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人時生産性の嘘

時給1000円の人が人時生産性800円の仕事をするのは無駄だという人が多い。

当たり前といえば当たり前に聞こえるが、本当にそうだろうか?

スーパーは、忙しい日もあれば、暇な日もある。忙しい時間もあれば、暇な時間もある。

だが、暇だからって契約時間内に帰ることはない。それぞれ守られるべき生活がある。労働時間が契約以下になることはない。

総労働時間を減らすことが無理だとすれば、労働によるキャッシュの増減は、主に流動資産のINとOUTの差(主に商品の売買差)だけとなる。

もちろん、暇な日でも仕事はたくさんあるが、そのほとんどは人時生産性などを考えては出来ないことばかり。

物を出せば売れていた時代はそれでも良かったが、何も考えずに物を出してもお客様は買わない時代なのである。

というわけで、スーパーでの人時生産性は、結果の目安にしかならない。

そこのところをコンサルの先生も間違えて説明するので、ちょっと困ってしまう。

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