見出し画像

データ利活用に関して、自分のビジョンとミッションを公開してみます

一介のデータアナリスト(& データアーキテクト)として、ビジョン、ミッションを言語化してみようと思い、筆を取りました。

ビジョン

データの力で日本を変革するトリックスターとして、人々を導く存在となる

ミッション

データの導き手として、価値あることを正しく伝え、発信し続ける
データの導き手として、常にトップランナーであることに貪欲にこだわる
データの導き手として、教育、育成に対して投資を惜しまない

ビジョンについて

Tableau Jedi(現、DATA Saber)の二つ名として賜ったTrickstarの由来とも関連しています。
正直な話、ここまでデータに関心を持ったきっかけというのを忘れるくらい、データに溺れ、データを愛し、データに愛されている男と言っても過言ではない自分です。
そんなデータ馬鹿な自分ですが、最近、日本以外の世界がデータによって変革をしている事実を脅威と感じています。
そのような脅威を感じる一方で、我々日本人はデータ利活用が得意である民族である!とは歴史的背景を鑑みても言い難い現実はあります。
詳しくは下記の本に委ねます。


また、1年ほど毎月歴史勉強会に参加させていただいていますが、この勉強会で得た1つの学びが、いかにして日本以外の世界がデータによって成功し、データを使わなかったことにより失敗したということです。

以上を踏まえて、導き出した結論としては、データの力で日本を革命する力を持つ力を個人で持ち、さらに、その力を人々に伝えていく存在でありたいという考えに至っています。
ビジョンに込めた思いとしては、まずは日本のデータに対する考え方を変えるために、まずは個の力を付ける、そしてその力を他者に拡げていく(啓く、とも言います)。そんな存在でありたいという願いがあります。

ミッションについて

価値あることを正しく伝え、発信し続ける

データは正しく公益性があり、そして情報となりうるものとして価値があるものです。
しかし、現在の日本では必ずしも正しい情報が発信されているとは限りません。
既得権益によって、データは捏造、改竄、秘匿され、間違った情報として提供され続けています。
この状況を鑑みて、データの導き手として、価値あるデータを正しく伝え、人々の利益となるように発信し続けることを目指しています。

常にトップランナーであることに貪欲にこだわる

データの導き手として、一番こだわりがあるテーマ。
常に新しい技術、道具、思想を取り入れ、導き手として恥じないスキルとノウハウのある人材を目指します。
(高いハードルではありますが、正直、これくらいハードルを上げないと、導き手としては圧倒的に力不足です。)

ちなみにですが、データに関してはアカデミアの理論や論文よりも、ビジネス事例や成果物を重視しています。
専門外が取り扱うには難しい理論や、一銭にもにならない論文を追うよりも、ある程度検証されたものをスピード感と実行力で結果を残すべきと考えています。

とはいえ、アカデミアを全否定しているわけではありません。元々アカデミアに進みたくて進めなかった者として、むしろリスペクトしています。
また、、無学習でビジネスを牽引できるとも言っているわけではありません。
ただ、アカデミアに偏ると、ビジネス感が鈍り、虚学となる可能性があり、そこに時間とコストを投下する意味が果たしてあるのか?ということです。
あるいは、ビジネスに偏ると、KKD(勘・経験・度胸)に陥るので、理論だった意思決定が阻害される懸念があります。
両者の均衡は取りつつ、若干ビジネス寄りの人材、という塩梅です。自分のことを正確に言語化するのがとても難しいです。

教育、育成に対して投資を惜しまない

教育投資については惜しまない。社内外、常に学習を得る格好のフィールド。これについては特に多くを語らなくてもいいかなと思いました。

育成に対しての投資、こちらはDATA Saberの師であるKT氏(@DATA_Saber)から、自分の弟子、Tableau Jediを育てること(原文ママ)という言葉を賜ったので、それを実践しているというのが建前。
ですので、先日こんなnoteを書いています。

本音としては、DATA Saberをただ増やしたいわけではなく、データにまつわる仲間を増やしたいのがあります。
正直、ここ2年半データ界隈の方々と関わるようになってから感じるのは、データ人材は育てないとそもそもいないという現実に直面しています。
例えると、算数ができない小学生に、いきなり微分積分やれと言っているようなものです。
小学生が微分積分ができるようになるにはどうすればいいか?答えは微分積分ができる人が教える他ないのです。
(微分積分に到るまで、四則演算とか因数分解とかありますけど、これらの学習コストは教師がいないと難しいでしょう。)
ということで、まず僕が取り組むべきこととしては、非データ人材でデータに携わりたい方のスキル向上を図ることが大事です。

また、教育と並行して考えないといけないのが、ビジネスサイドの評価者という存在。
残念ながら、僕より年齢が上の世代(40代中盤から50代後半)の上長がデータ人材について正しく評価できる人は、データ人材よりも少ないのが現実です。
参考までに、強いデータ組織を作る!といった活動は、個人的観測範囲ですが、元大阪ガス、現滋賀大学教授の河本氏の事例くらいしかありません。

ということで、プレイヤーではない、データ人材を評価する立場の人に対し、データ人材に対する理解についてアドバイスできればと思ったりもしています。
まとめると、以下の通りです。

- データ人材候補生を増やし、教育、育成する
- データ人材を評価する人のデータ理解を促す

おまけ: DATA Saberで名乗らせていただいているトリックスターという二つ名の由来

DATA Saber Knightになった暁には、二つ名を自分で考え、賜ることができます。
二つ名には、DATA Saberとなった際の思いや目標、なるべき姿を重ね合わせて命名する方が多いです。
(その分、命名には多大の労力と悩み、葛藤があります。少なくとも僕はありました。)

二つ名を考えていた当初は、世界を変革するという意味で、ギリシャ神話でゼウスに反逆して人類に火をもたらしたというエピソードが気に入り、プロメテウスにしようと思っていました。
ただ、ギリシャ神話を調べていくうちに、イノベーションをもたらした神は他にもたくさんいて、例えば、炎と鍛治の神ヘパイストスのエピソードがデータアーキテクトの活動そのものであったり、不和と争いの神エリスが戦う理由が実は既得権益(ドグマ)を破壊して路を啓くことであったりと、二つ名として絞ることが困難になりました。

そこで、これら神々を抽象的に表現する言葉 = トリックスターを見つけ、採用するに至りました。

ちなみに、トリックスターを見つけたきっかけはWikipediaです。
(僕がいかにWikipedia沼であるかは以下のnoteに記してあります)

ここから先は

40字

¥ 100

読んでいただきましてありがとうございます。 サポート代は次回の執筆の投資に使わせていただきます。 https://twitter.com/kazuya_araki_jp https://public.tableau.com/profile/kazuya.araki#!/