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損切りについて

損切りについて自分の考え方をまとめてみました。

自分は損切りも利確も基本的には同じ考え方で行ないます。自分は「予想と違う値動き」をした時点で手仕舞いを考えます。この説明では裁量色が強く、伝わらないので定型化して紹介します。

Q.損切りとは?
損切りとはリスクを見積り、そのリスクを許容することです。リスクとは「予測出来る危険」を指します。

トレードをする上で1番最初に考えるべきは「リスク」です。つまり、損切りレートが確定しない限りトレードは出来ないと自分は考えています。そこから損益比や勝率を逆算し、トレードするに値するかを考えてから行動します。

Q.なぜ損切りが必要?
損切りの最大の目的はハザード回避です。ハザードとは「予測出来ない危険」です。リスクは見積ることが出来ますがハザードはそれが出来ません。つまり、予測出来ない危険を回避するために損切りが必要なのです。

ナンピンもマーチンゲールも否定しませんが最大損失が「リスク」なのか「ハザード」なのかで話が全く変わります。想定内の損失であれば立て直しが効きますが、想定外の損失は一発退場すらあり得るからです。

Q.損切りの活用法は?
損切りのタイミングを3つに分類して紹介します。勿論、正解は存在しません。ケースバイケースです。

・エントリーの根拠が崩れた時
・予想と違う値動きをした時
・許容損失額に到達した時

それでは図を使って説明します。

例)エントリーの根拠が崩れた時

このケースではWボトムを予想して、買いエントリーしましたが結果的に売り圧力に押されて安値を下抜けました。

この場合であれば、エントリーの根拠はWボトムです。つまり、安値を下抜けた時点でWボトムは否定されますので損切りを行います。その他のチャートパターンでも同じことが言えます。

前提条件として、明確なエントリーの根拠が必要となります。エントリーしてから根拠を探すのは問題外です。

例)予想と違う値動きをした時

このケースでは下降トレンド継続を予想して売りエントリーしましたが、結果的に保ち合い相場に移行しました。

損切りレートまでの値幅はありますが予想と違う動きとなったため、任意で損切りを行います。損切りレートまで待つよりも少ない損失で手仕舞いが行えます。勿論、その後相場が予想通りの方向へ進むこともあります。

裁量色が強いため、固定ロジックと組み合わせると検証実績よりもパフォーマンスが落ちる可能性があるので注意です。

例)許容損失額に到達した時

このケースでは急騰相場に買いエントリーでついていきましたが結果的に往って来い相場となり価格が下がってきました。

この場合、予め決めておいた許容損失額に到達した時点で損切りを行います。押し目が何処かで入るのではないかと自己都合で解釈してはいけません。許容損失額に到達した時点で一旦見切りをつけるべきです。

以上が損切りについての解説です。
簡単ではありますがそれぞれ細かな要素も散りばめた内容になっています。

説明不足の部分もあるかと思いますが別記事で補完していければと考えています。

あなたの学習を少しでも加速させる一助になれれば光栄です。最後まで読んで頂き有難うございました。

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