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違和感の正体は認識のズレ?STARTO社は何の受け皿なのか

「スマイルアップとは関係ない、別の会社」と福田社長が言うSTARTO ENTERTAINMENT社。
にも関わらず、スマイルアップが運営管理するFCサイトで、FC会員向けにSE社主催(と思われる)のライブイベントのチケットを販売。

筋が通らない。

少なくない数のファン、それ以外の方からも「言ってる事とやってる事が違い過ぎてる、SEはスマイルアップとは無関係の別会社のはずなんだよね?」「個人情報の取り扱いとかFC事業がどうなるのかとか、ちゃんと説明して」という声が上がってますが、返ってきた反応が、ヤングコミュニケーションという会社からの「平日開催とチケットが高くなった理由をご説明しま〜す!」という見当違いのもの。
ちなみに、ヤングコミュニケーションというのは、スマイルアップ傘下の会社で、イベントの主催、興行などを担う会社らしいです。

ん?どゆこと?
SE社は「スマイルアップとは関係ない別の会社」なんですよね?
スマイルアップ傘下の会社が、SEのイベントを仕切るんですか?
当然業務委託契約交わしてますよね?
契約交わしてるなら興行を仕切る事自体は構わないと思いますが、ヤングコミュニケーション経由でSE社にFC会員の情報が流れる恐れはないのか?やはりそこの説明はなされるべきですよね。

いったい全体何がどうなってんだか、全く見えない。

今のスマイルアップとSTARTOの辞書には「説明責任」の文字はないのでしょうか?
東山さんが自ら約束したんですよ。
新会社とのタレントの契約状況を随時お知らせするって。


ところで、堂本光一さんが中居さんと二宮さんの番組に出た時の発言が、ちょっとした話題になってます。

「退社したらグループ名は使えない」

芸能事務所が権利を持ってる場合、自分の意思で事務所を辞めたタレントがグループ名その他、使えなくなるというのは当たり前のこと。

ただし今回の場合は、スマイルアップ社がマネージメント業から撤退すると決めたことから始まっており、光一さんの「勘違いしちゃいけないのは、遅かれ早かれ全員退所するから」という発言の通り、所属タレント全員がスマイルアップを去るのは既定路線、そしてそうせざるを得ない状況を作ったのはスマイルアップ社。
であれば、「退社したらグループ名は使えなくなる」というのは理不尽な話で、他の権利関係はともかく、せめてグループ名だけでもタレントに権利を移譲する方向で物事を進めるべきだと思うのですが。

これが例えば楽曲だと、作詞作曲編曲その他、権利を有する人が多くいるはずなので、スマイルアップ社独自でどうこうするのが難しいというのはなんとなく理解できます。

でも、グループ名はそこまで複雑な事にはならないと思うんですよね。命名した人とスマイルアップ社の同意があれば、割と簡単に出来そうな気がするのですが。まあ、素人考えなので実際はどうかわかりません。もっと複雑なのかもしれないし。
それでも、楽曲の版権とかよりはシンプルなんじゃないのかなあ?


もう一つ、よくわからないのが「勘違いしちゃいけないのは、遅かれ早かれ全員退所するから。新会社というのがあるから、そこと契約するか、しないかの話で」という光一さんの話。

スマイルアップを退社するとグループ名が使えなくなる、そして遅かれ早かれ全員退社する、これだと全員グループ名が使えなくなるという結論になりますよね。

ところが、STARTO社が開催予定の4月と5月のライブイベントの出演者には、現スマイルアップ所属のグループの名前が並んでいる。

ん???

つまり、STARTO社と契約すればこのままグループ名が使えるって事?

待って。
それって変じゃない?

STARTO社はスマイルアップとは関係のない別会社なんですよね?
スマイルアップを辞めるとグループ名を使えなくなるが、STARTOと契約すれば使えるって。
???

STARTOはスマイルアップとは無関係のはずで、全くの別会社のはずなのに?

いやいや、その理屈は通じないでしょ。
スマイルアップがSTARTOにグループ名の権利を独占的に渡してるとすれば、無関係の会社という詭弁は通用しなくなるでしょ。
もはやスマイルアップ2号店じゃないですか。

グループ名というのは、多分商標登録されてると思うんですが、その商標を移管するならそれ相応の対価が発生するのでは?
STARTOはスマイルアップにお金を払って商標を譲ってもらってるのか。タダで委譲されてるのか。
それ以前に、それは当事者であるはずのタレントたちの意思が反映された取引なのか。
まさか、タレントの意向を聞かずに、当たり前のようにスマイルアップからSTARTOに渡ってたりしませんよね。


その辺が全く不透明なまま、いきなりライブイベントの告知とチケット販売が始まってしまって、無邪気に喜んでるファンがいる一方、どうなってるの?と不安や不信感を覚えてるファンも少なくない。
当然だと思います。


前にも書きましたが、タレントさんたちの意向を聞く事なく、STARTOへの権利移管ありきでスマイルアップが手続きを進め、これまで通りグループ活動を続けるためにはSTARTOと契約するしかない状況にタレントさんたちが追い込まれてるのだとすれば、これは人権侵害にあたる大問題だと思います。

どこのメディアもそこに触れないのはなぜなのか。

スマイルアップもSTARTOもメディアも、最初からSTARTOへの移籍が決定事項のようにタレントさんたちを扱ってるのが不思議でならない。
独立か、STARTOへの移籍か、或いは他の事務所への移籍か、少なくともこの3つの選択肢が保証されてないとおかしいと思うんですが。
なぜか、独立か、STARTOへの移籍かの2択みたいな感じになってません?


その疑念が、光一さんの発言でますます強まりました。

もしそうなら、タレントさんたちは抗議の声を上げなきゃいけないと思うんですけどね。
長い間ジャニーズ事務所という大きな会社に守られてきたから、自分の権利は自分で守るという発想を待ち合わせてないんですかね。

まあ、全ては憶測の域を出ないのでわかりませんが。

こうやって見てると、結局STARTOは「タレントの受け皿」として作られた会社ではなく、「スマイルアップのマネージメント事業全体の受け皿」として作られたんじゃないかな?って気がします。

私たち第三者はタレントの受け皿だと思って見てた。
が、スマイルアップとSTARTOは後者だと思って移管作業を進めてる。
その、そもそもの認識のズレがここでハッキリとした形で表に出てきたって事なんですかね?

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