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缶コーヒーの美味しさを知った3ヶ月。

誰得な突然のカミングアウトなんですけど、私ってケチなんです。

おにぎりは110円の具材しか目に入ってない。

外食に行くと頼むのは家では食べれない、作りたくないもの基準。

コンビニでお水は買いたくない、コーヒーや紅茶はスティック常備当たり前!

といった感じなので、一本100円する缶コーヒーなんて全く買ってこなかったんです。

ところがどっこい。

缶コーヒーってただカフェイン摂取できる代物ではないことを知りました。

缶コーヒーって、いろんなものを温めるんですね・・・。


私は海外留学に行きたくて去年の11月に会社をやめ、

アルバイトでお金をためてから出発したいと考えていました。

すると直後から世界をコロナが襲ってきました。

こんな機会もないから、普段だとできないような仕事をたくさんチャレンジして

自分は何が好きでどう感じるのか、軸の確認期間にしようと思ったのです。

在宅ワーク、水商売、ライバー、カフェ店員、飼料出荷の工場勤務・・・

うん、我ながらまあまあ幅広くやってきてますね!!笑

そして今はまた別のお仕事をしてるのですが、直前までやっていた工場勤務。

この職場で私は缶コーヒーの意味を深く知ることができました。

工場といえばイメージとして、「男の人の手にはタバコと缶コーヒー」

ってありませんか??

私はすごくありましたし、実際働いてみてもイメージそのままでした。

休憩のたびに自販機で買い、そのまま喫煙室へ直行。

最初の頃は、「1日に3回休憩あるから、300円×24日=7200円・・・。

下手したら帰る時にも買ってるかも。じゃあ飲み物だけで月1万円!?!?」

というケチセンサーがビンビンに反応していました。

社員さん達は常にポケットに100円玉を常備しているのです。

私は働いていた職場は工場といってもトラックが頻繁に出入りするので

吹き抜けみたいになっていて、

夏はめちゃくちゃ暑いし冬はめちゃくちゃ寒いです。

私が入ったのはちょうど夏から冬へ変わる時期でした。

指先がキンキンになり、吐息が白くなり始めてきた時、

トラックの運転手さんや社員さんがよく100円玉をくれていました。

(みなさん優しい!涙)

そして飲む缶コーヒー。

し、ししし、染みるぅぅぅぅううううぅぅぅぅ!!!!!!!!

(今思えば人のお金だからか????いやいや)


美味しいのはもちろん、時にはカイロになり、時には優しさが身に染みる物になり・・・。

帰る前に1本買った缶コーヒーで手を温めつつ運転し、

良い温度になったら飲んで体を温める。

その時間は本当に至福の時間でした。

そうか、みんなカフェイン摂取のためだけではなく、

100円でこの時間も買ってたんだな、と実感しました。

毎日200円くらいくれる社員さんがいたり、

トラックに荷物積んでくれてありがとうって100円くれたり、

なんだかお給料よりも目に見える価値としてとてもコーヒーが美味しかったのです。

結果自分のお金で買った缶コーヒーは多分2、3本なんですけど、

この職場を選ばなければこの価値観は知らなかったなと思います。

未来の旦那さん、思う存分缶コーヒーは買えばいいぞ!!!!!!!!!!

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