競技

冬の人恋しさゆえに数多の飲食店が求人広告を出しているので職場恋愛が発展しやすい。街の各所には求人欲がひしめいているはずのところ、私にはそう感じさせないように頑丈な建物が振舞っていて、仕切りの果たす役割はこうして大きい。本棚はその縮小版ということになる。ストアで有名な本を買って、ポピュラーだから久しぶりに指先をすばやく動かす読書になるだろうし、きっとすばやい乗り物の中でそれは行われる。値の張る地球儀に見るように三次元では二軸回転までしか可能でないが、世界の因子みたいなものを回転の因子(因子の動線としてはきっとダイナミックすぎる)として仮に置くと、真理とは無限軸をもった回転現象として捉えられるので、当然私には認識できないが、惑星直列の奇跡があることもまた確かに思える。

「列車からの景は魚眼的だ」と書こうとして、急カーブに差し掛かっていたことに気づく。結局真偽は分からないが、近景が省かれているので海中とは似通っていると思う。熱帯の海にも高層ビルがある。

類推まで扱うと「理解すること」はおぞましい範疇を抱えることになるので、理解力とは記憶力のことだと思っていたほうが良い

末期患者よりも点滴のほうが自動している(ように見える)

「複雑な家庭」の「複雑さ」は当然だが、家系図あるいは線に収まらない云々の性質に係っているに過ぎず、事情を知らされたときの我々の「複雑」な気分とは何の関連もないが、恐らく感情移入という操作はこれらをらしく関連付けることができる。

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