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ローディの涙:Avengers Endgame

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)、トニー・スタークが戦死した。近親者での葬儀を終えた後、スターク邸にて、ホログラムによるスタークの最後の映像を見る。

ペッパー・ポッツやハッピー・ホーガンは落ち着きを取り戻している表情に見えるが、心の傷が癒えず、未だに尚涙している参列者が一人いる。ジェームズ・ロバート・ローディ・ローズだ。

マーベル・シネマティック・ユニバース第1作目アイアンマンから登場しているが、自信家で突拍子もない行動をとるトニー・スタークにはいつも悩まされながらサポートを怠らなかった。仕事上の仲間、アベンジャーズではチームとして様々な未知の敵と共闘してきた。キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー(2016)では、ソコヴィア協定の署名に賛同し、チームアイアンマンに参加。

アイアンマン2(2010)では、泥酔して大騒ぎするトニー・スタークに、堪忍袋の緒が切れた空軍中佐のローディは、トニーの自宅にあった「マーク2」を無断で装着して殴り合いのケンカをし、そのままマーク2を没収して空軍に持ち帰る。スーツを取り上げる行動は、仕事上の付き合い以上に、親友として「これ以上の騒ぎを起こさせない」ローディの愛が感じられる。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)では、量子トンネルから2023年の現代にやってきた2014年のサノス軍に襲撃されたアベンジャーズ基地内に生き埋めになってしまったウォーマシンらだったが、トニー・スタークが設計・制作したであろう、ウォーマシンの新型スーツはファンへのビッグサプライズとなったが、いかなる脅威や苦難にも対応出来るよう準備をしているのは、親友ローディへの愛が成せる事である。

"トニー・スタークにも心(ハート)がある"は有名だが、ローディには何がお似合いだろう。

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