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本番を楽しめる「実技試験」にむけて🍀

11月27日(土)と11月29日(月)の2回、
「キャリアコンサルティング技能士1級 面接 公開個別ゼミ」
 (キャリアック主催:代表 近長由紀子さん)
に参加させていただきました。

私自身、この12月の受検は受ける資格がないため、まだまだ経験を積めという段階ですけど、今から学び出しても遅くない、そんな気持ちでの参加なんですが、受検者を前にして申し訳ない気持ちもあり、せめて真剣に参加することを心掛けました。

今回のセミナーは「個別面接ゼミ」というもので、お一人の方が実際にロープレをするところを拝見させてもらい学びを深めていきます。
国キャリ、キャリアコンサルティング技能士2級の公開ロープレ練習は何度も拝見したり、私も公開ロープレでコンサルタントの練習をさせてもらったりと経験があったのですが、1級では初めての体験。ワクワク・ドキドキ感満載の一時間半のセミナーでした。

※キャリアコンサルティング技能士1級の面接試験の評価基準やロープレの流れなどは、先日、ブログでもご紹介しました基礎セミナーの概要を参照してくださいませ😊

📚いよいよ試験の本丸へ

まさにキャリアコンサルティングの試験の本丸と言っていい(実技)面接試験。そのロープレ練習がどんなふうに始まるのかとても楽しみでした。
1級の面接は、クライアントとなるのが事例相談者という相談者もキャリアコンサルタント。このキャリコンの面談時のお悩みについて指導を受けたいという体なんです。つまり、この事例相談者に指導的立場で関わり、相談を展開していくというもの。その面談の様子(ロープレ)を実際に見て学ぶことができる。イメージを膨らませ、自分の理解につなげていく絶好の機会。

(私はこの「指導者」という表現にはキャリコンやファシリテーターを名乗りたい人間としては、ちょっと引っかかるので「支援者」と言いたいのですけど、ここでは「指導者」を使います。)

試験としては、学科も実技(論述)も大事なんですけど、実際に試験会場ではどんなことが起こるのかわかりませんが、だからこそ準備はしっかりとしておかないと、この試験を突破するのは難しいのだろうと感じています。

でもその準備は、試験対策的なテクニックも大切かもしれませんけど、真の支援者としての姿勢で臨めるか、それを担保するだけの知見を備えているのかが重要ですし、1級の試験は、試験対策的な準備だけで通過できるものではないと私は思っています。

📚2つのロープレから感じたこと

2回のセミナーは同じ内容で行われますが、公開ロープレをしてくださるコンサルタント役は異なり、2つの事例を拝見することができました。事例相談者役の相談内容も異なりますので、違った視点で学びが深まります。
まずは、2つのロープレを拝見して、私が感じた率直な感想はこんな感じ•••

🍀上手くやってあったのになんで?
🍀これはかなり難しそうなロープレだ…
🍀生半可な挑戦ではやれる感じじゃない…
🍀でもちょっとやってみたいと思うワクワク感😝🍀実際にやってみてイメージが掴みたい
🍀ただ、今は公開ロープレに登壇する勇気はない😅

どんな勉強会の場面でもそうなんですが、今回であればロープレ後のブレイクアウトセッションでのディスカッション。拝見して直ぐに、自分の感じたことや意見、質問が、言語化できないんですよね、私。
一旦、頭の中で「なんでそうなのかな、あーかなこーかな、こことココが繋がるんかな」とゆっくり目での内省しかできないので、自分の意見が言えませんし、上記のような稚拙な感想しか出てこない。これも私ですから仕方ないですね。

🍀参加して良かったこと(11/27)🍀
・1級のロープレの場面を拝見することができたこと。
・1級ホルダーさんのデモンストレーション拝見することができたこと。
・1級であろうとも、目の前の相談者にしっかりと向き合うことが大切であることは、国キャリなどこれまでやってきたことと同じであること。
・事例相談者(キャリコン)が相談者になっているという状況は、例えば、親が子の相談に来ている、上司が部下の相談に来ている、そんな場面と同じ。
🍀参加して良かったこと(11/29)🍀
・ロープレを拝見することで、進め方を分かっているつもりでも、実際には簡単にいかないということを自分のことのように感じることができた。
・分かると出来るは違うけれども、やれそうで出来なくなる、このメカニズムってなんなんだろう、どこで自分の思い描いていたことからズレていくのだろう、クライアントと向き合えてないということになのか。
・このようなことを、常に考えながらの1時間半で、脳みそをフル回転してました。良い時間でした。これから内省します。

そして、セミナー後のアンケートには、こんなこと書いてました。
まだまだ内省が進んでいません。これみ見ても分かりますが、表面的なところしか捉えていない小学生レベルの感想😓

なんかまだまだ纏まりませんが、次のような感想もあり、兎に角、備忘録として可視化しておきます。

流れを理解したつもりでも実際には簡単にはいかない
 →分かると出来るはちがうこと
相談者がキャリアコンサルタントであるためちょっと勝手はちがう
 →相談者も同じプロのキャリコン
勝手がちがうと言っても目の前の相談者と向き合うことには変わらない
 →目の前のクライエントに意識を集中
専門的な知識がかなり備わっていないと苦しい
 →多面的に問題を捉える多くの引き出しが必要
日頃にある指導的な立場での関わりを大切にする
 →普段の行動が、本番でも滲み出てくる

