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コラム&エッセイ

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記事一覧

抱負なき新年

最近は何もやる気がしない。
特にやりたい事もないしコロナ禍で生活が大きく変わることもなく外出しずらくなったくらいで。
それなら自分の心の声に従おう。無気力なら無気力でいいじゃん。
あるがまま、自然にまかせて。

壁は乗り越えなくていい

今日の村上Radioで村上さんが言っていたフレーズが印象的だった。
「喪失感や孤独は乗り越えなくていい。魂の筋トレみたいなもの」
喪失感や孤独だって自分の一部だから、それを抱えたまま進んだっていい。
乗り越えて強くなってマッチョになることが正解じゃない。地球最強の生物だった恐竜は滅びてナマケモノは生きている。
自分は、自分でいいのだ。

ひとりでも

あるミュージシャンがスランプに陥って落ち込んでいた時、長渕剛さんがこんな言葉をかけてあげたとか
「ファンがひとりでもいるなら辞めちゃダメだよ」
そのミュージシャンは後に武道館のステージに立った。ぼくは彼みたいに大成することはないかもしれないけれど、投げ出しそうになった時は長渕剛さんの言葉を思い出そう。
ひとりでも好きでいてくれる人がいるなら、誰だってダイヤの原石だ。

自己憐憫という病

自己肯定感の対極にあるものは自分は可哀想な人間だという憐憫だと思う。
自己憐憫に陥ると自らを破壊して他人をも巻き込んでいく。そして可哀想な人間であり続けるために可哀想な人生を送る。

処方箋はある。

それは「それでも悪くない」という観念を持つこと。
色々なことが起こる人生だけど「それでも悪くない」と自分に言い聞かせることだ。バカボンのパパの口癖である「これでいいのだ」でもいい。

あなたはあなた

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理想の中の蛙、現実を知らず

これ本当にその通りだなあ。このタイプの人は100点満点から始まってるから少しガッカリする部分が相手にあると減点して終いには0点になり、勝手に去っていく。勝手に自分の理想を押し付けて自分が作った鋳型に押し込めようとする。

この人にはこんな一面があったんだなとか、こういう価値観を持っているんだなとか、新しい発見を面白がれる人の方が恋も人間関係も長続きしやすい。恋は焦らず、美味しいスープを作るようにじ

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bar

bar

職場の同僚に連れられてbarデビューしてきた。
お酒が飲めない僕にとってbarという場所は縁のないスポットだと思っていたけれど、これがとても居心地のいい空間だった。居酒屋よりもずっといい。
もっとノンアルコールのメニューが増えれば僕みたいな下戸の客も増えるだろうな。
今年は色々ありすぎて振り返りたくない。
闘牛の如く前に突き進むだけ。腰が痛くてどこにも行けないのが辛いが、皆様よいお年を。

クリスマス・ペイン

軽いぎっくり腰をやってしまい、またあの悪夢の日々がよみがえるのか…と恐怖心がよぎる。
幸いにも症状は軽く一日休んで何とか動けるようになった。これは日頃から体のケアや腰に負担がかからない動きを実践してきたからだろう。もしも初めてのぎっくり腰だったら5日間くらい寝たきりになっていたかもしれない。
腰と腹は表裏一体。胃腸が悪いと腰も重くなる。太ももを触るとパンパンに筋肉が張っていた。太ももには胃の経絡が

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終わり良ければ

元妻との別れ方は本当に最悪だった。人間力というのは別れ方や辞め方に出ていると思う。あんな非人道的な終わらせ方をする人だとは思わなかったし僕はとてもショックを受けた。
でも、きっと神様が「この人といても幸せになれないよ」と教えてくれたのだと思う。
所詮はその程度の人だったのだ。
「覆水盆に返らず」という中国の諺がある。一度ひっくり返してしまったものは、もう二度と同じ形に戻ることはない。
物事は最後こ

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練り香水



香水の匂いは好きなのだけど、アルコールに弱い体質なので肌にはつけられない。
かといって日本製の練り香水はミツロウが入っているのでミツロウアレルギーの僕の肌には合わなかった。
しかし、最近良いものと出会った。
こちらの製品はフランスの練り香水で原料がワセリンと大豆油のみで肌に優しい。ふんわりとホワイトティーの香りがしてとても心地よい。
おうし座はいい香りを嗅ぐと機嫌が良くなるのだ。豊かな生活は五

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実家相続とライオン

両親も高齢になり、実家を誰が継ぐのかという話が出てきた。兄は既に結婚してマイホームを購入してしまったので残った僕と弟のどちらか又は二人で実家を相続することになる。正直に言うと古い実家をリフォームして住むくらいならワンルームマンションでも買って一人で自由に暮らしたい。でも、実家を取り壊した人の多くは後悔しているという話も聞いたことがある。

『ライオン』という映画は故郷を失って何不自由なく暮らしてい

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メメント・モリ

祖母が亡くなって1ヶ月が経った。離婚して心身ともに疲弊した毎日を送っていたけれど、祖母の死に顔を見ることができたのは不幸中の幸いかもしれない。亡くなる最後の1年間まではほとんど誰の世話になることもなく介護保険も使わず自分のことは自分でこなしていた祖母。本当に立派な生き様で頭が下がる。長生きするなら祖母のような生き方がしたい。誰かの負担になるような生き方は僕だったら耐えられないと思う。人は死んだらど

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ネオソウルとインスタグラム

ギターマガジン10月号の特集でネオソウルの記事が組まれていた。ネオソウルとは2010年代に誕生した新しい音楽ジャンルの事で、いまギタリストを中心にじわじわと世界中で密かなムーブメントになっている。そのネオソウルを代表する注目すべき人物といえばトム・ミッシュだろう。彼抜きでは語れない。

トム・ミッシュは元々インスタグラムで自分のギター動画や作ったビートをアップするところからキャリアをスタートさせた

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東京JAZZ

日本一のジャズフェス「東京JAZZ」に行ってきた。前半はチャールズ・ロイド&ジュリアン・ラージ。偉大なサックス奏者と若き天才ギタリストの共演。ただ美しくて、まるで夢の中にいるような魔法がかかった音楽を観せてくれた。そして後半はいま世界で大ブレイク中のカマシ・ワシントンバンド。今回はなんとフジロックにも出演したBIGYUKIがキーボードで参加。本当にアメイジングで全力投球な演奏だった。カマシはJAZ

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デコ

数年ぶりに髪型を変えた。
ずっと前髪を下ろしていたスタイルからバッサリとツーブロックに切って七三オールバックに。
額を出すだけで印象はずいぶんと変わり、知的に見える。職場の女性陣からの評判も良かったので間違ったチョイスではないだろう。整髪料もワックスからグリースに変えた。グリースは洗い落とすのが楽でいい。
先日、某コラムで「離婚すると男は白髪になり女は茶髪になる」という記事を読んだ。あまりにその通

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