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『キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版) 〜読書会に参加して vol.2〜

「キャリアック」(主催:近長由紀子)というキャリコンのグループ関連のオンライン読書会に参加しておりますが、6回シリーズで「キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版)(木村周、下村英雄 著)」を読んでいきます。今回はその2回目の備忘録であります。

※タイトル上の写真は博多駅前のイルミネーション。ブログの内容は全く関係なかとです。

この読書会は、1回を大体3章程度を一括りにして進み、各パートの発表者からのプレゼン後、ブレイクアウトでディスカッションという流れです。
もっぱら私は、発表よりも内省の訓練をしたいので、ここで学んだことを自分の知識や経験に置き換えながら思考し、書き綴る。そのため、他人が読んでも何が何だか分からないブログだろうと思います。ごめんなさい。
本の内容を確認されたい方は、ぜひ購入されて読んでみてくださいね。
そして、途中からでも参加できるこの読書会。気になる方は、ご参加お待ちしております。

さて、今回、読んだ箇所は、ココです。

<第2回>11/23水 9:00~11:00
 第3章 キャリアコンサルティングの諸理論(4−6節)
 第4章 キャリアコンサルティングの基本的態度とアプローチ
 第5章 自己理解の意義と内容
★オンライン読書会:『キャリアコンサルティング理論と実際―6訂版―』11/16~計6回シリーズ

🍀理論について

この本の第3章では各種理論が出てきます。(読書会では、1回目に半分、今回の2回目で半分と読んでいます。)
ナラティブアプローチだとか、クランボルツのプランド・ハップンスタンス理論だとか、サビカスだとか、養成講座で習ったことも次々と出てきますね。本当に理論って、様々な視点や角度から、いろんな研究者というか、学者というか、そんなどエライ人たちが長い間、研究して、分析して、整理して。この世に出された後も、何十年にも渡って使われながら変化、進化しているもの。いろんな視点もあれば、相反するような理論もあるでしょうし、場所、時期、文化、使う人などなど、様々な要素も絡み合って、その利用価値は変わるでしょうし、現代に生きる我々は、そんな歴史を辿って整理されてきた理論を勉強して学べば使えるわけで、まあ本当に幸せな時代です。
一から考えなくて良い訳ですから。

国家資格のキャリアコンサルタント。ホルダーなんだから、当然、理論が分かっていて、それを駆使してコンサルティングをしているのは当然?

正直に言うと、実践においては、使いこなせている実感はありません。学んだ理論をどんな形で使っているのか?と問われても、お恥ずかしながらちゃんと答えられない。

いや、どうなったら駆使したコンサルティングをしていたと言えるのか、よく分かりません。誰か教えてほしい。実際、どうかなと改めてじっくりと考えてみても、クライアントにしっかりと向き合う、クライアントの話したいことをまずはお聴きたい、そんなことしか考えていない私。まずは、そこに集中することしか考えていない。

その中で「あー、これはあの理論だな」とか、「この理論で考えると整理できるかな」「この理論を使ってみよう」とか、瞬時に考えながらセッションはできていない。

的確に理論とクライアントの状態を結びつけることは、私のレベルではまだまだということ。もちろん、学びを止めることはない。様々な理論を学びつつ(実戦で使うと言うよりも興味関心で学ぶことも含めて)、自分のスタイルを作り上げるために学びを深めておきたいものに視点を置く。
実は、今、ちょっと学びを深めたい理論というかアプローチ法があるので、自分は自分として、この理論と向き合いたいと思います。

🍀基本的態度とアプローチを考える

クライアントに対する基本的態度とアプローチということは、私自身、とっても関心の高いところであり、特に、基本的態度については意識高めに取り組んでいるつもりです。つまりは、キャリアコンサルタントとして、まだこの部分だけしかしっかり取り組めていないということでもあります。

しかし、この基本的態度ってのが、本当に難しいですよね。この基本的態度、私はキャリコンに関わらず、カウンセラーならもちろんのこと、コーチやファシリテーションでも大切なことだと私は思っています。
私もお金を払って、キャリコンやコーチに相談したことが幾度もありますけど、まず持って言えるのは、恐らく基本的態度が出来てないだろうと私が感じる方と話をしていると、段々と怒りを覚えるか、むっちゃくちゃ凹むか、そのどちらかになったんですよね。

「カウンセリングが成功するかどうかは、そのカウンセラーの理論、知識、技術よりもカウンセラーの基本的態度によるということも一般的にあらゆるカウンセラーに受けいられている。」と書かれてある(P110)のですけど、この基本態度こそ、「受容的態度」「共感」「自己一致」というかのロジャーズが提唱した基本的態度の3つの視点。

この3つの視点。個人的には、キャリコンだから必要なのではなくて、人として、人と向き合うときには必要なスキルであると考えています。決して、専門家だからと言った特別なことではなく、全ての人がこれを取得できるのであれば、エンパワメントな社会になるんじゃないかと思いますけど、まあ、そんな大それたことではなく、まずは自分自身のこれからのあらゆる場面での人との向き合い方の基本としていくつもりです。

