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恋愛占いの依頼

占いの依頼は恋愛占いが多いのだけれど、依頼者に内容を伝えるときにはいつも悩むのだ。

こちら側は冷静に客観的に見ているので、対象の二人の間の微妙な温度差が何となくわかる。大抵の場合、依頼者の願望が熱いのでほとんど希望の無い案件でも微かな望みでもあれば、一応は伝えてみるのが優しさというものだと思っている。

例えばこんな感じ

相手の男性は、自由を好んでいて今のところ恋愛よりは趣味に夢中になっている。女性側はいつまでも宙ぶらりんな状態から進ませたいと考えている。

私の見立てでは、あまり進展は無さそうだし、恋愛関係に進むことが二人にとって幸福な関係になるのか確信が持てなかったので、

「とりあえず友達関係からゆっくりと縛られずに進んでいったらいいのでは?」というアドバイスをした。

私がすべて二人の関係が見えているわけではないし、結婚に行きつくのがベストだと考えてはいないので、最悪のシナリオだけは避けられる道筋を考えて伝える。

依頼者にとっては煮え切らない返答かもしれないが、上手くいかなくても友達関係は続いていた方が、まだ可能性は残っていると考えている。

十九,二十歳なら甘い夢でもいいけれど、大人の恋は難しいものだ。




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