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民主主義ユースフェスティバル

冬に戻ったかのような寒さと冷たい雨が降る3月最後の週末、下北沢の下北線路街空き地で「民主主義ユースフェスティバル2023」が開催され、日本共産党のブースを2日間担当してきた。

いろいろなブースのテントが設置されています

北欧では、選挙期間中の街中に「選挙小屋」なるものが設置され、ボランティアはじめ各党の政治家や党首も訪れ、気軽に市民と対話する場があるらしい。実行委員の一人が、実際に北欧の「デモクラシーフェスティバル」に参加し、日本でもやりたいと実現したのが今回の企画だ。4月の統一地方選を前に、日本ではじめての「選挙小屋」開設となった。

寒さと雨という条件の中、「そんなに人は来ないんじゃないか…」などの弱音が頭をよぎりながらの準備だったが、下北沢駅前の広場に主要各政党(自民、公明、維新、国民民主、日本共産党、れいわ新選組、社民党など)がひしめき合ってテントブースを出す様はまさに圧巻。SNSの実況でも、「見たことない光景が広がっています」という感慨深いつぶやきもあったが、実行委員会のみなさんの呼びかけが各政党を動かした瞬間を見た気がした。

いざ開場すると、ブースにはひっきりなしに人が訪れた。
下北沢という土地柄や各ブースも学生部が中心だったこともあってか、来場する方も若い人が中心。中には、遠方から「この企画のために東京に来た」という春から大学生の方もおられた。
日本共産党の政策で共感・関心が寄せられたのは、気候危機、ジェンダーがダントツ。また、社会主義・共産主義への関心・疑問も多くの方から出された。関心がある層が来ているとはいえ、政治や社会について気軽に話せる場が求められているし、若い人の中で政治や政党の壁がなくなってきているのを感じた対話だった。日本共産党のブースには、里吉ゆみ都議会議員、たかじょう訓子世田谷区議、中里光夫世田谷区議が参加。来場者からの要望を聞き、質問に応え、本当に楽しそうに対話していた。

共産党ブースには里吉都議も応援に

また、会場のメインステージでは、気候変動、ジェンダー、平和、民主主義などテーマごとゲストを招いてのパネルディスカッション、夜には音楽ライブなど盛りだくさんの内容だった。ひとつ残念なことは、ブース運営で手いっぱいでステージ企画をのぞけなかったこと。

 さらに面白かったのは、各ブース運営をしている学生部のスタッフのみなさんも他党ブースを訪れて楽しそうに対話をしていたこと。
他党の方も、熱心に共産党の話を聞きに来てくれたのが印象的だった。「社会主義・共産主義について、実際にはどんな社会にしようと思っているのか聞きたい」という率直な質問や、「共産党はブレないところがいい」など評価していただいた声もいただいた。「特定の人物や他党批判は控えてください」と主催者側からはあったものの、相手の考えを聞いて共感できる部分を模索する学生の方たちの姿には学ばされるものがあった。

 ブースでの物販は、党章バッチが売り切れるほどの大人気ぶり。ものめずらしさからか、党派関係なく購入していただいた。ついで、JCPサポーターのタオルも好評。他党ブースでは首から下げてくれている方もみられた。古典の「資本論」「共産党宣言」や、科学的社会主義の入門になる冊子(「科学的社会主義Q&A」)も多数購入いただいき、共産党への関心の高さも感じた。
 ブースの装飾に持っていった「自由と平和」のバックバナーや党の新しいポスターには、「すごくいいデザインですね」「共産党のイメージが変わった」などお声がけもいただけた。

日本共産党やJCPサポーターで作ったパンフやバッチ

2日間で3000人の来場(主催者発表)という大きな企画になったが、各政党への声かけやステージ企画、天候に恵まれなかったことによる大変さを含めて、実行委員の方々には頭が下がる思いとともに、こういった機会をいただけて感謝でいっぱいの気持ちになった。
来年も開催予定ということなので、是非足を運んでいただければと思う。
執筆者:N.T

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