私の体験談 ep.1

私は今日痴漢に遭いました。

昼下がりの冬の青空。なんて気持ちいいお天気。
今日は12月22日!もうすぐクリスマスだ!

私は娘を連れてクリスマスプレゼントを買いに天王寺に行くことにした。
いつもの見慣れた近鉄南大阪線の電車が布忍駅のホームに着き、私達親子はウキウキしながら列車に乗り込んだ。

車内はガラガラで、私達が乗った車両には10名程しか乗っておらず、好きな場所に座る事が出来た。
イスの端に座るのが好きな娘は列車の中央の席の1番端に座った。
そしてその隣に私は腰掛けた。

冬の晴れの日は空が澄んでいて本当に気持ちがいい。
列車の窓から差し込んでいる太陽の光も暖かくキラキラと輝いていた。
娘は鞄からイヤホンを取り出し、大好きなマライアキャリーの曲を聴いていた。
私は年の瀬を迫って来ているので、何かやり残した事はないかと
大掃除リストを考え、ノートにメモを取っていた。

私達が列車に乗って2〜3駅過ぎた頃、娘がイヤホンを耳から外し、
「何食べに行く〜?
 今、アフタヌーンティーでこんな美味しそうなパフェやってるねん。」
とスマホで写真を見せくれた。
クリスマスにピッタリのいかにもインスタ映えしそうなパフェだった。
「いいやんか〜!」
テンションはみるみる上がった。
楽しい買い物と美味しそうなパフェでお茶をする時間を想像すると期待に胸が膨らみ、列車の到着が待ち遠しく感じられた。

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