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41歳から英語のやり直しを始めて心から良かったと思えること3選

41歳からダラダラと取り留めもなく英語に向き合ってきたわけですけど、多くの英語学習者と違い英検1級とりたいとかTOEICで高得点とりたいとか、あるいは留学したいとか移住したいとか、そんな大きな目標を持たずにやってきた身としては胸をはっていえるような成果など何1つ無いのですが、とりあえず英語が話せるようになって良かったなぁと思うことはいくつかあります。今日はその3つをお話します。

①友達が増えた

中年になってから友達が増えるっていうことはあまりないと思うのですが、英語が話せるようになったことでたくさんの友人・知人が増えました。まぁ、友人といってもけっこうな年齢差がありまして、頻繁に連絡をとっているのは私よりも1周りも2周りも年下の人ばかりです。

ボストンに住んでいる中国人の友人とは毎年プレゼントのやり取りをしていて、いつも彼からウィスキーをもらっています。ラガブーリンとかタリスカーとか良いウィスキーばかり送ってくれるので恐縮してばかりです。

私も私たち家族が作っているお米を送ったり、オーダーメイドのタオルなどを送ったりしています。彼はウィルス関係の研究所で働いているので、コロナ渦のときはいろいろ情報をもらいました。

石川刃物製作所にて石川氏、私、中国の友人と。

セブ島に住んでいる英語の先生たちとも定期的にやり取りしています。25歳~30歳前後の女性の先生達なので、普通に考えれば親子ほどの年齢差があるので何を話すんだ?と思われるでしょうけど、けっこう会話することはあります。

日本の女子と食事にいくときと違い、彼女らと食事にいくと逆にこっちがびっくりするくらい食いっぷりがいいです。あぁこの子たちは本当に食べるのが好きなんだなぁと感じます。だから必然的に彼女たちのレッスンのときに話題になるのも食べ物のことが多いです。

コロナ前にセブ島に行って当時の先生たちと食べ放題の店に行ったとき

おそらく、他の生徒さんはマジメにオンラインレッスンを受けているのだと思いますが、私は不真面目な生徒なもんで、レッスン中もいつも酒を飲んでいます。酒を飲みながら雑談をするのが好きっていうのもありますが、アルコールが入ると英語がクチからスラスラでてくるんですよね。飲みすぎて会話になってないときもたまにあって「飲み過ぎ」と諭されるときもあります。でも、私のレギュラー先生たちはとくに文句もいわず笑って会話を続けてくれます。

まぁその贖罪といってはなんですが、クリスマスとか誕生日とかにはちゃんと見返りをデリバリーしています。

クリスマスに唐揚げセット一式を贈呈


②困っている人を助けられたとき

去年、蔵王に登山に行ったとき、山頂付近で何やら困っている外国人グループがいました。私が休憩していたとなりの人と何やらアプリの翻訳をつかってやり取りしていたのですが、聞こえてくる会話を聞いているとどうも会話が成り立っていないようでした。

そこで、せっかく英語を習ってきたんだからと思いこちらから「なにかお困りですか?」と聞いたところ、山形方面に降りたいとのことでした。最初、欧米系の方とやり取りしていたのですが、どうも英語力が高くなく、むしろインド系の人のほうがペラペラ話すので、その方とやり取りを始めました。

すると、彼ら一行は東北大学の留学生で休みを利用して蔵王に来たようなのです。彼らの服装を見ると普段着だったので「うあぁ大丈夫かなこの人ら」思いました。

幸い、その日の蔵王のお釜付近は見晴らしも良いので、よほどのことがなければ引き返すことも可能でした。私は「こっちだ、こっちだ」と山形方面を案内しましたが、途中で蔵王のガイドさんと出会い、山形方面のロープウェイが止まっていることを教えてもらいました。30分くらい下山してきて戻らなければいけないので、申し訳ない気持ちだったのですが、彼らにその旨を説明して引き返すことにしました。

彼らはとにかく山に対しての認識が甘く、おそらく放っておいたらロープウェイも使わず山形方面に歩いて降りていったと思います。欧米系の人たちはウクライナの人たちだそうで、女性の1人はもう歩くのは嫌っていう顔でした。

あれであのまま山形方面に降りていったら完全に遭難したと思います。蔵王のガイドさんと2人で「とにかく危険なので止めたほうが良いです。素人は無理です」と伝えられたので事なきを得ました。

レストハウスに戻ってから再び彼らと会ったとき、彼らから「ありがとう」と言われたので多少の役にはたったかなと感じ、英語が話せてよかったなぁと感じた瞬間でした。


蔵王お釜付近

③フィリピンセブ島の子どもたちにプレゼントができたとき

英語を勉強しはじめる前までは貧困とか援助なんてことに全く興味がなかった私ですが、初めてフィリピンセブ島に渡航して以来、何度か子どもたちに衣類、食品、おもちゃ、通信機器などをプレゼントしています。

現地にいって子どもたちと話すと彼らはお菓子が大好きだと言います。とくにチョコレートが大好きで、これは持っていくと取り合いになります。「これ食べたい?」「これ欲しい」と聞くと恥ずかしそうな顔して答えてくれます。

場所にもよると思いますが、たい焼き作ったときとごま団子を作ったときは不人気でした。大量にあましてしまい処理するのに難儀した思い出があります。

服なども持っていくとたまに取り合いが発生します。とくにおさがりの女の子の服だと取り合いになるケースもしばしばです。ふだん着ている服はもうだいぶ着古していて気にしていなそうですが、やはり新しい服が貰えるということになると女の子だなぁと感じさせます。

下記、動画はたくさんの方から支援をいただき日本の古着50キロをセブ島に発送したときの動画です。

多くのウェブサイトやユーチューブを見ていると、そのほとんどが英検とかTOEICの話題が多いです。私も2度ほどTOEICを受けましたが、今後の私の英語人生においてなんの役にも立ちそうもないと思い、それ以来うけていません。

中高年の方が英検やTOEICで高得点をとり、昇進や昇給とかに結びつくのであれば、やったほうが良いと思いますが、残りの限られた人生の時間の中で本当に手に入れたいスキル、たとえば、英字新聞や洋書を読みたいとか、英語で洋画を見たいとか、海外旅行で苦労しないぐらいの英語力を手にいれたいという目標があるのであれば、そのやりたいことに時間を費やした方が絶対にあなたのプラスになります。

英検やTOEICの動画や書籍ってたくさんあるのでみんな影響受けすぎですよ。自分が英語で何をしたいのかブレない心がとっても大事です。

英語を勉強しはじめて何が楽しくなるかはそれぞれですが、なにか1つでも心からたのしーおもれーと思うことができると、継続して英語と付き合うことができるようになると思いますよ。

特に外国人と話す機会がほとんど無い田舎だと英語学習って心が折れやすいですから、なにか1つでも早く楽しみややりたいことの発掘は長い英語学習の道のりを楽しく歩んでいく1つの肝だと思います。

それでは良い1日を!

最後までお読み頂きありがとうございました。みなさんのスキやシェアがわたしの活動の励みになります。サポートいただける場合は、セブ島の貧しい家庭への支援の資金に活用させていただきます。どんな少額でも心より感謝申し上げます。