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カジノホテルのバスはロハ【香港、マカオ、深圳旅行記③】

 香港からマカオは船で1時間ほどの距離。香港のついでに日帰りで訪ねることができる。マカオと言えばカジノだが、私は賭け事が苦手なので、冷やかしだけ。しかし、カジノホテルは太っ腹で、フェリーターミナルとホテル間の送迎バスは1パタカも使わない人もロハで乗ることができる。しかもあるホテルは無料で折りたたみ傘を配っていた。なんで折りたたみ傘なのかは分からない。ロハならほしい気持ちもあったけど、既に持っているし荷物になるのでもらわなかった。


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 フェリーターミナルは香港中心部の尖沙咀(チムサーチョイ)からも歩いて行ける距離。複数の船会社が就航させており、1時間に1本くらいは出ている。帰りは午後9時台の船もあるので、便利だ。私が買った切符は往復で171ドル、約2380円。
 パスポートコントロールはあるけど、香港もマカオも出入りの際にハンコは押してくれません。スタンプはたまらない。


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 冷房が効きすぎて寒い船に乗って1時間。マカオについた。フェリーターミナルからは各カジノホテル行きの無料バスが出ている。どこのホテルに行ってもいいのだけど、適当に選んで乗り込んだ。何かクーポンを持っていないとだめとか、宿泊客じゃないとだめとかは一切ない。何のチェックも受けずに座席に座り込む。そして着いたホテルはこのような超巨大建築。


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 カジノホテルに入ったところ。ぎらぎらとした照明、丈の短いスカートの女性が鉄火場らしい。内装からして高級感があふれる。カジノ自体は撮影禁止とのことで残念ながら写真はなし。
 バカラが一番人気のようで、たくさんの台があった。ほかにはルーレットや、スロットなど。ディーラーは客が勝っても負けても一切の表情を見せない。完璧なる鉄面皮。客のほうも500ドル札(=6960円)を何枚も顔色ひとつ変えずにチップに交換して賭けていた。たまに大当たりした人の周辺からわあっと歓声が上がる。独特の雰囲気がある。100円200円で安いの高いの言っている私には無縁の世界だが、冷やかしているだけでも相当面白い。
 ホテルからフェリーターミナルへに戻るバスもロハでした。


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 ホテルじゃないところにはこんな感じの通りもある。ちょっと擬古調のわざとらしい印象も受けるが、雰囲気はある。10数年前、学生の時に余らせた中国元40元ほどをここの両替所でそっと出したらちゃんとパタカと交換してくれた。


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 マカオで食った昼飯。同行者に誘われるまま昼ビール。マカオビールはなかなかおいしい。ビール2本+飯2人前で計129ドル、約1800円。マカオでは香港ドルも使うことができる。1香港ドル=1パタカの等価だった。


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 マカオも香港同様、土地が狭い。けっこうな坂道もある。ぎゅうぎゅうな街並み、伝わるだろうか。


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 話は香港に戻る。そういえば、九龍から香港島への渡し船もある。15分ほどの船旅である。1階席と2階席で料金が違い、2階のほうがちょっと高い。私が乗った下段は2・2ドル、約30円だった。


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 乗務員のおっさんはセーラー服。渋い。


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 香港島は九龍側より整然としている。ハイブランドの店も多く、東京で言ったら銀座みたいなところだろうか。インスタ映え的な壁画のところで写真を撮り合う人々。その壁画の反対側に捨てられているごみには誰も目を向けない。


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 香港島でも一歩路地に入ると、生活感のあるエリアもある。そういうところは歩いていて面白い。


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 2階建ての路面電車も走っている。これも香港らしい画だな。知人の幼い息子がたいそう列車好きらしいので、見せてあげたい。きっと興奮する。


<香港、マカオ、深圳旅行記④へ続く>

※旅行期間は2019年5月。現地通貨の円換算はかなり大雑把に計算しています。
※全ての画像は筆者が撮影しました。一切の無断使用、転載を禁じます。

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