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聖杯見つけた話

聖杯を見つけたので紹介します。

簡単に説明すると各FX会社のスワップ金利差を利用して両建てを行い、差益を得る戦略です。この時点でピンと来た方は読み進める必要はありません。ご想像通りです。

Q.スワップ金利とは?
スワップ金利とは貸金・預金に対する利子です。そして世界各国の金利は一律ではありません。日本では銀行に預金していても利子は殆ど付きません(三大メガバンク普通預金は0.001%)。しかし海外では違います。

海外では預金に対する利子が1%を超えている国が多くあります。その外貨を持っていることで日本の普通預金より多くの金利が得られます。

FXも結局のところ通貨を両替する行為なので日を跨ぐ毎に通貨間の利子が発生します。勿論、プラス金利の場合とマイナス金利の場合がありますがこれら詳細はネットで調べられることなのでここでの解説は割愛します。

Q.スワップ金利を活用した聖杯とは?
同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップ金利が違います。つまり、高い安いがあるということです。これを利用します。

①まずプラスのスワップ金利が付く通貨ペアを各FX会社で調べます。その通貨ペアを買い(又は売り)持ちするだけでプラスの収益が生まれます。

②スワップ金利でプラスの収益が生まれたところで為替差損が発生してしまっては意味がありません。そこで同じ価格で両建てを行い、為替差損をプラスマイナスゼロの状態を作ります。

③同じ証券会社で両建てを行うとスワップ金利はマイナスになりますが別のFX会社で反対ポジションを持ち両建てを行うと「①プラスのスワップ金利-②マイナスのスワップ金利=プラス金利」という組み合わせを作ることが出来ます。

為替差損は両建てでカバーし、スワップ金利の差益を毎日受け取るという聖杯の出来上がりです。

勿論、為替差損で片方のポジションが資金ショートしてしまえば両建てでは無くなるので同じタイミングでポジションを解消する必要があります。ここを失敗してしまうと元も子もありません。

ここまでメリットのみを紹介しましたがデメリットも勿論あります。

・そもそもスワップ差益は小さい
・不定期で各FX会社のスワップ金利が変動する
・スプレッドが拡大した際にポジションが解消された場合、為替差損が発生する

このようなデメリットが存在します。

潤沢な資金のある方であれば、資金ショートの無い資金管理を行ない、多少のポジション調整を繰り返せば安定した利益が見込めます。しかし、不動産投資をはじめとした安定資産の運用と比較すると利益率が低いため実用的では無いかもしれません。

あくまでもこのような考え方もあるということで紹介しました。

あなたの学習を少しでも加速させる一助になれれば光栄です。最後まで読んで頂き有難うございました。

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