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『キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版) 〜読書会に参加して vol.3〜

「キャリアック」(主催:近長由紀子)というキャリコンのグループ関連のオンライン読書会に参加しておりますが、6回シリーズで「キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版)(木村周、下村英雄 著)」を読んでいきます。今回はその3回目の備忘録であります。

※タイトルの写真はお孫ちゃんが2歳の頃の「職業理解中」の画像です(笑)

この読書会は、1回を大体3章程度を一括りにして進み、各パートの発表者からのプレゼン後、ブレイクアウトでディスカッションという流れです。
もっぱら私は、発表よりも内省の訓練をしたいので、ここで学んだことを自分の知識や経験に置き換えながら思考し、書き綴る。そのため、他人が読んでも何が何だか分からないブログだろうと思います。ごめんなさい。
本の内容を確認されたい方は、ぜひ購入されて読んでみてくださいね。
そして、途中からでも参加できるこの読書会。気になる方は、ご参加お待ちしております。

さて、今回、読んだ箇所は、ココです。

<第3回>11/30水 19:30~21:30
 第6章 自己理解のプロセス
 第7章 職業理解の意義と内容
 第8章 職業理解のプロセス

実は今回もシゴトのために参加できませんでしたので、録画動画を見つつ、一人で学ばせていただきました。みんなでディスカッションするのもいいですが、元来、おひとり様の好きな私なので、このスタイルを悪くはないです。

🍀自己理解ってどこまでやると?

発表でもいくつかチョイスされ、アセスメントツールについてのご説明がありました。使ったことがあるかどうかについて触れられていましたが、私自身も自分がやったことがあるものとしては「職業興味検査」と「職業レディネステスト」をGCDFの養成講座時にやったような気がしますが、実際のキャリアコンサルティングでの活用したことはありません。
今現在、ジョブカードを使ってのキャリアコンサルティングなどは漸く取り組み始めたところですが、これらアセスメントツールは無料ではないし、キット予め買うこともしていませんから、使う機会も訪れません。

ところで、自己理解って、どこまでやったら終わりなんでしょうか。

このアセスメントツールの結果が全てではないですよね。
私は天邪鬼なので、この結果はほんとか?ってすぐ思います。検査した時期によっても変わるかもしれません。検査時のコンディンションだってある。
なので、結果が変わることだってないとは言えないです。

発表者も言ってました。アセスメントツールを熟知していない中で使うのは難しいと。私もそう感じますし、下手に使うと間違った使い方になってしまうかもしれまん。検査結果でその人のことを何か「決めつけ」てしまったり、そう「思わせて」しまったり、自分だったら「思い込んでしまったり」。そんなことに繋がってはいけない。

ちょうど今、私が目の前にしているクライアントの皆さん、自分ってどんな人なの?どんなことができるの?どんな価値観持ってる?って、まあ、ことあるごとに聞かれているようですけど、そんなに簡単には答えられるものではない。分からないですね。
私自身も、自己理解できているのかどうか言われれば、まだできていないかもしれません。

自分って何者なのか・・・

「職務経歴書」もそう。とにかく、自分のやってきたこや、大切にしていることなど何度も書き直して書いてみる。そして応募企業ごとに作り替えて書く。本当に書くのが大変でした。私の書いた量は大したことないですが、皆さん何十枚って書いてませんか。
これ、ちゃんと見てくれているのかな、結局は経歴見てるんじゃない、って書類選考で落ちる度にそう思いまいました。

こんな紙切れで自分を理解なんかしてもらえる訳がないと思う一方で、ここにかしかできない自分に腹が立つ。

話は逸れましたが、自己理解のところの発表を聞きながら、本を見ながら、自己理解って何なんだろう、自己理解が乏しいとか偉そうに言っている私たちキャリコンって何なんだろう、そんなことをボワっと頭のかなに漂います。

そして、自己理解ってどこまでやればいいとですかねって話ですけど。
まあ、これって、きっと生きている間はずっとですかね。ずっと考えるけれど、ずっと分からないかもしれない。ずっと変わり続けるかもしれない。

それでもその時々において、
常に自分で自分のことを知る。
ってことかな。

🍀ジョブ型の働き方になる?!

職業理解の発表の最後の方に「ジョブ型」による働き方について、これからは進んでいくのではないか、そんなお話が出てました。
そうそう、ジョブ型の時代になるよね・・・

ん???

