視聴記録『イワクラと吉住の番組』 「バカリズムの脳内に寄り添う」

TELASAで『イワクラと吉住の番組』の番組のバカリズム出演回「バカリズムの脳内に寄り添う」を視聴しました。

その中でバカリズムのコント台本やドラマの脚本の書き方がちょっと独特だなと思って面白かったので書き起こします。

イワクラ「(ネタは)どうやって考えられてるんですか普段?」

吉住「メモとかされるんですか?」

バカリズム「もうライブ始まる前とか、なんか台本を書かなきゃいけない時にパソコンの前に座って、そっから0から」

吉住「へぇ」

ここで吉住が驚いた顔をしているのですが、ネタ作りで、芸人がネタ帳のようなメモなどを書かず、パソコンの前に座って何もない状態から書くっていう話は初めて聞きました。

バカリズム「考える感じ」

イワクラ「ちょっと脚本とか、最初にお話を考えてぇ、人の性格とかをやるんですか?」

バカリズム「いや、もうなんとなく、設定というか、それはもうネタと一緒で、こういう話にしよう、こういう設定にしようがあって、それで、もう本当にネタと一緒、1ページ目から書き始める感じ」

イワクラ「へぇー」

バカリズム「結構、普通のプロの方たちはプロットみたいな感じで、
なんとなく流れ書いたりするみたいなのを、俺それがあんまりよく出来ないからぁ、基本はもう最初の1行目から、書きながら考えるって」

吉住「心がけてることってありますか?
一応、芸人が脚本を書くってことじゃないですか、
バカリズムさんらしさを入れようとか、
そういう意識とかってあったりします?」

バカリズム「避けてるのはぁ、恋愛」

イワクラ・吉住「あぁー」

吉住「確かに」

バカリズム「手段として、恋愛の描写が必要な場合は書くけど、
恋愛自体はオレが、そもそも嫌いだから、ドラマとか、
人の恋愛観て何が楽しいんだよみたいな」

吉住「ふっふっふっ(笑)」

バカリズム「イケメンと美女が、キラキラした2人が、くっついた離れただって、泣けるか!って思うんっすよ」

イワクラ「へへっ(笑)」

バカリズム「だって、ここうまくいかなかったところで、こんだけ見た目いいんだから、どうせそれぞれでって、幸せになるもん!って、
だから僕はあんま恋愛ドラマとか全く観ないからぁ」

吉住「『ここだけはかまそう』みたいのがあったりするのかな?と」

バカリズム「あー、あんまりでも、コントだと思って書いてるからぁ、
だから、本当にただ笑いなしで感動して終わるとかは、心がけてるわけじゃなく、元々コントとして書いてるから、そうはならないっていう。必ず笑いが入るっていう。
最初の1、2年目、書き始めて1、2年目は、絶対なめられるというか、
『芸人風情が…脚本に手出して…』とかって、すげぇ言われるはずだから、
普通のプロの脚本家さんには書けない、
もう芸人にしか書けない内容にはしようみたいな、
そういう力の入り方はありましたねぇ」

バカリズム脚本のドラマ『ブラッシュアップライフ』が現在放送中で、
初回が現在見逃し配信の対象になっているので、自分はまだ観ていないので、バカリズムの台本の書き方なども頭に入れて観てみたいと思います。

TVerのブラッシュアップライフの初回放送の配信へのリンクを貼っておきます。

このツイートの方がいいかな?

このツイートが『ブラッシュアップライフ』のことだって後で知りました。

最近ドラマの脚本に初挑戦した吉住の話からの流れもバカリズムらしさが出ていてすごくよかったので続けます。

吉住「なんか、私の場合は、でも、やりたい放題一発目からやっちゃうと、なんか(脚本は)書けないって見えちゃうだろうなと思って」

バカリズム「あー、はいはいはいはい」

吉住「なんか、ある程度の人が共感出来て、
でも自分なりのちょっと面白いと思ってることを、
間とか違和感だったりを入れるようにしたっていう」

バカリズム「まず、しっかり当てにいってぇ」

吉住「そうです」

バカリズム「その中でって」

吉住「ちゃんと、いったん書けますよっていう」

バカリズム「あの、最近、脚本書く芸人さんが増えてきてるの、
あの、やめてもらえます?」w

吉住「これは、あのぉ…」

バカリズム「オレが書き始めた時は、誰もいなかったんですよ!
うわー、ここめっちゃ空いてんじゃんもう!
荒らし放題じゃんって思ってたんだけど、
後ろ見たら『あれ?なんかちょっとついてきてるな?』って」

吉住「あー、そうです、はい」

バカリズム「やめてここ!ここオレ一人で貸し切りだったのにぃ」

吉住「これは完全にバカリズムさんが開拓してくれた土地を私たちが…」

バカリズム「ここは!そう、ここはオレ開拓者だと言っても問題ないですよね?」

吉住「はい、そうです」

バカリズム「でも、全然みんなオレの名前出さないの!」

吉住「本当にすごく歩きやすくしてくれて」

バカリズム「歩きやすくなったでしょう!」

吉住「はい、めちゃくちゃ歩きやすく」

バカリズム「もう最初ボコボコだったんだよもう!」

吉住「本当にありがとうございます」

バカリズム「やったー!今日貸し切りだー!って思ってたら、
なんか声聞こえんの…あれ?」

吉住「後ろから(笑)あー、結構いい、なんか交通の便も良さそうみたいな感じ」

バカリズム「はっはっは!(笑)」

吉住「バカリズムさんのおかげで」

バカリズム「ちょっと来ないでぇ、もうオレの独占市場だったのに」

イワクラ「なんか、ちゃんと銅像とか建ててほしいですね」

バカリズム「オレのね!お願いしますよ本当」

書き起こしは以上です。

自分はバカリズムのオールナイトニッポンGOLDが好きでよく聴いていたのですが、『素敵な選TAXI』の放送時期は聞いているだけでとんでもないハードスケジュールで、その中であのクオリティのドラマの脚本を書けているのは本当にすごいと思っていましたし、バカリズムも、もっと褒められていいということを言っていて、当時のことを思い出したので書き起こしてみました。


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