見出し画像

JAMCAにかける想いや始めたきっかけ

あなたは音大生ですか?音楽家ですか?
音楽をされていますか?
社会人ですか?学生ですか?
受験生ですか?

僕は東京藝術大学器楽科4年生の千野哲太と申します。
サックスを中学校の吹奏楽部ではじめ、10年。
高校生の頃は毎日朝練をし、コンクールにも出て、という音楽漬けの日々を過ごしておりました。
楽器が誰よりも上手ければ音楽家になれると信じて疑わず、毎日毎日同じことを繰り返していました。

受験までは受験用の音楽を、合格したら好きな音楽をしようと頑張っていたのですが、入学してみたら自分の想像していた学生生活がそこにはありませんでした。
仕事では言われた通りに演奏をしなければいけないし、そこでいただく報酬だけでは生活できない。
音楽への熱意は冷めてしまい、1,2年生の夏休みはほとんど楽器ケースを開けることがありませんでした。
バイトをして車を乗り回すという趣味を見つけ楽しんでいたのですが、このままでいいのかなという不安は常にありました。

そんな時に僕の人生を変えたのが、自分のやりたい音楽で活動をしている、ある先輩の姿でした。自分で考えて音楽、活動をして好きなように生きる。先輩の生き様はほんとうにかっこよかった。自分でコンサートを企画してやりきる。そんなことができるということも知らなかったのです。
僕はすぐに仲間を集め、神奈川と山形での演奏ツアーを企画します。
無謀だと色々な方面から言われましたが、いざ蓋を開けてみると会場いっぱいのお客様に迎えていただきました。「これだ」と僕は音楽の道を再び志すことになります。

2018年は年間40回の自主公演を全て黒字化して、その活動とともに立ち上げたのが、この音大生コミュニティ”JAMCA”です。
こんなに楽しい自主企画を自分一人で行うのはもったない。音大生の力で音楽界を底上げしたい。仕事をもらうだけではなく、仕事は自分たちで作り出すもの。時代の変わり目と言われる今だからこそ、そのスキルがあるかないかで将来が本当に大きく変わっていくと思っています。今の僕たちの世代がやばいんです。だから人脈づくりとして音大生コミュニティを立ち上げました。

JAMCAは2018年の5月に発足しました。
最初は僕のサックスの友達にお願いして一緒にパーティを企画し、活動している音大生を集めてパーティ。次は音大生100人集めてBBQ。そしてハロウィンのガチ仮装クラシックコンサート。他にもリアルイベントやフリーペーパーの発行といった活動をしています。

初めはイベンターとしての知識も0。フリーペーパーの知識も0。ましてやコミュニティの運営の知識も0。人事も営業も財務も何も知らなかった。
そんな僕でも今ではたくさんの人に恵まれ、JAMCAが続いています。
右も左もわからないままただ想いがあるだけで踏み出した一歩のおかげで、今とても楽しい毎日です。

大きな夢を持っていない若者が多いと言われています。
でも、音楽には夢があります。どこまでも可能性があるのです。CDが売れないだの音大卒業生の就職率が悪いだの、そんなこと言い訳でしかありません。
楽器という一つのことを極める力を持っている音大生と夢を追いかけたい。
「やりたいことはあるのに仲間がいない」「何かしないといけないとは思っているけど何をしたらいいのかわからない」そんなあなたとともに未来をつくっていきたい。
夢の一つひとつに近づくための場所、それがJAMCAです。

音大生コミュニティ”JAMCA”代表 千野哲太

JAMCAはこれから”note”を使って、音大生のことや音楽界のことなど、音楽に関わる人が楽しめる記事をどんどん投稿していきます。しかもほとんど僕以外の記事で超楽しみ。今後チェック頼みます!

#音楽 #ビジネス #インタビュー #JAMCA #クラシック音楽 #JAZZ #学生団体 #音大 #音大生 #イベント #music #musiccollege #演奏家

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?