ここで、ふと思ったことが・・・

「職業人の新たな格差」が生まれそうな気がする。

差別とかではないです。今でも「正規」「非正規」といった区別がある。その待遇や給与などの格差があるからと働き方改革が唱えられ、同一労働同一賃金など進んできたのだけど、現場ってそこまで進んでいるわけでもないですよね。公務員の世界や大手企業であれば取り組めているのかもしれませんが、日本の企業構造は99.7%は中小企業。

そう、だから「ジョブ型」と言っても、果たして、どの程度の人たちがこの働き方に対応出来るのでしょうか。富士通が年齢関係なく能力ある人は手を挙げて、自分の能力を自分のやりたいことでやるというけれども、ここに、手を挙げられる人と挙げれない人が当然出てくるだろうし、そこにじわっと格差が生まれていく可能性が全くないとは言えない。

私自身、「手を挙げられない人」の部類です。
「ジョブ型」世界で生き残れる術がない、分かってない、だから生き残れない、そんな戦々恐々とした気持ちってありませんか。

こんな想いを持つ人は、私の年代だけでなく、当然ながら若い世代にだっているはずです。学習要領が変わったからといって、探究する学習になったからといって、その結果、全てが上手くいく訳でもない。もっと多くの選択を見せながら、そこに「ジョブ型」ってのもあって、この働き方が面白うな人はどうぞチャレンして、ってな風にはならんのでしょうか。

まあ、「ジョブ型」の世界が、どんな世界をもたらすのか、楽しみでもあり、また、不安でもある。

楽しみでも不安でも、この働き方によって生まれる新しい悩みを持つ人達も増えていくのかもしれませんね。なぜか今回、初めてこんなことが頭に浮かびました。

「ジョブ型」といった言葉に縛られることなく、個々がシゴトに向き合える状態になっていけるように支援することが大切であるし、一方で、専門家として、情報収集していくことは続けていきたい。
そして、新たな悩みを持つ方々が目の前にこられたときには、しっかり寄り添って話を聞いていくことに何ら違いはありません。

🍀職業理解

新しい世の中になるんですから、職業もどんどん変わっていく訳で、新しいお仕事もどんどん生まれる訳ですよね。正直、追いつけません。
というか、追いつく必要があるとは思っていなくて、一緒に考えるスタンスであることが大事だと改めて感じます。

どんな仕事だって、魅力もあれば、影の部分もあって、楽しくもあれば、苦しくもある。要は一度は働いてみないことには分からないことも多いということですかね。

私は、公務員一本槍で目線の視野が限りなく狭い人間なので、人にとやかくいえませんけど、本当の職業理解って、jobtagで調べるだけではやっぱり難しい。仕事でjobtag使っているけれども、やっぱり理解が嘘くさいんですよね。

だから、やっぱり経験者には勝てないなぁと私なんかすぐに思ってしまいます。

ここも自己理解と同じで職業理解も、色んな人がいろんな形で職に携わる訳で、何かの物差しで決めつけていかないようにしていきたいと思いますし、53歳になって乏しい職業経験を少しづつ増やしながら、より相談者に寄り添える支援者になれたらいいなと思います。

ちなみに、公務員というお仕事の職業理解。
決して、待遇や地位的なことだけで選ぶと、きっと痛い目に遭いますので、公務員になりたい方で綺麗なお話ではないことを聞きたい方は、どうぞ、私にコンサルティングをご依頼ください。

🍀さいごに

私は、「自己理解」「職業理解」という言葉が嫌いで、普段、ほとんど使いません。自分が何のことか簡単にイメージできないので。定義は定義として、書いてあることは書いてあることで良いのですけど、相談者に自己理解が不足していますよとか絶対に言わない(言う人なんかいないか(笑))し、自己理解を考えましょうとすら言わないかなぁ。
自分がどんな人か、その人の普段のこと、ちょっと頑張ったこと、ちょっと嬉しかったこと、一番お気に入りの出来事、そんなことをエピソードとして聞いていく中で、自分ってこんな人かな、こんな仕事なら向いているかな、こんな仕事がやってみたいな、って思ってもらいたいですよね。

それと、今の時代は、お手本となる職業人って、ユーチューバーとか、ベンチャー企業の凄腕社長とか、そんな人ばっかりなんでしょうか。

教師とか、医者とか、役者とか、農家とか、そこで働く「人」に憧れて、職業選択する人たちって、どのくらいいるのでしょう。

かくゆう私も、成れませんでしたけど、小学校5、6年の担任の先生に影響を受け、今でも教師という職業には関心があるし、そんな機会があるのであれば就いてみたいと気持ちだけはありますけど、職業を通じてその仕事をする「人」に焦点があたることで、その職業に繋がっていくことって、なんか素敵に思えるのですけど、私だけでしょうか。


はい、今回も読書会に参加できず、動画見てお勉強して、好き勝手な投稿ではありますが、ここまで眺めてくださった皆様、ありがとうございました。

私も誰からか尊敬される職業人に死ぬときにはなっていられるよう、日々、精進していく所存です。

고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀


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