレイヤー1にしても右はかわりません。なのでシンプルに必要なボタンがちょっと増えちゃいます。
※もちろんSHIFTとかは機能します

自分はもともとTRRSのとこ調子悪くて2つ直繋ぎしたErgoDashさんを使っていたので全然問題ありませんでした。

VIA・Remapとかじゃない

まあこれは期待していなかったんですが、VIAとかはちょっと入れるの大変そうですね。マイコンがあるので変更できればやれそうですが、そこまではしなくていいかな。
幸いなことに割と使えるレベルのツールがあるのでこれでやるのがよいかと。

ただ、このツールJsonとかで管理できないので、バックアップとか一括移行とかは難しいです。後ひたすらクリックしていくので結構設定はめんどくさいです。

ちゃんと使うなら少し調整した方が良い

このキーボードはマクロキーボードとして、縦向きに使うように想定されているのでキーキャップが縦向きになっています。なので写真のように全部外して向き変えたほうが打ちやすいです。

付け替える前
縦に付け替えた後

まあそもそもキーキャップがいまいちなので、つけかえたほうがいいかも。
といっても本体2000円を考えるとキーキャップのほうが高くつきそうですが・・・

総評

予定通り格安で分離オーソリニアキーボードを手に入れることができました。今のところ順調です。普通に仕事で使えています。

もし分離キーボード試して見たいとか、オーソリニアを試して見たいって人は検討の価値あると思います!
自作キーボードとは呼べませんが、自作と同じような機能を格安で手に入れる方法があれば、裾野も広がっていいのかなと思ったりしました。

自分的には小さい子がいる家ということもありはんだ付けのハードルが高いので、これでも十分満足度高いです。

おまけ

使えるってことが分かったので、キーキャップとケーブルつけかえるため買いました!合計で5000円 本体と大差ない金額でしたw

キャップとケーブルをL字にしたやつ

この記事は謎のキーボードで執筆しました(一回やってみたかった)

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