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FEATURE STORY 2014

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恵良誠氏が語る、JAPAN 2014

恵良誠氏が語る、JAPAN 2014

2014シーズンが終了し、若手実力派プレイヤー、野毛駿平プロが年間ランキング1位を獲得したプロツアーJAPAN。結果的に年間ランキング2位となった鈴木猛大プロとの差は、わずか23ポイントだった。シーズン最終盤にいたるまで、シーズンチャンピオンの座を巡る白熱した戦いが繰り広げられた1年となった。

思えば今シーズン、STAGE 1千葉にて初の優勝を手にしたのは、野毛駿平プロだった。続いてSTAGE

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鈴木猛大

鈴木猛大

THE WORLD 2012 GRAND FINAL世界王者、そして2013 JAPANシーズンチャンピオン……。ここ数年のダーツシーンでひときわ輝いている男、それが鈴木猛大プロである。2014 JAPANでは、わずかなポイント差で野毛俊平プロに敗れたものの年間ランキング2位。その実力が現在、いや歴代の日本十指に入ることに、異論を唱えるものはいないはずだ。

重圧のなかで生まれた名言順風満帆に見え

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勝見翔

勝見翔

岐阜県でダーツバーを経営しながら、JAPANツアーにも参戦している勝見翔プロ。JAPAN 2012 の年間ランキングは1位。2013シーズンは優勝を2回経験したものの7位に。そして2014シーズンでは5位と上位をキープしている。

いつのまにかダーツ歴は11年を数え、地元のプロを中心に人望も厚い。柔和な笑顔の裏で闘志を燃やす勝見プロに、普段のプレーの様子やもうすぐ開催されるSUPER DARTSへ

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粕谷晋

粕谷晋

18歳の時に初めてダーツと出会った粕谷晋プロは、2012年にプロ転向と同時にJAPANに参戦。5戦目で初優勝を飾るなど年間ランキング5位の活躍を見せ一躍脚光を浴びた。今期は優勝2回を記録し年間ランキング3位の好成績。名だたるプロでも3年連続年間ランキングの上位に入賞する選手はそう多くはない。さらにはSUPER DARTS 2015への出場権も獲得し、波に乗っている選手の一人だ。

そんな粕谷プロは

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東田臣

東田臣

JAPAN参戦後、着実に結果を残し続けている東田プロ。2013年度には決勝トーナメント初出場を飾るとその勢いのまま鈴木猛大選手と白熱の決勝戦を演じて初優勝を飾るなどの活躍を見せ年間ランキング42位に。この大きな経験をきっかけに安定感と強さを増して、2014年度は中盤からは好調をキープ。STAGE 16を終え年間ランキング11位とベスト10を伺狙える位置にまで駆け上ってきた。

プレイで見せる強い眼

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井上未来

井上未来

2010年にプロとしてのキャリアをスタートさせ、2014年度にJAPAN LADIESへ参戦。最近ではLADIES8に2度入賞するなど着実にステップを踏んでいる。

チャーミングな笑顔と初音ミクがモチーフのユニフォームが印象的な井上プロは、京都生まれ東京育ちの24歳。高校時代までの11年間はフィギュアスケートの選手として世界選手権に出場するほどの活躍を見せ、高校卒業後はアニメ、バンド、コスプレと一

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宇佐美慶

宇佐美慶

安定した強さで常にポイントランキングのトップ10内をキープする宇佐美慶プロ。好不調の波を表情に出すようなことはあまりなく、常に自分のペースを冷静キープ。ハートの強さを感じさせる選手だ。

宇佐美プロは、どんな気持ちでダーツに向き合っているのだろうか。その強さの秘密を知るべく、ダーツをはじめたきっかけから話を訊いた。

勝負ごとだからダーツはおもしろい「大学を辞めさせてほしい」。宇佐美プロはそう言

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川上真奈

川上真奈

JAPAN LADIES発足当初の2012年からツアーに参戦している川上真奈プロ。優勝こそ逃しているものの、着実にポイントを重ね、2012年度、年間ポイントランキング7位。更に2013年度、年間ポイントランキング6位に輝いている。

確かな実力で活躍する川上プロは、大阪府出身の若干23歳。今年、プロとして3年目を迎えて、ダーツにも貫禄が出はじめた。川上プロはいったいどのような経緯でダーツをはじめた

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井上晋太郎

井上晋太郎

2013年にプロとなり、JAPANに参戦した井上晋太郎プロ。2013年度は、全大会に出場したが最高位はJAPAN16が1回どまり。JAPANのベテラン勢にとって、それほど驚異的な存在ではなかったのではなかったかもしれない。

2014年度に入ってからも17位~64位タイあたりの成績がしばらく続く。しかし、突然、井上プロに変化が起きた。STAGE 7で準優勝すると、STAGE 8、STAGE 9では

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佐々木沙綾香

佐々木沙綾香

始めてダーツを握ったのは約6年前のこと。周りにすすめられプロ資格を取得。プロツアーには、JAPAN 2013のSTAGE4から参戦している。同年STAGE17で、早くもJAPAN LADIES優勝を経験。佐々木沙綾香プロが、今注目の若手プロのひとりだということは疑いようもない。

キュートなルックスと親しみやすいキャラクター、そして何よりもその強さで周りを魅了する佐々木プロの素顔とは。笑顔に見え隠

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JAPAN 2014 前半戦を振り返る

JAPAN 2014 前半戦を振り返る

JAPAN2014ツアーは早くも折り返しの時期を迎えた。JAPAN・JAPAN LADIESともに開幕から順調にその日程を消化してきている中で、年間ランキングのポイント争いはどうなっているだろうか?前半戦を振り返ってみた。

今、JAPANで最も勢いのある2人の選手昨シーズン年間ランキング193位だった野毛駿平プロ(写真左)が、今シーズンの開幕戦で優勝をすると予想したダーツファンがどれだけいただろ

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谷田孝夫

谷田孝夫

JAPAN 2014のSTAGE10兵庫大会と同時開催されるDMC CLASSIC 2014。ポール・リム選手を始めとするDMCプレイヤーはもちろん、多くのダーツプレイヤーが参加するトーナメント大会だ。

その由緒ある大会が始まった2003年の初代王者は、JAPANでも活躍する谷田孝夫プロだ。今年でダーツ歴42年を迎える彼に、日本のダーツ界の移り変わりについて、そしてDMC CLASSICという大

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鈴木未来

鈴木未来

今シーズンのSTAGE 4 愛知大会で優勝をしてから、快進撃を続けているJAPAN LADIESプロがいる。昨シーズンからJAPAN LADIESに参戦している鈴木未来(みくる)プロだ。

ツアー日程の半分を終えた時点で、9戦5勝という圧倒的な勝率。彼女の強さの秘訣はどこにあるのだろうか? また、JAPANLADIESで4度、決勝戦の相手となった佐々木紗綾香プロとの戦いについても話を訊いた。

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野毛駿平

野毛駿平

数年前「ヤンチャだけどダーツの上手い奴がいる」と、注目を集めた若きプレイヤーがいる。現在23歳の野毛駿平プロだ。15歳でダーツを始め、ソフトダーツU-19トーナメントなど、ユースの大会で優勝し、華々しいダーツ人生をスタートさせた。同年代で彼に敵うものはいなかった。

2012年からはJAPANに参戦。今シーズンは、すでに2度の優勝を経験している。横須賀に生まれ、地元のダーツ仲間たちと共に歩んだ少年

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