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第7話 男女の友情とは

嘘みたいな偶然の積み重ねで
連絡先を交換した
なんとなく旦那さんには言えない秘密を
持ってしまった…何も疚しくはないのだけど

旦那さんは男女に友情は成り立たないと
常々言っているちょっと面倒くさいタイプだ
私は成り立つと思うって話すと
『じゃあお前は成り立つって言うなら俺が
 他の女と遊びに行くのはOKって事やな』

『なんで?成り立たないあなたが遊びに
 行くのは違うやろ?成り立たないって
 言ってるねんから…』

『けどお前は成り立つって言ってるから
 俺が遊びに行くのはええはずや😤
 ほんで俺は成り立たないって思うから
 お前が遊びに行くのはあかんからな』

『それはへりくつやん😓』

このへりくつのおかげで学生時代からの
男友達も幼馴染とも距離を取る羽目に
なったのだ

そんな旦那さんに全てを話せる訳もなく
秘密を持つ羽目になってしまったのだ
やましい事は何ひとつないのだけれど…

連絡先を知ったから何かがある訳ではなく
交換した事も忘れるくらい時は経って
行くのだった

初めてのSMSは私のお誕生日を祝う
〜お誕生日おめでとう お・ば・は・ん〜
それから私たちのやり取りは年に3回
お互いの誕生日と年始の挨拶だけが
5.6年続いたある日…

『どうしても会いたいねん…どうしても
 なんならお前の実家に行ってもええから
 時間作って欲しいねん…』

うちの実家て…あなたの超絶苦手な私の
お母ちゃまがいるあの実家に…⁈

あまりの切羽詰まった文面に
初めて約束して会う決心をした…

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