これは自分が東京に住んでいたときに名古屋に帰省した話を書いています。

　今回は３章構成になってます。１章は２０１３年、２、３章は２０１４年のものですね。

　それでは本編スタートです！

　この日は休みを貰い地元の名古屋まで遊びに来ていた。時計を見ると時間は正午で、夕方から友人と飲みに行く約束があったものの、昼は特にすることも無い。何をしようか悩んでいると、財布の中に雀荘の一日半額券があった。

（よし、ここは夕方からの飲みの資金を稼ぐか！）

　と意気込み雀荘へ。ずっと打つのは疲れるので２万勝つか、２万負けるかのどちらかで卓から抜けようと決めて雀荘のドアを開けた。ちょうど始まったばかりの卓があり、すぐに卓に着く。

　開局開始してから最初の７回ほどはトップラスどちらも無く、２着３着の応酬で５０００円ほどの沈み。なかなか手が入らない状態だったが、８回戦目の東１局ではハネ万の出アガリ、続く東２局でこんな手牌。

※東２局南家、７巡目、ドラ二萬
　まずまずの手牌。しかし、ここで前局自分にハネ万を放銃した下家からリーチがかかる。自分が一発で引いた牌は無筋の⑤筒。⑨筒は現物で押すか、引くかの選択。