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ユルい方が上手くいく。高円寺フェスの魅力

どうも脱サラのヤンです。

脱サラしてますます音楽での活動も貴重な収入源です。出演依頼、レッスンなど受付中です。

さて、1週間以上経ってしまいましたが、10/27に高円寺フェス開催時に催される高円寺ミュージックストリートのことを書こうと思います。

このイベント、中通り商店街のそこかしこでイカした音楽、パフォーマンスが生で楽しめる素晴らしいコンセプトなんです。私ヤンもNAGA君と中林創造君にサポートをお願いして3ピースで出演致しました。

普段は弾き語りをメインでやっているのですが、このイベントを主催しているBさんから「ヤンちゃん、バンドで出ない?」と昨年出演の際にオファいただいてました。ありがたいことですね。。。

バリバリ営業中の餃子の王将前、人が行き交う交差点で、大音量でエレキギターを掻き鳴らす。

当日は15時から餃子の王将前(バリバリ営業時間中)で大音量で思いっきりやらせていただきました。十字路なのでスタッフさんが道を確保しつつ、スムーズに進行できました。私も新しい相棒であるチャー坊(Char Mustang:以下の写真)を張り切って弾きました。下手でしたが、楽しかったです。これも安定したバックを務めてくれたNAGA君と、創造君、テキパキと仕切ってくださったスタッフさん、そしてノリの良いお客様のおかげです。本当にありがとうございます。

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かつてストリートライブで怖いおじ様に所場代払え、誰に断ってやってるんだ、と凄まれたり、おば様にも迷惑そうなお目目で一瞥され続けた経験もあるので、始める前は、若干の不安はありました。こんなところで大音量でやっても大丈夫なのか、、、と。

しかし始まってみると多くの方が笑顔で聴いていただき、一緒に歌っていただくことができました。そして演奏後は、投げ銭やCDの物販もできるんですが、なんと、あれよあれよと行列ができ、持参したCDは完売、投げ銭もいただくことができ、サポートメンバーにもお礼をすることができました。

物販&投げ銭OKのストリートライブは超レアケース。

ここで一つ、高円寺フェスのミュージックストリートに関しては、投げ銭やCDなどの物販ができる、さらには交通費等も支給してもらえる、ということがものすごく演者にとってはありがたいことです。というか他のフェスでのストリートライブでこんな好条件は滅多にありません。(Bさんの優れた交渉術のおかげでしょうか…?)

行政やその地域が絡んでいる野外ライブは基本的に投げ銭やCDの販売を禁止しているところが多い印象です。交通費も基本的には自分たち負担、運営費用補填のために登録費をカンパする必要があるものもあります。私の場合、サポートメンバーはボランティアではなく必ずギャラをお支払いするので、もちろん運営制作にはお金が発生しているのは理解しつつも、そこの負担がアーティスト側に行かない今回のようなイベントは本当にありがたいです。アーティスト側もハッピーになり、何も気にせずいい演奏ができ、結果来ていただいた方々にもハッピーになっていただける取り組みなのではと勝手に思っています。

また、高円寺の場合、飲み屋さんも多いので商店街をほろ酔いでライブ音楽をはしごすることができます。今の時代、ややもすると、こうしたユルさを許さない雰囲気にあると思っています。騒音問題や、通行妨害など住んでいる人からするとやめてほしい、と思っている人ももしかするといるでしょうし、Bさんはじめスタッフの人たちの苦労によってなんとか回っているというところもあるのだろうということは想像に難くありません。

ですが、ほろ酔いのゆる〜いハッピーな空気感がそこには確かにありました。そして最近切に思うのです。

ー 今の日本にはユルさが必要だ。

ルール違反だから、気にくわないから、これまでの慣例と違うから、周りの目があるから、そんな理由で色々なことが角ばった入れ物にぎゅうぎゅうと無理に詰め込まれて、それこそ尖ったこともユルいことも許されないような雰囲気が漂っているように感じます。もちろん、何をやっても許されるというのは違うと思いますが、ピリつきすぎるのはそれこそ損しかないように思います。

ユルさ受容する、そんな雰囲気が高円寺には漂っています。
この街が愛される理由の一つにはこう言ったこともあるな…と勝手に分析しています。

なので、またライブしに、遊びに行きたいな〜と思っておりますのでみなさまよろしくお願いいたします。

最後に高円寺のゆるキャラ、サイケデリーさんをご覧ください。

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