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子どもに教えられたこと【キャリコンサロン編集部】

「キャリコンサロン編集部」活動、2回目の投稿。
まだ、冒頭の提携文的な紹介が固まらずに、毎回、その時々の思いつきで前振りするつもりでいる木曜日担当の「じゃれっと・きむ」こと 金子 雄一郎 です。お盆明けは、5つのタスクを目の前に楽しくやっているところですが、ちょうど疲労も溜まったきたところであり、ぼちぼち行きたいと思います。


8月2週目のお題は「子どもに教えられたこと」
子どもに教えられたことってなんだろう。
どこから、どんなことを書けばいいのか、ちょっと悩ましい。
そんな第一印象ですが、インスピレーションで頭に浮かんだことをちょっとだけ書いてみます。

🍀教えてくれた子ども達へ感謝

「こども」というキーワード聞いて思いつくことは、たくさんあるんだけど、この3つかなぁと思っています。社会に出て35年目にして、この間、こどもに関わる場に自分の存在があることがとても多かったように思います。残念ながら、その全てを詳細には思い出せないため、今回は思い出せたこと3点を備忘録的に書いておきたいと思います。

🍀教育実習で出会ったある生徒との関わり

平成4年だったか、2週間、中学校での教育実習の経験があります。当時、自治体職員として働きなが、福岡大学商学部第二部商学科に通っていた私。実は教員になりたいという夢を諦めてなかった私は、商学部の履修科目にプラスして教職課程を余計に履修しておりました。その履修科目の最後のイベントが教育実習です。
私が実習に入ったのは中学1年生のクラス。普通に見えるクラスでしたが、一人だけ学校に来れていない生徒がおりました。毎朝、担任が迎えに行っていたことが功を奏したのか、2週間の教育実習の期間中、一度だけその生徒が登校した日があります。

その日の給食時間、担任の先生からの声掛けもあって私が隣に座って一緒に食事をすることになりました。漸く出てきてくれたその生徒に、私は何を聞いたらいいのか分からず、でもなんとか関係を取ろうと、「今日の給食どう?」「好きな食べ物ってなに?」「いつもどんなことしているの?」。
その生徒は、結局、一言も私に話をしてくれることなく、午後の授業の前には早退し、翌日からはまた学校へ来なくなりました。

担任の先生からは、「そんなに気にしないくても大丈夫だから」と。
他の生徒も「先生、いつも喋らないので大丈夫です」と。

2週間の教育実習で唯一モヤモヤが残ったエピソード。
私は間違いなく、なんとかしてその生徒と話さなきゃ、何か聞かなきゃと。
学校に来れたことが良かったねと思ってもらいたい。
そう考えていた。素直にそう思って伝えた。

しかしながら、それは、私が聞きたいこと、しかも学校に来て良かったということを思わせたいだけのとんでないエゴな質問だったのではないかと思います。私の声かけに対して、うざいな、うるさいな、なんで皆同じこと聞くのかな、静かに給食を食べたいのにな・・・と感じていたのかもしれない。

今でもうっすらと覚えています。その生徒は、決して私の問いかけを避けるとか、拒否の態度といった様子はなかった。給食時間、その生徒の隣に座った時、なんとなく目が合ったんだけど、とても優しそうな目で私を見てくれていた。もしかしたら、教育実習生の私と話したい、何か聞きたい、そんな風に思ってくれていたのかもしれません。

この時、市役所やめてでも教員になりたいなぁ。
こどもに寄り添うとはどういうことなのかなぁ。
教員の仕事って、きっと大変なんだろうなぁ。

中学くらいから教員になる夢を持っていましたが、23歳にして教員という仕事の奥深さを教えてもらった教育実習でした。

残念ながら、教員採用試験には4回挑戦し全て不合格。
中学からの夢も、ここで諦めてしまいましたが・・・。

🍀非虐待児と過ごす日々で感じたこと

前職在職中、初めて福祉関係の仕事を担当したのが「児童相談所」への配属でした。その部署は「児童虐待対応専任」という担当でした。前述しましたが、教員となってこどもたちと関わりたいという気持ちはずっと残っていたのか、児童相談所への異動はとても嬉しかったですね。

