見出し画像

設立記念イベントから見えてきたJDDらしいカルチャー

はじめまして、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)の戦略子会社であるJapan Digital Design(以下JDD)でCorporate Culture室に所属する北村です。

JDDは、2017年10月にMUFGの内部組織からスピンオフし、2023年10月で設立6周年を迎えました。
今回は、社内で行った6周年記念イベントを通じた、JDDらしいカルチャーやメンバーの取り組みをお伝えしたいと思います。


物理的な距離を超え、フラットに社内交流するために

JDDではオフィス出社かリモートワークの選択自由度が高く、2020年から出社の有無に縛られないオンラインイベントが盛んに行われてきました。
一方、環境の変化によって2023年以降はオフラインの交流も求める声が増えてきたこともあり、改めてオフラインでのイベントも徐々に増加しています。
社内交流イベントには、これらオン・オフを組み合わせたスタイルのものも存在するものの、オンとオフの参加メンバー間での温度感や、物理的にオフライン参加のハードルが高いメンバーもいる等、オン・オフの組み合わせの課題も発見してきました。

こうした状況下で、今回6周年イベントを開催するにあたり、全員がフラットに社内交流ができるように、完全オンライン開催とすることに決めました。

文化づくりを担うチームでの推進

運営は、JDDのカルチャー醸成やコミュニケーション活性化をミッションとする組織であるCorporate Culture室(CC室)が担いました。
JDDには様々なプロフェッショナルが在籍し、プロパー社員・MUFGからの出向者・外部金融機関からの出向者・派遣社員、JDDを副業とするメンバーで構成されています。この多様性の価値を最大化することを目的として設立されたのがCC室です。
CC室は、全社横断でのカルチャー醸成のために、主務で進めるメンバーと、データサイエンティスト・デザイナー・エンジニア等の各部門からの兼務者が集まるチームで、多岐にわたる専門性・バックグラウンドが集うチームとしての特性を活かす体制となっています。

JDDの従業員情報


イベントコンテンツについて

0.ベースとなるイベントコンセプト

コロナ禍以降の周年イベントはオンライン会議システムを用いた開催としてきたため、一体感や盛り上げの観点から、イベント専用の背景・投影スライドをデザイナーメンバーが中心となり作成しています。今回は6周年ということで"6”にかけて”Rock”をコンセプトとし、デザイナーがデザイン技術を駆使するのみならず、AIを用いた画像生成ツールを試行も兼ねて仕上げていきました。

1.イベントコンテンツで大事にしたこと

イベントでの各コンテンツを準備するにあたって、外せないポイントとして以下3点を定めました。

①メンバーそれぞれがJDDについて理解を深める
②オンライン参加の良さを最大限に活かし、チームビルディングに繋げる
③先端技術に触れる

① メンバーそれぞれがJDDについて理解を深める

冒頭のコンテンツは、会社設立を祝う節目のタイミングだからこそ、組織としての歩みに焦点を当て、CEOである浜根より2023年度のJDDを振り返り理解を深める場としました。

4月より22名増員したことを踏まえ、新メンバーの顔・名前・所属を改めて紹介しました。また、大きな出来事として6月の代表取締役の交代、7月のお客さま向けサービス(BtoC)開発領域でのサービスリリース等についても振り返りました。

② オンライン企画の良さを最大限に活かし、チームビルディングに繋げる

JDDではリモート環境が整備されているため、首都圏以外の遠隔地からフルリモートワークをしているメンバーがいます。
周年イベントでは、全参加者に対して事前に軽食を届けることとしており、今回は遠隔地メンバーの協力のもと、彼らが実際にリモートワークをする北海道・名古屋・鹿児島の3か所のご当地グルメを選択できるようにしました。

3か所のご当地グルメ

そのうえで、イベントコンテンツはオンラインベースでメンバー間にて新たな交流が生まれることを目指し、Teamsのブレイクアウトルーム機能を使い、参加者をシャッフルして5人1組のチームでゲームに取り組む形式としました。
チーム分け後には、自己紹介とチーム名の検討時間を設け、アイスブレイク的にカジュアルなコミュニケーションが取れるようにしました。

③ 先端技術に触れる

JDDはデザイン、データ、エンジニアリングの3技術でMUFGのDXを牽引・伴走する組織であり、“常に学び早く実践する”の行動指針にも照らし、ゲームでは、先端技術に触れられることを重要視して、以下2つのオリジナルゲームを考案しました。

(1)ChatGPTを活用したゲーム
(2)音声生成AIを活用したクイズ

(1)ChatGPTを活用したゲーム

1つ目のゲームは、ChatGPTを活用し、特定のお題に対してGPT-3.5がうまく回答できるように、各チームでプロンプトエンジニアリングを行い、集計した回答を上位モデルであるGPT-4が採点する内容としました。

当初企画段階より、ChatGPTを活用することは運営メンバー内の総意であったものの、これをゲームとして利用するにあたっては一筋縄ではいかず、特にメンバー間での技術リテラシーの違いや、採点の公平性をどう担保するかという点は何度もディスカッションを重ねました。企画をより良くするためのアイディアや切り口が複数出せたのは、チームの多様性に支えられ、そうしたメンバーがフラットに意見交換できたことが大きかったと感じています。

(2)音声生成AIを活用したクイズ

2つ目のゲームでは、話し手の音声をデータとしてAIに学習させ、機械的に音声を作り出す「音声生成AI(VALL-E)」を活用したものにしました。
10秒程度の短い音声をもとに、声真似を行うAIに音声を生成させ、AIによる音声と実声を見分けるクイズを出題する形式です。

こちらのゲームはアイディア出しもさることながら、運営側ではイベント当日までAIによる生成データのクオリティにこだわり、複数名でデータのブラッシュアップを行う等、メンバー達のプロフェッショナルさを垣間見た気がします。

最後に

こうして参加者・運営メンバー・開催にあたり協力いただいたメンバー皆の力で、JDDらしさの詰まった6周年イベントを無事に開催することができました。改めて協力いただいたメンバーには大変感謝しています。
イベント中や終了後も、参加者から多くのコメント等の反響をいただき、JDDらしいコミュニケーションを通じて、会社単位でのチームビルディングができた良い機会となったように感じます。

このイベントの成功要因は以下だと感じており、まさにJDDが行動指針として掲げるValueに通ずるものでした。

  • JDDらしさとして先端技術にこだわったこと(常に学び早く実践する)

  • 異なる視点を持つ相手に対しても、オープンでフェアな議論を行い、合意形成や連携ができたこと(オープンマインドである)

  • 仕事を楽しみ、一つのゴールに向け、一人ひとりが当事者意識を持ち、自発的な周りへの働きかけができたこと(プロフェッショナルである)

JDD Value(メンバーの行動指針)

今回ご紹介した設立6周年の記念イベントを通じて、JDDらしいカルチャーやメンバーの取り組みが伝われば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


お知らせ

Japan Digital Designでは一緒に働く仲間を募集中です。
この記事を通じてJDDで働くことにご興味をお持ちいただけた方は、以下の採用ページをぜひご覧ください。



この記事に関するお問い合わせはこちらへお願いします。

Corporate Culture Office