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舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』初演初日観劇。中村仲蔵なのか藤原竜也なのか



東京が大雪に翻弄された翌日、無事にそして熱く初日の幕が上がって下りました

あれこれもろもろ大満足の圧巻の初日だったので、盛大にネタバレをするため、一部有料記事にさせていただきます。

■ 舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」
2024年2月6日(火)~25日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)



■キャスト
中村仲蔵: #藤原竜也
初代市川八百蔵 / 酒井新左衛門: #市原隼人
中村伝蔵: #浅香航大

志賀山お俊: #尾上紫
中村伝九郎:廣田高志
七代目中村勘三郎 / 中村任三郎: #植本純米
瀬川錦次:古河耕史
蕎麦屋の万蔵ほか: #斉藤莉生
金井三笑: #今井朋彦

コン太夫: #池田成志
市川團十郎: #高嶋政宏

原川浩明、木津誠之、稲葉俊一、丸川敬之、永澤洋、草なぎ智文
パーカッション:萱谷亮一、奥田真広
脚本: #源孝志
演出: #蓬莱竜太


公演パンフレット。背表紙がおしゃれです


開演時間直前に現れるのは・・・・

緞帳は無く舞台が客席から見えていますが、何もセットは無い状態です。客席下手には立派な花道が客席中通路まで延び、舞台上上手にはパーカッションのセットが置いてあります。和太鼓のパーカッションです。
開演アナウンスが流れた直後、黒子さんが客席最前列前に客席階段(3段)を持ってきて設置。これで花道側だけでは無く上手側も役者が客席通路を通ることが分かりました。
最前列前と舞台との距離が1mも無い状態でとても近いので、開演時間直前に設置するのですねー。

舞台上には尾上紫さん、花道から藤原竜也さん(中村仲蔵)が

舞台上では尾上紫さんが一人スポットライトを浴びて中央で踊っていますが、その時に客席後方から拍手が・・・・花道から中村仲蔵が登場です。
※ちなみに花道は本当に多用されるので、花道側の観客はとてもお得です!

舞台美術もどの席から見ても見やすいように効果的に組まれている

ブリリアホールは3階席まである大劇場です。この作品は舞台床が少し低めに設定されているので、客席最前列は見上げる形にはなるものの首が痛くなるようなことは無いのですが、少し後ろに下がると床の上ばかりで芝居をされたら前被りになって見づらいかもしれません。
動画を見て頂くと分かるのですが、舞台美術が小さい木枠のショーケースがたくさん並んでいるような形で高く組まれていてそれぞれの木枠の中は役者の楽屋だったりします。舞台の上で芝居をしているメインキャストが居ても、木枠のショーケースの中で他の役者たちが活き活きと動いている・・・・そんな舞台美術なので、舞台全体が常に生きて動いているかのようです。
(※その昔IHIステージアラウンドでBW版のウェストサイドストーリーを観劇した時の舞台美術を思い出しました。アレにそっくりでした。)


公演グッズは通販でも買えます

※この下から有料記事です。(ネタバレを避けたい方はお読みにならないでくださいませ)


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