3年間、勤務する中で、多くの被虐待児と過ごす日々が続きました。
職責が職責だけに、毎日、毎日、何がしかの虐待通告があり、調査に出かけ、こどもや虐待者である親等と話をする。支援としての見守りを継続する場合もあれば、必要なら一時保護(同意も強制も)、残念ながら施設への措置を行うこともある。

そんな日々を、ここで働かない周りの者からしてみたら、大変そうやね、自分には無理だな、などと言われることが圧倒的に多かったが、私はこの仕事の大変さから離れたいと思うことは1度もありませんでした。(3年後、組織体制があまりにも同属的であったため、そこに嫌気が差して自ら異動を希望してしまったですが…)

こども達とは、面談室でお話しするだけでなく、プレールームで遊んだり、食堂などで一緒にご飯食べたり。色んな話をしますから、少ない時間でも、こども達が考えていることや日頃見聞きしていることを一生懸命に話してくれる。それってケースワーカの私達にいつも視線を向け、関心を持ってほしいと求めているから。ケースワーカーというよりも、大人らに対して自分の存在に関心を持ってほしいと願っているから。

こども達と話す時は、私も誠実かつ丁寧に接しました。

そんな中で、気が付いたこと。
 「話を聞いてほしい」
 「受け止めてほしい」
 「自分だけを見ていてほしい」

これって、専門的用語でとか、心理学的にはどうだなんて、実はどうでも良くて(乱暴でごめんなさい、児童福祉司失格であります…)、これって単にフツーの生活が送れてこなかったこと、フツーに家族とのコミュニケーションが取れてなかったこと、そんなことに尽きるのではないか。話を聞いてあげて、うんうん、そうだね、と反応された経験がない、1日1回でもぎゅっとハグされたことがない、ご飯食べながら家族で談笑する時間がない。

こども達と一緒に過ごすことで、1時間くらい話を聴くだけで、スッキリして表情が明るくなったり、次への行動に意欲を持ってくれたりと、様々な反応で教えてくれます。

過去がどうであったかは、もう変えられない。
でもこれから先の人生は、変えられる。
こども達だからこそ、ということもあるかもしれませんが、話をしっかりと聴きくこと、それをしっかりと受け止めること、それだけでも人って変わるんですよね。

多くの虐待を受けたこども達との関わりで、対人支援の基本的なことを教えてらった3年間。もう少しこの場で学びたいことがありましたが、この経験はたった3年間で終わりました。まあ、色々とありまして、組織というものは恐ろしいところだと思いながら、児童相談所を去ることになりました。

🍀本当の親子とはなんだろうか

最後に私のこどもの話。
私には娘が1人おります。既に社会人ですし、現在は家庭を持ち、私の大好きなお孫ちゃんの母親です。

この娘ですが、実は妻と一緒になる時に一緒にやってきたこども。当時6歳でした。つまり、私の家庭は「ステップファミリー」(今も使っている表現かな)ということです。

そんなこともあって、今回のnoteのお題が「こどもから教えられたこと」に際して、自分の子どもからって何を教えてもらったのかな?と考えると、なんだか頭が混乱してきて、良く分からなかったのですけど・・・。
そうです、このような繋がりであっても「本当の親子になれる」ということを教えてもらったのではないかということに気がつきました。

私が努力したことなど、多分、ほとんどありません。
もっとも、家族の中で一番気を遣っていたのは娘だったのではないでしょうか。今となっては、フツーに成長し、フツーに職に就き、フツーに家族を持ち、フツーに生活してくれているのですけどね。

私が家族にしてきたことって何もなくて、当たり前ですが、生活が出来るよう、ただただ働いてきただけです。私もフツーに家族のために働き、フツーにこどもが独立し、フツーにお孫ちゃんのいる生活になって、今では、フツーに嫌になった仕事を辞めて、好きなことをするための第二の人生に向かうことができている。

血の繋がりがなくとも、フツーに「本当の親子になれる」ということを、娘の今の生活を見ていて教えてもらったような気がしています。

本当の親子になるということが、どの時点からそうなるのかなんて、正直言って、よく分かってません。ただ、今、2人のお孫ちゃんと楽しく遊ぶことが出来て、娘のこどもの成長を見守れることが、本当の親子になれているその先にある姿なのかなぁと思ったりもします。

ちょっと、よく分からないままに、思いの丈を綴っただけなので、また、いつか、「本当の親子」については考察してみたいですね。

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長文にお付き合い頂きありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀

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