これからじわっと自分に落としていきます。

📚きっと誤魔化しは効かない

いづれにしても、お二人のロープレを見て、自分もやってみたい!と思う反面、1級という上位の技能だけあってかなりの知見が備わっていないと苦しむだろうなぁと感じました。

国キャリや2級技能士と同じように、クライエントとしっかり向き合うということに変わりはないのだけれど、これは大前提かつ常に維持が出来ないといけない。
受検時では30分という短いロープレ時間ではあるけど、この姿勢を維持し、相談プロセスを俯瞰して見ることができ、多面的に問題を捉え、それを相手に伝える、気づいてもらう、そして目標、方策の実施まで、専門的な技術を散りばめらたロープレをする必要がある。

なので、1級技能士は
 「誤魔化しは効かない」
のではないでしょうか。ちゃんとやってないとボロが出るということ。

私はこれまでの2度のキャリコン受検で、「基本的態度」が最も高い評価を頂きましたが、問題把握や具体的展開はギリギリの評価でした。少なくともキャリアコンサルタントを名乗る訳ですから、専門性は当然に必須。それが1級となれば、さらに高度な専門性が求められるのですから、兎に角、これからも愚直に学び続けるしかありません。

📚ロープレで気になったことをいくつか・・・

1️⃣自己紹介が最大の鬼門だ!
これまでの経験が物を言う「自己紹介」。私は素敵な嘘はつけないし、今回はロールを被るにしても一筋縄でいけそうにない。今回ロープレのされた方々はそれなりに経験のあるお二方。私は地方のしがない公務員。管理職もやったこともないし、お話しできるような実績もない。さて、この状況からどう脱するか。

シンプルに考えれば、実績があるから技能士1級が受検できる訳で、そう考えると本末転倒な私の立ち位置ですが、ここは知恵の絞りどころです。私のこれまでの経験をどうこの仕事に活かしていくのかが問われている訳ですから、上手いこと作文したい❗️

だから「素敵な嘘」でなく、「素敵な本当」で行きたいですね。

私にとって最大の鬼門となりそうな「自己紹介」。いまは一分間で私の価値を伝え切れるのか不安しかありませんが、現在、就活中と言うことを考えると、これ、出来ないと、どこの会社の面接も落ちますね。頑張ろ😅

2️⃣経験の再現でズレていかないように!
ここは私の得意なパーツと言いたいところなんですけど、今回のロープレを拝見し、これは難しいかもと感じたのは上述したとおり。

クライエントは事例相談者(キャリコン)であってその先にいる相談者(事例相談者に相談している人)ではない。この意識を最後まで持てるかどうか。

事例相談者のキャリアコンサルティング能力が成長するために、問題に気づき、改善を試みていく相談プロセスであり、事例相談者が抱える相談者の悩みを一緒に考えてあげるのではない。

近長先生からは「面談記録は最初に読み合わせをしたらもう用はなく、横においてしまう」というご説明でした。まずこの記録を手放すことが大事ですね。これ見ているとやっぱり相談者の課題は気になってきます。いつの間にか経験の再現を試みるポイントがズレてしまう。

きっとここが難しいところ。ズレないように意識をしていてもいつの間にかズレてくる。「無意識のうちに」というようなことをロープレされた方はおっしゃってありましたが、もしかしたら何かを意識したからそのズレが生じたのではないかと考えたりもします。でも、その何かのメカニズムがまだよく分かってませんが…
 🎄クライエントの表情
 🎄クライエント思わぬ反応
 🎄自分のイメージしたプロセスと違う
 🎄自分の興味関心

なんかこんな感じのことが作用していて、いつの間にか自分の思い描いていたコンサルティングプロセスとの違いに不安を感じ、戸惑い、いつの間にかズレてしまう。

特に不安を感じると、色んな言葉で補いたくなるので要注意です。まさに私の場合は、こんな感じでおかしくなるので…

そこで、どんなイメージを持てば良いかという例えとして、次のような場面をイメージしたら分かりやすいのではとの助言がありました。

 🤔子育て中の親からの“こどもの相談”
 🤔上司が悩む部下の“育成相談”

これには「あーなるほど! これか!」とバシッと腑に落ちました。
こう考えると、私のような人生を送っている者にもチャンスがありそうです。この辺りの経験は私の最大の鬼門である「自己紹介」にも使えそうです。

3️⃣表面的な傾聴で分かったつもりになるな!
経験の再現にも影響がありそうなことですかね。傾聴とは単にオープンクエスチョンで聞けば良い訳でもなく、伝え返しをすれば良い訳でもない。
ここ最近、クライエント中心のことに関心が高まり、傾聴のことなど改めて見直してますが、傾聴と言えば「ロジャーズ」の三原則なんですかね。

