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海外ひとり旅 in モンゴル#1 マイナス30度の世界で年を越す。

香港ひとり旅から4ヶ月。
そしてカンボジア旅からは丸1年経ったこの日。

2017年12月31日~2018年1月3日。
私はモンゴルの首都ウランバートルにいました。

この年の年末をどこで過ごそうかと考えていた時、たまたまサイトで見かけた「モンゴル」と言う4文字。

もちろんモンゴルと言う国は知っているけど、あまり旅行に行った人の話を周りで聞かないし、何だか面白そう。と言うことでこの年はモンゴルで年越しをすることに決め、航空券を購入したのでありました。(行きは直行、帰りはトランジット2回で金額は6万近くだったと思う。)

調べたところによると冬のモンゴルはめちゃめちゃ極寒だそうで、基本的には-20℃、-30℃が当たり前の世界とのこと。

でもまぁ星もキレイそうだしそんな寒さを経験したことないし。と、あまり深くは考えず、とにかく出来る限りの防寒具を用意して私は成田空港へと向かったのでした。

年末の空港は場所によりけり、行き先によって混んでる所と空いてる所があります。(モンゴルは空いてる方)航空券のチェックインカウンターには、里帰りなのかモンゴル人のお相撲さんがいました。

そしてそんな里帰り力士の後に私も並んでチェックインをしようとしたわけなのですが、、。

いつも何かしらのトラブルやハプニングを起こす私。もちろんこの日もスムーズに行くはずがありません。(実は空港行きのバスも乗り遅れました。)

チェックインをするためカウンターで手続きをしていると、なんとここで私のパスポートの有効期限があと1ヶ月で切れることが発覚!!

※ 基本的にはモンゴルは入国するのに6ヶ月以上の余裕がないといけません。


「え、私の年末は?モンゴル年越しは!?航空券も買っちゃったのに、、!」と、涙目でハラハラしてたらカウンターにいた航空会社のお姉さん達が上の偉い方と相談をして話をつけてくれたり、私がモンゴルに行けるようにと、色々と働きかけてくれたおかげでどうにか出発時間ギリギリのギリの寸前で飛行機に搭乗できることに……!

マジで時間がなかったのでゲートまでは荷物を背負って猛ダッシュ。真冬なのにひとりだけ汗だくの状態でどうにか日本を出国!(その節は本当にお世話になりました。)

↑機内のモニター。このキリル文字はモンゴル語なのかな、、?

キリル文字ってロシアだけのものだと勝手に思ってたけど実はモンゴルもキリル文字だと言うことを、この旅ではじめて知りました。

機内食!

パカーン!肉肉しい肉!

そして飛行機に乗ること5時間弱……!


モンゴル到着!!

現地に着い頃には、外がすっかり真っ暗になっていて2017年12月31日が終わるまで4時間を切っていました。

↑チンギスハーン空港。(名前かっこいい!)

さぁいよいよモンゴルの地へと降り立ちます。

空港の外に出てみて、まずビックリしたこと。
それは……覚悟はしてたけど、やっぱり "寒い" と言う事実。もう本当に一瞬にして目が冴える寒さ。


さっっむーーー!!!

と、無意識にこの言葉を連呼し、もはや寒すぎてヘラヘラしてしまうレベル。

呼吸をすると冷たい空気が肺を充たし、肺が痛い。

そしてあまりの寒さでいつの間にか鼻の中での鼻毛が凍っていて、「そういえば私にだって鼻毛が生えているんだ。」と、この時に改めて鼻毛の存在を思い知らされたのでした。(モンゴルに着いてすぐの感想がまさか鼻毛になるとは思ってもみなかった。)

まぁとにかく!髪の毛、まつ毛、鼻毛、街を流れる川も含めて全てが凍る世界がそこにはありました。

↑空港の外で撮った写真。キラキラしてるのは雪。あまり記憶にないけど、この時すでに車の中の温度計はマイナスを指していたと思う。

ゲストハウスの人に空港へのお迎えを依頼していたので合流して宿泊先へと連れていってもらいました。

↑ゲストハウスに到着!今年はここで年を越します。

キッチンではゲストハウスの管理人(日本語が上手なモンゴル人)のお姉さんが数人の宿泊客と年越しパーティをしていて、私もそこに混ぜてもらいました。

↑宿に着いてすぐの参加だったため何が何だか訳もわからないまま料理をいただきました。

この宿には、たまたま日本人の旅行者が2人いたのでみんなで一緒に夜の街に繰り出すことに。

↑とにかく街は凍っていて歩いていると滑る滑る。

何も考えずいつも通りの履きなれた靴で来てしまったため、もっとちゃんとしたスノーブーツを調達しておくべきだったと反省。

↑川もカチコチに凍る寒さ。。

宿から近い場所にある "スフバートル広場" にてどうやら年越しパーティが行われるとの情報を得たので私達はそのまま広場へと向かいました。

広場に着くと、急に激しい明かりが……!

さっきまで街には全然人がいなかったのに、広場にはすでにたくさんの人が集まっていて新年を今か今かと待ち構えていました。

ライトアップされたツリーもあったり、広場の中心ではライブなんかも行われていました。

そしていよいよ年越しの時……!

3、2、1、、!
HAPPY NEW YEAR~!!

モンゴルの人達によるカウントダウンと共に上空にはたくさんの花火が上がり、真っ暗だった空が一気に明るくなりました。

↑ちゃんと調べてこなかったけど、運良くカウントダウンパーティに参加できて良かった。


本当はここでゆっくりパーティを楽しんで現地の人と盛り上がりたかったんだけど殺人的な寒さに耐えられず、その場に30分くらい滞在したところでおとなしく宿へと戻りました。

ポケットに入れていた携帯やカメラもあまりの寒さでバッテリーがおかしくなるのか、満タンにしていた充電が一気になくなっていたり勝手に起動しなくなったり。。

写真を撮るために一瞬だけ手袋を脱いだりしたけど出した手はすぐにポケットに入れないとすぐに指が動かなくなります。とにかく寒さが刺さります

まさに "極寒"

これがマイナスの世界なのか……!と、モンゴル初日は寒さの洗礼を受けまくった1日となりました。

とにもかくにもこうして私は2017年から2018年へ。今年も無事に?新年を迎えられたのでした。

↑出している顔もめちゃめちゃ痛い。もちろん鼻毛は凍ったまま。自分の吐く息でまつ毛も凍ってます。

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