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日本がフランスを圧倒するという中々見れない光景:日本U24VSフランスU24

本日、7月28日に東京オリンピック2020サッカーU24の日本とフランスとの対決が行われ、日本が4-0で勝利を収めました。
フランスは2018年のワールドカップで優勝した強豪国であり、若手の中にもエムバペといったスーパースターがいます。しかしコロナの影響やスター選手はクラブが選手を派遣したくない方針によって、レベルが落ちたメンバとなっていました。そして日本の暑い気候にも苦しんでいる様子も見えたので本実力のフランスとは言えないと思います。とは言え10番のジニャクはフランス代表経験の長い一流のストライカーですし、他の選手もフランスリーグでバリバリプレイしている選手なので決してレベルが低いわけではないです。そんな中、日本がメキシコ戦で出した個の力に加え、前線の連携で4-0という圧勝をする結果となりました。

序盤はお互い決めてにかけてるが、果敢にゴールを狙う展開になっていましたが、ゴールキーパー弾かれた上田のシュートを押し込んだ久保のシュートからかなり日本ムードになって気がします。
フランスはあまり連携している場面が見られず、ジニャクとトヴァン(14番)は惜しいシュートを打ったり、ペナルティエリア近いところでパスを回していたものの、味方のサポートを受けられない様子が見られました。対して日本は上田、久保、堂安、旗手が近い距離でパスを回りたり、サポートに入ることで攻撃に厚みをもたせるように動いていました。日本のほうが走っていて明らかに運動量も違ったと思いますね。


日本のDFのビルドアップが甘いときがあり、運んだボールをカットされて危なかったところもありましたが、全般的にはフランスが日本のゴールを脅かすシーンはあまりなかったといえますね。

前半に2点を取って余裕をもてた日本は選手をどんどん交代して、試合終盤もフランスの集中力が切れているプレーが続いた状態で試合が終わりました。久保以外の攻撃陣にもゴールが生まれたこの試合はトーナメントに向けてのいい流れを作ったと思えます。またそれぞれの感想を述べます。
※試合直後の個人的な感想なので勘違いしているようなコメントをしていたらガンガンツッコミをいれてください。

◆FW

上田
コンディションを戻して、非常に良いパフォーマンスを見せてくれたと思います。最初の2点はどちらも上田のシュートが弾かれたことで決まったもので実質2アシストの内容です。前線で相手の張り付かれても味方のパスを上手く収めて、攻撃を活性化させる姿は大迫のように見えました。後半はスタミナが切れたのか特徴的な動きはそこまで見れなかったですが、シュート自体も素晴らしいものだったので次は得点に期待したいです。

旗手怜央
さすがトップ下からサイドバックまでポジションをこなしているだけあってポジション取りが上手でした。ハーフスペースを利用するのは日本では一番上手かったのではないでしょうか。相手の守備陣の間でボールを受け取り、脅威を与えるシーンは多かったです。橋本のクロスに対するヘディングでゴールを決めれればなおよかったです。

堂安律
よく相手とデュエルしながらボールを追いかけるときも勝っている印象が強かったです。攻撃部分で印象はメキシコ戦より弱くなりましが、守備がボランチのように上手に刈り取る姿が何度も見られ、勝利に貢献したのではないでしょうか。

◆MF

久保建英(1ゴール)
日本のスターは3連続でゴールを決めてました。もう彼のための大会になるまでにだいぶ近づいていると思います。ゴールについても、浮いたボールを冷静にコーナーに狙っている巧なシュートでした。2点も上田に素晴らしいスルーパスを出していて文句ない活躍です。ドリブルの成功率が上がればワールドクラスの選手になれるではと思うぐらい次も楽しみです。

田中碧
前回よりは守備主体で展開を変える縦パスよりも近い距離でショートパスでサポートする動きに見えました。次回も素晴らしいビルドアップを期待したいです。

遠藤航
相変わらず相手との球際の勝負はほぼ勝っている印象です。地上でのフランスの攻めはほぼ遠藤によって止められている印象です。ただビルドアップに関してはやや印象薄目かもです。

◆DF

中山雄太
攻守に走って攻めに参加して危ない守備も得になかったです。フィードやクロスに関しては効果的なものはあまりなかったのですが、オーバーラップを中心としたポジショニングで攻撃に貢献していたと言えるでしょう。

酒井宏樹(1ゴール)
守備は一番良かったと思います。まったくミスも見られなく、ゴールも決めているのでDFの中では一番評価が高いと思います。彼の今回のイエローカードによって次の試合に出れないのは日本にとってかなり痛手でしょう。

冨安健洋
怪我後初の試合となりましたが、富安はやっぱり富安でした。相手の際どいスルーパスに反応してボールをカットする場面はお見事でしたし、一番効果的なフィード、パスを送っていました。強気すぎてカットされるパスも一部ありましたが総合的には間違いなく高評価です。

吉田麻也
いつもの安定感。ジニャクに背中を向かせないように対応していたのはさすがです。

◆GK

谷晃生
今回も危険な場面が少なったのですが、相手の直接フリーキックがブラインドされた状態で入ったものをセーブして前回の失点の汚名を返上するプレーになったと思います。

◆途中出場

前田大然(1ゴール)
時間が少なく、スピードを活かす場面がないかと思われましたが、最後のカウンターでは高速スプリントを見せ、素晴らしいゴールを決めて爪痕を残しました。

三好康児(1ゴール)
基本をボールをためて守備的な意味でボールを運んでいましたが、旗手の横パスの反応してニアに素晴らしいシュートを決めました。途中出場組では一番良かったのではないでしょうか。

板倉滉
時間は少なったでしたが、ボランチとして危なげなくブロックしていたのではないでしょうか。

橋岡大樹
旗手に対して出した素晴らしいピンポイントクロスで印象を残したのかと思います。意外とクロスが優秀なサイドバックは多くないのでここが良い特徴になることを期待します。

相馬勇紀(1アシスト)
今回はドリブルは全然見ることはできませんでしたが、最後のカウンターで長い時間前に運び、前田にいい位置でパスを出してアシストという結果を残しました。

ここまで見ていただきありがとうございます。
次はニュージーランド戦です。勝利してメダルに近づくことを期待して応援しましょう!!

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