この章の発表では、こんな話も出てましたね。お金払ってキャリコン受けたとご自身の経験。50代の男性キャリコンの対応ねぇ・・・
なんか私のことを言われているみたいで、ちょっと同化してしまい凹んだ気分になりましたが、実際におられるんでしょう。私もそのレベルかもしれません。まだまだ経験が足りませんから。しかと肝に銘じます。

ただ、50代以上の男性おじさんキャリコンでも素晴らしい方はおりますね。少ないかもしれんけどね・・・。

あと一つ。第4章では「人の話を聴くだけではキャリアコンサルティングは終わらない。」こんなことも書かれてました。(P110)
まあ、そうかもしれませんけど、僕は違うと思いますっていうか、そうでないこともあるのではないかと。
「人の話を聴く」のが一番難しいし、「聴くだけ」で、問題解決までつながるケースはいくらでもある。キャリコンは聴くだけ他のことは何もやらずにクライアントが自分で内省を深め、自ら気づき、問題解決までしたのであれば、それはそれでキャリアコンサルティングではないかと思うのだけどなぁ。

私は「聴く」という力は凄いと思っていますし、そのことで、クライアントの道が開けていく、自己選択、自己決定で、自分らしく前に進むことができるようになる、そんなことだってあると思うんだけど。
人の持つ力って、案外すごいですから。

この第4章ではキャリアカウンセリングの基本的スキルと必要な実践上の能力がこれでもかと並べられていますが(P111〜114)、これをみるだけでもう大変って思ったりもします。こんなことを考えながらやっていたら、目の前のクライアントを見失ってしまうんじゃないですかね。
つまり、これは全てがすぐに完璧に出来るようになることは最終目的にあっても、これらを常に意識して、クライアントをアセスメントしながら、態度の取り方、アプローチの仕方を常に考えながら臨みなさいよって、そんな話なんだと解釈してます。


🍀自己理解について

自分のことを「どう言い表すことができる」か。
発表者の話で、技術職と営業職で自分の得意なこと、身についたことについて、言い表せることに違いがあるとの話がありました。営業職の方が、自分に身についたスキルが何なのか、言語化できないのだそうです。

興味深いお話。
そうです。私も営業職の皆さんの気持ちが少しだけ分かる気がします。公務員で行政事務を34年間もやってきたのに、蓋を開けてみると自分は何ができる人なの?って、言語化できなかった私。昨年の転職活動では、職務経歴書を書くこともままならなかったですもんね。最後まで上手く言語化できず、いまだに出来ずかも・・・。

でもねぇ。これって、第三者から「あなたは〇〇なスキルが身についているじゃない!」なんて示唆されても、「あーそうなんだ!」って、簡単にはなりません。簡単にはその事実があったとしても飲み込めません。なるほどって、思える人もいるかもしれませんけど、そうなれないから自分に迷っている。

自分を理解するのに大切なのは、自分で気づくこと。だからきっと時間が掛かる。上司、同僚、あるいは第3者であるキャリコンの価値観でその人の身につけたコトを容易く推測して伝えてはいかんと思うのです。

自ら気づいてほしい。そのための伴走をする。
ここがキャリコンとしての腕の見せどころかもしれませんね。

自己理解を深める。
観察法とか、検査法とか、面接法とか、方法は様々。
では私が出来ることは何か。したいことは何か。
考えれば「聴く力」になるかな。方法は何でも良いです。クライアントが自らで気付けるように支援することを第一考えることさえ忘れてなければ。

🍀さいごに

読書会もあと4回ですね。実は、今回、リアルタイムでの参加は叶いませんでした。次回も無理かなぁ。後半の3回はリアルで参加したいと思っていますが、12月の参加は難しかったかなと反省しています。
そして、じっくりと内容を読んだいる訳でもないので、読書会での発表者の話を聞いて、斜め読みして、直感で感じたことをココで書いているだけなので、この読書会が一通り終わったら、改めて、地道に読む機会を持ちたいと考えています。まあ、辞書的な感じで、本を開くことになると思います。

実は週明けから、職業訓練キャリコンのお仕事をする機会に恵まれました。職業訓練でもちょっと大変なキャリア面談らしいのですけど、それでも、目の前のクライエントと一緒に歩む時間となることに他ならないし、自己理解や職業理解の話題にもなろうかと思いますけど、クライアントの話を聞いてみることからしか始まることはありません。
どんな形でセッションが進んでいくのでしょうか。
既に職のある方の会社や組織内での悩みに寄り添うのは違って、これからご自身の人生のために仕事と向き合おうとしている皆さんとの面談です。
私はその時間がとても楽しみでもあり、クライエントのお役に立てるのかどうか不安でもあり、今、このブログを書きながら、ワクワクドキドキな週末を迎えております。


고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀


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