📝ロジャーズの3原則
 傾聴は、アメリカの心理学者でカウンセリングの大家であるカール・ロジャーズにより提唱。話を聴く側には3つの要素が必要であると説いている。
①自己一致(congruence)
 話を聴いて分からないことをそのままにせず聴き直す等、常に真摯な態度で真意を把握する
②共感的理解( empathic understanding)
 相手の立場になって話を聴く
③無条件の肯定的配慮(unconditional positive regard)
 善悪や好き嫌いといった評価をせず、肯定的な関心を持ちながら話を聴く

表面的になりがちな私ではありますが、オープンでお聞きした話を徐々にクローズの問いで深まるように聴いていく。情景を浮かべることが出来るようになるまで持っていけたときに、経験の再現が出来たのかなぁって、勝手に考えてますがどうでしょうか。

4️⃣〇〇症候群に注意せよ!
「その時のお気持ちは?」
「それはコミュニケーション不足ですね」
面談で出てくるあるあるのフレーズです。
私の場合はお気持ちを聞くのが下手くそなんで、養成講座では「15分に一回はお気持ちを聞いて下さい」と言われる始末でしたから「お気持ち症候群」に陥ることは無いのですが、ちょっと意識をやめてしまうと「コミュニケーション症候群」には陥るかも。

お気持ちを聞くことの大切は理解出来ますが、ロープレでクライエント役をしていて、このお気持ち症候群の質問攻め遭遇すると、段々と話がしにくくなってきます。
逆にカウンセラー役でお気持ちを頑張って聞いてみた時、どんどんと感情的な話をしてくださるものの、お気持ちは分かったけどじゃあ何が問題だったんだっけ?ってなったりしたこともあり、後から「井戸端会議で雑談しているだけ」と指摘されたことも。
お気持ちを聞くの大切だけど、聞くタイミングと問題の本質に繋がるような問いかけの中でお気持ちを聞くことが大事なんだろうなぁと感じました。

コミュニケーション症候群もしかり。
コミュニケーション不足が問題ではなくて、そこに繋がる本質的な問題がなんだろうという視点が大切であることを改めて学びました。
私も2級の受験からは、「コミュニケーション不足ですね」というフレーズは使わなくしました。このフレーズを使わないでも、問題の本質に繋がるコミニケーション不足のエピソードがあるはず‼️

📚事例相談者であるキャリアコンサルタントに成長して欲しいと純粋に願う

「相談者へのより良い支援ができるよう、事例相談者がキャリコンとして成長する」という試験のポイントがあります。
クライエントがキャリコンですから、目的はココですね。キャリコンとして、次の面談では上手く相談を進めてもらいたい。
このキャリコンに成長してほしいという想い、絶対に忘れてなりません。

試験の評価区分にもある「関係構築力」で求められていることも然り、1級技能士は「職業専門家に向けた育成効果の高い関係」を構築して、支援効果が高い場づくりを前提として用意できて、ようやく支援がスタートするんですね。
『この1級技能士に指導を受けたら、自分は成長できる。』
そんなふうに思ってもらえるって、支援効果云々というよりも、率直に言って私はこんなこと言われたらとても嬉しい。なんか貢献していると感じれます。この気持ちをずっと持っていたい。

支援効果の高い場づくりのためにも、まずは事例相談者の考えをしっかり聴くことは前提ですが、コンサルタント視点の問題を感じたら、自己一致で素朴な疑問を投げかけてみる。コンサルタント視点の問題に気づいて欲しいですもんね。
でも、そう簡単にはいきません。だって、事例相談者は、自分が相談者に対してしたことが間違っていないと信じているから。
だから、粘り強く、気付いてもらえるまで伝えるんだそうです。

例えは、システマティックアプローチの目標設定をすっ飛ばして、方策の検討に入っているところに気付いてもらおうと手を変え品を変え、事例相談者に経験の再現をしてもらうのですが、事例相談者は、「いえ、目標設定はしましたよ」なんて切り返してきます。こちらも「えっ、気付いてないの?」って思っていまいますが、ここは一筋縄にはいかないと腹を決め、粘り強く問題への気付きを促す。この段階になると、事例相談者の話を聴いてあげているだけでなく、コンサルタントも必要な問いを投げかけていく。

 その時、どんな言葉をかけたのですか?
 具体的にその時の状況は聞かれましたか?
 もう少し詳しく教えてもらっていいですか?

やっぱり、この面談はとても面白そうです。
早く出来るようになりたい。


📚実技試験を楽しめるように

キャリアコンサルティング技能士1級合格への道は始まったばかりです。
当然ながら、今の私にそんな資格が務まるだけの実力はありません。知識も経験も足りません。

だけれども、学び始めないと何も始まりません。

国キャリ、2級技能士と、受験科目の中では、実技面接が最も楽しむことができた私。変態ですね。

だからこそ、1級の実技面接試験も楽しみたいと思ってます。
楽しむためにも、しっかりと学んでいきたいと思います☺️


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最後までダラダラの備忘録にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
いいねやコメントを頂けますと更に励みになりますが欲張りません😅

引き続き、よろしくお願いいたします😊

고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀


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