著名な心理学者たちが絶賛!人生の全てを価値観の研究に捧げた著者が書いた『人生で価値観は3度変わる』

『人生で価値観は3度変わる 価値観はどのように形成され変化するのか』著:スコット・レイリー 訳:沖仲神威                西洋革命書房 2018年6月出版

人生の全てを価値観の研究に捧げるフランス人心理学者のスコット・レイリーの最新作がついに翻訳出版された。

前作『価値観革命 価値観を強制的に変える方法』は世界中で大ベストセラーとなったが今作も発売されまだ間もないが大きな注目を集めている。

そもそも価値観とはなんなのか

本書ではまず我々が普段何気なく使っている「価値観」という言葉の意味について考え直すところから始まっている。

「価値観」とは「自分がなにをもっとも大切あるいは重視しているかの考え方」のことで、例えば「お金=全て」と考えている人は「お金は人生において最も重要なものである」という価値観を持っているということができる。

「価値観の違い」というのは個々人が何を最も重視しているかの違いで、例えば、お金が最も大切だと思う人もいれば愛が全てという人もいるということである。

価値観はどう形成されるのか

その価値観は一般的には長い時間をかけて形成される。

例えば、幼少期に万引きを繰り返す親のもとで過ごせば「自分がほしいものは盗めばいい」という価値観が徐々に生まれ、その子が大人になったときにその価値観は完全に成立する。

しかしながら、時折新しい価値観が瞬時に形成されることもあるという。それは衝撃的な体験をしたときだ。

例えば、今まで「お金は全て」という考えだった人の最も愛する人が亡くなったときに愛の重要さを知り「愛が全て」という価値観に変わる、あるいはその価値観も同時に手にする。

これら2つの考え方が今日の価値観研究では主流であった。

主流に異を唱える著者

しかしながら、著者はこれらの考え方に異を唱えている。

著者曰く「価値観とは同じ体験の繰り返しで形成される」とのことで、時間の長さは関係ないという。同じ体験を短期間に何度もすれば短期間に価値観は形成されうるとしている。

また、1回の経験で価値観が変わることはないとも主張している。例えば、海外旅行を初めてした際に新しい文化や考えに触れ、「価値観が変わった」という人がいるがそれは勘違いで、単に新しい経験に感動しているだけだと著者は語る。一方で、その新しい経験や体験が自身の価値観の形成に影響を与えることはあるが、1回きりの経験では微々たる影響でしかないようである。

価値観は人生で3度変わる

同じ体験の繰り返しによって生まれる価値観は人生で3度変わると著者は述べている。しかしながら、いつ変わるのかは人それぞれで予想はできないという。子供でも大人でも新しい体験や経験を何度もすれば新しい価値観が生まれる。

大人は子供に比べ新しいことに遭遇する機会が減るので大人になると価値観の変化の機会はないのではないかと思ったがそうではないようで、子供のときにすでに経験したものであっても大人になり再度経験し、それが何度も起こると新しい価値観が形成されるようである。

レビュー ★★★★☆

「価値観」は人生において重要なものだと思う。自分がどのような価値観を持つかで人間関係も変わるし、仕事やプライベートも変わってくる。そんな価値観についてわかりやすくかつ明快に書かれていて非常に読みやすかった。

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Papico

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