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北欧のハピネステクノロジ

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"What ICT can do to make our life happier" 幸せの国、住みやすい国、働きやすい国として各種国際指標でトップを維持するデンマークは、電子政… もっと読む
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#テクノロジー

始めに:幸せテクノロジ-Happiness Technology

"What Information Technology can do to make our life happier" 始めに幸せの国、住みやすい国、働きやすい国として各種国際指標でトップを維持するデンマークは、電子政府指標などでも上位に出てくることの多い国です。電子政府政策進展の恩恵を受け、デンマークでは行政手続きに止まらず、医療、福祉、教育、金融などのあらゆる分野においてデジタル化が進み、デジタルの恩恵が国民生活の隅々にまで行き届いています。 デンマークは、先端技

コペンハーゲンテックフェスティバルで、人とテクノロジーの関わり方を考える

執筆:堀内美佑、安岡美佳 2018年12月11日 デンマーク発: ハピネステクノロジ vol.1 人を幸せにするテクノロジー 幸せの国、住みやすい国、働きやすい国として各種国際指標でトップを維持するデンマークは、電子政府指標などでも上位に出てくることの多い国だ。 人を幸せにするテクノロジ「ハピネステクノロジ」第一回目は、多くの生活に密着した技術が紹介されるハピネステクノロジーの見本市とも言える「テックフェス」を紹介する。 人を中心にしたテクノロジーイベント「テックフェス」

オフィスの空気と健康、生産効率の親密な関係

文責:蒔田 智則 2019年6月13日 デンマーク発: ハピネステクノロジ vol.5 私たちは1日の大半を室内で過ごしている現代社会において、人は1日の約90パーセントを何らかの「室内環境」で過ごしていると言われている。90パーセントである。つまり1日の大半は室内環境で過ごしていることだ。確かに私の普段の生活を考えてみると、純粋に外にいるのは通勤や子供の送り迎えの約1時間と昼ごはんを食べる際の約20分程度しかない。それ以外の時間はオフィスや自宅、駅、電車、スーパーなど何か