見出し画像

ダマシについて

ダマシについて

ダマシについて自分の考え方をまとめてみました。

自分にとって「ダマシ」の発生はトレードチャンスのひとつです。考え方を少し変えるだけで一見難しく見える局面もチャンスに変えることが出来ます。

Q.ダマシとは?
簡単に説明すると「市場の思惑とは逆の値動きが発生すること」です。ここではチャート形状を市場に認知させた上でそのパターンを否定する値動きを「ダマシ」と定義します。

Q.なぜダマシが必要?
ダマシが発生するということは、騙された市場参加者がマーケットに存在します。つまり、含み損を抱えた市場参加者の存在を意味します。

この含み損を抱えた市場参加者の行動心理を読み解くことでその後の値動きをある程度予測することが可能になります。要するにダマシの発生は収益化のチャンスにもなるのです。

Q.ダマシの活用法は?
ダマシを利用したロジックを解説します。

図1のチャート形状をパッと見て、この後の相場展開をどう考察しますか?

おそらく多くの方がダブルトップのチャート形状を「認識」します。人間は視覚情報と既有知識を結び付けて物事を認識するため、最も類似した知識であるダブルトップと結び付け「認識」したという訳です。

図2でネックラインを下抜け、ダブルトップが成立しました。

人間は認識した物事に対して解釈が行えるようになります。ダブルトップ成立(認識)→反転シグナル(解釈)→売りエントリーは自然な流れとも言えます。

図3はポジションの偏りを示しています。

ダブルトップの認識は売りエントリーを誘発します。つまり、この枠内で新規の売りポジションが増加します。

図4がその後の相場展開です。

「ダマシ」はここから一気に反転上昇を作り出してダブルトップを否定します。

この状況をすぐに「認識」出来る人は高値上抜けの時点で損切りを行います。しかし、この状況を「認識」出来ない人は売りポジション保有を継続してしまいます。

「ダブルトップが成立しているので反転する」という認識・解釈のままでいるためダブルトップが否定された事実を認識出来ないのです。また、自己都合で解釈し直すことは認識を経由していない虚偽の事実です。

図5は含み損を抱えた参加者が漸く自分の置かれた状況を「認識」し始める頃です。

この局面になると含み損となった売りポジションの手仕舞いを考え始めます。出来るだけ損失を小さくしたいと考えるため建値付近である枠内での手仕舞いを考えます。

そして枠内に入ってきたところで売りポジションの手仕舞いである買い注文が発生します。つまり、買い圧力が発生するのです。

図6が自分の紹介するロジックです。

この買い圧力に乗じて、買いエントリーを仕掛けます。シンプルですがとても有用性があり、応用も効きます。勿論、買い圧力が弱く反発しないこともあります。

自分はこのようにダマシが発生した後の一連の流れまでを先に考察しておき「認識方法→値動きの解釈→行動方針」をロジック化しています。

もっと簡単に説明すると「トレードする前からトレードする局面は決めている」のです。

あなたの学習を少しでも加速させる一助になれれば光栄です。最後まで読んで頂き有難うございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?