葬送のフリーレン 5話~7話メモ書き

漫画版フリーレン読みながら、ストーリーとか演出について思ったこと殴り書きしたやつを載せます。
フリーレン好きなので分析してるだけでも楽しい
ほぼ自分用のメモ書きなんで読みたい人だけ…

第五話「人を殺す魔法」

フェルンが魔法史を読んでない理由:若さゆえ
…というのもあるが、実際には、魔法史を読者に説明するため
フェルンに説明するという体で自然とゾルトラーク(魔法史、および人類の特徴である”継承・発展”)の説明をすることができる
それプラス、フェルンを読者の視点と重ねることで没入感を高める作用

この作品みたいなポップさ、コミカルさを出せる気がしない

シリアスやエクスタシーを引き立てるとか、キャラの魅力を高めるとか、色々意味あるんだけどな

分析するか
同じく第五話
ヒンメル「なにやっとんじゃクソガキィィッ!!」
感情表現を2倍にする+絵で激情をより膨らませることで面白く
フリーレンの無感情と合わせて引き立て?

第六話「新年祭」

フェルン「怒られたりはしなかったんですか?」
フリーレン「怒られたよ。一度だけね。」
フェルン「一度だけですか...勇者様達って寛大なんですね」
フリーレン「あとはハイターがたまに舌打ちしたくらいかな」
フェルン「それ普通にブチギレてますよ」

ズレ?が面白いのかこれは
フリーレンの認識のズレ「ハイターは舌打ちするけど実際そんな怒ってない」
んなわけねーだろwと

「徹夜するから大丈夫だよ」

「寝てる...」
「寝てる!!!!!」
フリとボケ(?)とツッコミ きれいなパターンだね

真面目考察
日の出を見るシーン
フェルン「フリーレン様、とても綺麗ですね」
人間とは、感情を共有するとそれに伴って増幅される生き物である(フリーレン自身もまたそうである)
↑これに気付いたからフリーレンは微笑んだのかもしれない

また一つ人間に詳しくなった、じゃないけど
ヒンメルに近づけた、と思ったりしているのかな

第七話「魂の眠る地」

勇者一行時代、アイゼンの親族?の墓に祈る回想シーン
オレオールを目指す、その理由が生臭坊主のセリフにある、と言わんばかりの回想

「何をしている?」
「祈っています。」
「人は死んだら無に還る」
「天国に行くんですよ」
「数千年前までは無に還るって考えが主流だったからね。ドワーフは伝統を重んじる。」
「まぁ、私も天国には懐疑的だけど。今の人類の魔法技術じゃ、死後の魂の観測ができないから、実在を証明できないんだよね」
「どっちでもいいと思うけどな」
「そうですね。私も実在するかはどっちでもいいです。」
「僧侶がそれ言っていいのか生臭坊主?」
「でも、たとえ実在しなかったとしても、あるべきものだと思います。」
「何故だ?」
「その方が都合がいいからです。必死で生きてきた人の行きつく先が、無であっていいはずがありません。」
「だったら天国で贅沢三昧していると思った方がいいじゃないですか」
「ふふっ...」
「確かに都合がいい。」
「祈るか。」
「ああ」

フリーレンアスペすぎる、客観的な意見を述べすぎてる 昔の「人のことを知ろうとしてなかった状態」のことをこうやって 感性・信仰の話→学術的・実際的な話にすり替えさせることで暗示

それに加えて、ハイターの「その方が都合がいいから」という思想に影響を受けて、ヒンメルたちもまた天国にいるのだと考える方が都合がいいと思っていそうなフリーレンさん
↑影響を受けたからオレオールを目指す気になったんだろうな、だって昔は”懐疑的”って言っていたし

「でもフェルンが怒るから早めに終わらせよっか」
フリーレンの成長

オレオール行くくだりの流れ
フリーレン「アイゼン、何か手助けすることはない?」
アイゼン「フランメの手記探そう」
フリーレン「なんで?」
アイゼン「死者との対話の話が載ってるらしい。ヒンメル死んだときもっと知りたかったって言ってたろお前」
フランメの手記「オレオール行けばいいよ」

行くかぁ
という

ここから、「ヒンメル達との旅路をなぞり、人間のことを知るための旅をする」に加えて「オレオールに行き、ヒンメルと話をする」が新たな推進力として加わるわけか

おわり

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