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髪型で見えるナターシャ・ロマノフの想い:マーベル・シネマティック・ユニバース

マーベル・シネマティック・ユニバース(通称MCU)作品の3作目、アイアンマン2から登場したブラックウィドウ。これまでMCUで複数の作品に登場したが、1つとして同じ髪型で出演した事はない。

ロシア出身で、KGBでスパイとして教育を受けた役柄だが、アイアンマン2の初登場では、ロングで大きなウェーブの効いた赤髪、アベンジャーズではボブの赤髪、キャプテン・アメリカ・ウィンターソルジャーでは赤のワンレンだった。キャプテン・アメリカシビルウォーでは、ソコヴィア協定の登録の賛否でアベンジャーズの内戦を起こし、アイアンマン側について、内部分裂を阻止する為に戦ったが、最終的にはキャプテン・アメリカを孤立させない為に、共に追われる身となり、トレードマークの赤髪を逃走用の金髪とワンレンにイメチェンし、シークレットアベンジャーズとして活動していた。

髪型にはブラックウィドウ/スカーレットヨハンソンの意向が盛り込まれている。

アベンジャーズインフィニティウォーからエンドゲーム冒頭、ガーデンでの対サノス戦までの金髪、サノス討伐の5年後、ニック・フューリーの代わりにアベンジャーズをまとめていたが、 ナターシャにとってやっと大切な仲間(家族)になっていたアベンジャーズを、何とか気持ちを繋ぎ、離れ離れにならない為、容姿でいかに尽力していたがわかる。
5年間伸び放題の髪は、先端は金髪、根元からはロシアの血の赤で、染め直さずにバザバサだ。
量子世界から偶然戻ってきたスコットとスティーブと共にタイムスリップをする為、バナーを訪れた際には、伸び放題でバザバサだった髪を、金と赤の三つ編みにした。

量子トンネルで、2014年惑星ヴォーミアへソウルストーン探し担当になったナターシャは、ストーンを獲得する為、失われた半分の生命を取り戻す為、共に戦った仲間(家族)を取り戻す為、自ら命を落とした。
ガモーラがサノスと戻ってこなかったと、妹のネビュラから聞いた時点では、ある程度死の覚悟をしていたのかもしれない。未公開は彼女の決意だったともとれる。

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