川上真奈

JAPAN LADIES発足当初の2012年からツアーに参戦している川上真奈プロ。優勝こそ逃しているものの、着実にポイントを重ね、2012年度、年間ポイントランキング7位。更に2013年度、年間ポイントランキング6位に輝いている。

確かな実力で活躍する川上プロは、大阪府出身の若干23歳。今年、プロとして3年目を迎えて、ダーツにも貫禄が出はじめた。川上プロはいったいどのような経緯でダーツをはじめたのだろうか。そして、どのような選手を目指しているのだろうか。川上プロに話を訊いた。

レーティングが上がったら、デートしよう!

川上プロがダーツをはじめたのは仲間内での気軽な遊びからだった。当時、飲食店でアルバイトをしていた川上プロは、アルバイト仲間と「LAZE+」に遊びにいき、そこでダーツに出会った。

「LAZE+はいま、私がスタッフとして働いている店です。ダーツだけじゃなくて、ゲームもできるし、大きなソファやテレビもあって。“お金持ちの友だちの家”みたいなコンセプトの店ですね」

実は川上プロがダーツにはまったのは、“ダーツが楽しいから”というシンプルなものではない。むしろちょっと女の子らしい理由からだ。つまり、そのLAZE+のオーナーが素敵な人で、そちらに夢中になったというわけだ。

「かっこいいというより、大人っぽい雰囲気に魅力を感じたというか……(照)。それで、私としてはなんとかしてそのオーナーとデートしたいと思いまして。デートを申し込んだんですね。そうしたら『じゃあ、レーティングが上がったらね』と言われたんです」

恋するパワーは偉大だ。川上プロは自動的に練習に熱が入り、腕前もメキメキと上達していった。川上プロは、LAZE+にスタッフとして入ることになり、いまもスタッフを続けている。店のオーナーは別の人になってしまった。でも、川上プロはダーツをやめてはいない。

「上達するにつれて、まわりの人から、『プロを目指せば?』なんて言われる機会も増えました。それで、あるとき、思ったんです。私が人より優れていることはなんだろうって。そしたらダーツしかないことに気がついたんです。だったら、とことんやるしかないかなって」 

優勝すれば、きっと、なにかが変わる 

JAPAN LADIES、2012年度は年間ポイントランキング7位、2013年度は6位につけた。川上プロは、この成績についてどのような感想を抱いているのだろうか。

「実は自分のなかでは満足できている部分があります。微妙なところにいるなとは思うのですが、2012年はプロとしての初年度でその順位、2013年はフル参戦してくる選手がぐっと増えたなかでひとつ順位を上げることができたわけですから」

ただ、気になっていることもある。それは、“一度も優勝経験がないこと”だ。プロのダーツプレイヤーとしていろいろなダーツの大会に招待されるという川上プロ。でも、そんなときにふと頭をよぎる。“優勝もしたことがない私が行ってもいいのかな…?”。優勝経験がないことで、川上プロは、自分に対して自信が持てないことがあるという。

「だから、優勝したいです。2012年、2013年を経て今年、その思いはもっと強くなってきています。そして、優勝できるのではないかという確信もなぜか湧き上がるようになってきています」

STAGE 7 以降、コンスタントにポイントを稼いでいる川上プロ。確かに、好調の波に乗っているように見える

「先日参加した一般の大会では優勝させていただきまして。そのときに、いいリズムが見えたんです。リラックスして、楽しみながら、スパーン、スパーンとテンポよく投げる。そうするとブルによく入ります。ゼロワンで勝てるようになってきてから、調子はすごくいいですよ」 

倒せない相手なんていないと思っています 

今年の目標は年間ポイントランキング3位以内。これまで、7位、6位と順番に上げたけれど、今年は大きな躍進を心に決めているということだ。

「今年は鈴木未来プロと佐々木沙綾香プロがとにかく強いです。でも、私は鈴木プロにも佐々木プロにも負けているとは決して思っていなくて。だから、『鈴木プロに負けた』と周囲の人に話したときに、『しょうがないよね』という雰囲気を出されることに納得いきません」

鈴木プロも佐々木プロも決して倒せない相手じゃないと、川上プロは熱を込めて話す。流れがくれば勝てる。そして、一度優勝すれば、さらに勢いがつく。そのときが来るまで、いまはじっと耐えているだけだ。練習は、店での勤務中にお客さんと打って数をこなす。さらに、店が終わってからも練習が止まらない。

「私はゼロワンの上がり目が弱いので、501をひたすらやって、上がりに自信をつけています。それと、とても大切にしているのが金曜日の練習です。金曜日は近所のダーツショップに松本康寿プロがインストラクターとして教えに来るんです。水野剛プロもいらっしゃるので、一緒に練習させてもらっています」

ダーツへのモチベーションは、プロとしての月日を重ねるたびに深くなっていく。疲れがたまってきたときは大好きなショッピングでストレスを発散。最近買ったお気に入りのアイテムは自撮りができるデジタルカメラなのだそう。仲間と集まって、みんなで自撮り。いかに小顔に写るかにチャレンジしているのだそうだ。

「JAPAN LADIESの試合会場に行くと、以前よりも顔見知りが増えてきました。会場に行かないと会えないような人もいるから、試合は楽しみですね。JAPAN LADIESは、選手がみんな気持ちがいい人たちだから好きなんです。勝っても負けてもすがすがしい付き合いができるんですよね」

あどけない笑顔を見せる川上プロ。そんな女の子っぽさのなかに、プロの厳しい一面が見え隠れするのがユニークだ。優勝して、一皮むけた川上プロの活躍を早く見てみたい。

-Profile-
川上真奈(大阪府)
2014年間ランキング:7位(STAGE 13 終了時点)
スポンサー:COSMO DARTS / Fit Flight /SOLAE

JAPAN STAGE 14 熊本
12月7日(日)13:30よりLIVE中継スタート
http://dartslive.tv/

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FEATURE STORY 2014

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