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今日のクオモNY州知事の会見は泣けた!

こちらでは、毎日クオモNY州知事とデブラシオ市長のライブ会見が行われている。今日は、感染拡大防止の目的で、コロナ以外の患者さんをアクセプトするために、コンフォートという巨大なクルーズ船がマンハッタン沖のピアにつけられた。中には200人以上のプロフェッショナルが待機している。

クオモ氏は、現在コロナの現場にいるヘルスプロフェッショナルに対し、彼らこそ本当のHeroだと言った。私も100パーセントそう思う。彼らに対するリスペクトは、どれだけしてもしきれない。そして、一人の人間として心の底から、”政治のことは忘れろ!”と言った。政治がどうのこうの、っていうレベルで動いている段階ではない、人間として考えろ、そして自分も一人の人間として何ができるかを考えていると。

この本気の発言には思わず涙ぐんだ。今まで何人の政治家と呼ばれる人たちがこのように本気で人間としての発言をみんなの前でして来ただろうか。

現場を守って戦って、どんなに困難なことがあっても、そこにいるみんなを安心させてこそ本物のリーダーシップなのだ。

そして、セントラルパークの一角にも、テストもできる患者の医療ケアをするためのテントが今作られようとしている。(セントラルパークが広くてよかった。設計してくれたフレデリックローオルムステッドさん、ありがとう。感謝!)

コロンビア大学とNYU(ニューヨーク大学)の医学部の卒業も5月から今の時期に早められた。学生たちも一刻も早く社会に出てこの大変な状況を助けたいと望んでいる。これは戦いではなく、本気の助け合いなのだ。だから、市長も何回もしつこく Social Distanceを呼びかける。

何回言ってもわからない人たちにでさえ、みんな感染して欲しくないと思っている。ノーベル賞の山中教授によれば、このウイルスは1人に感染したら4人に感染ってしまうレベルだ。

だから日本にいるみんなも、はっきりと感染者が表立ってくる前に、一人でも多くの人が感染が広がらないように心がけよう。

まずは、Social Distance (人と人とが距離を置くこと)を心がけて、今は絶対に集団で集まらないようにしてほしい。何回か書いたかもしれないけど、無自覚の若者層が集まることで、確実に感染が拡大している。若者の感染→老人の集団感染→医療崩壊だから。

そこが基本で、あとは手洗い、うがい、鼻洗い、目を洗う、手洗いしないで顔を触らない、心配要素を増幅するテレビやメデイアは見ない、できるだけ安心感が持てる環境を心がける、人が並んでいる時は買い物は控える、など、とにかく今のうちにやってね。お願い!


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