こんばんは。
2023年の中央競馬が終了し、6月から始まった新馬戦も半分以上が終了しました。
完全主観ではありますが、新種牡馬の馬体や特徴についてまとめておきたいと思い書いています。
完全主観で書いておりますので暇つぶしにでも読んでやってください。

🌟レイデオロ

レイデオロの父がキングカメハメハということでまず個人的に思い浮かぶのは肩の出の窮屈さ。これはキンカメ産駒にも見られた特徴で、それはレイデオロ自身も受け継いでいたし、その子供たちも受け継いでいる。
次に気性の悪さ、こちらも特徴的でこの産駒によくみられる傾向。
レイデオロ自身もパドックでまともに歩けていたことは稀でかなり煩かったし、その点も子供に受け継がれている。
肩の出が窮屈ということは燃費の悪さを表しているのだが、そうなるとまず距離の心配が出て来る、まして気性にも難があるとなると尚更。
肩の出が窮屈だと歩様も硬めに映りやすいことからダートっぽさも感じることが多いこの産駒は上記の点を覆す馬が走るのではないかと考える。
あとは全体的にバランスの良い馬が多く初戦から仕上がっていることが多い印象でその一方、バネ感を感じる馬が少ないなと感じる。
産駒の代表的存在であろうトロヴァトーレもやはり前捌きの窮屈さが目立つが、全体的なバランスは良く後肢も良い感じ。
父同様、歩様は硬めの傾向にあるが芯が入っていると捉えれば許容範囲内。
２戦目ではパンプアップし筋肉にメリハリがついた印象で前肢の出も若干良くなった。やはりシルエットからダービーより皐月賞向きだろう。

🌟モーニン

芝でも走れそうな柔らかさを微かに感じるも本質はダートなのだろうなと思わせる肩の出の窮屈さとゆったりとした歩様が特徴的で、初戦はかなり緩さが目立つ馬が多い印象。
ただ、バランス自体は総じて悪くないので叩いて良くなりそうだと思わせてくれる。
2戦目でいきなり印象が変わるというよりは使いつつ徐々に良化していくタイプでレースを重ねるごとに強さを増していく。
もちろん個性があるので馬によっては柔らかく軽めの造りで芝馬っぽい仔も居るのでそこはパドックでしっかり見極める必要がある。

🌟ブリックスアンドモルタル

産駒の初戦の馬体を見ていくと総じてバランスは良いので勝ち上がれるだろうなと思わせる馬が多数。
ただ、初戦は緩い馬が多い印象なので基本的には叩いてから。
筋肉の質を考えると基本的には柔らかいし、気性も大人しい仔が多い。
芝かダートかは単純だが、馬体重で分けて考えるのも一つの手かなと思っていて、どの産駒でもそうかもしれないけど、大きい仔は筋肉質でよりパワーに寄っている為やはりダートだと思う。
芝で好走している馬はやはり軽めの造りの仔が多いし、そこで区別を付けたい。
でもここまで書いておいて何だが、最終的には歩様の柔らかさで芝かダートかは決まると思う。
大型馬でもラスカンブレスなんかはかなり柔らかいのでやはり芝馬だし基本的にそこはどの産駒にも共通することだと思うので今年も気を付けて見ていきたい。
距離はダートだと短距離に振れる傾向で1200～1600。
芝だと1600～1800、ギリ2000と言った感じ。

🌟ニューイヤーズデイ

兎に角筋肉の柔らかさが目立つ産駒で、それが故に同時に緩さが目立つ初戦のパドック。
それでいて初戦から走ってくる傾向にあるのはそもそもの能力自体が高い証なのかなと考える。
芝でも好走は出来るものの少しスピードが足りないので初戦芝で敗れた馬のダート替わりが狙い目。
緩く見えても走ってくるのでそこは騙されないようにしないといけない。
そして本来なら歩様が硬い馬をダートで狙いたいところだが、この産駒は柔らかくてもダートで走ってくるのでそこも注意が必要かなと感じる。
要するに芝ダートどちらも走れる下地はあるので個人的には2023年度の新種牡馬の中でとても魅力を感じる種牡馬。
パドックを観ていてもいつも楽しいので今後どんな大物が出て来るのかとても楽しみ。

🌟スワーヴリチャード産駒

これぞハーツクライの後継者と言っても過言ではないくらい父ハーツクライの血を受け継いでいる産駒。
ハーツクライ産駒と違う点は新馬戦から仕上がっている馬が多く初戦から動ける点、ここが一番違うポイントかなと個人的には感じる。
バランスの良い馬が多く芝、ダート問わず走るのでしっかりパドックで見極める必要があるのだが、見たまんまというか馬体と走るコース、距離にあまり矛盾を感じないから、どうしてこの馬体でこの距離を走れるんだろう…？みたいな違和感がないので馬体さえしっかり見極めることが出来れば割と掴みやすい産駒かなと思う。
現状、距離、コース問わずまんべんなく走れる傾向にあるし、早期からの活躍も見込めるのでクラシックには持って来いの産駒かなと思う。
まだデータがないので何とも言えないけど、古馬になってからの活躍がどうか。
個人的には古馬になっても個体によって走れるとは思っているし、2023年度の新種牡馬の中で一番好きな産駒。

🌟カリフォルニアクローム

活躍しているスプリングノヴァを始め、基本的に筋肉の質は硬め。
その中でもスプリングノヴァは小柄なのもあるが、軽めの造りで芝でも走れる下地がある、よって芝でも走れているが、基本的にはダート寄りの傾向に出ているのかなと感じる。
だが、ワイドラトゥールのようなとても柔らかい仔も中には居るし、硬さを強度と取るのか、はたまた硬さと取るのか、そこはパドックでしっかり見極めたい。
硬さだけで判断するのは難しいと思うのでそこにパワー寄りなのか、四肢の太さはどうか、などといった点を加えるとより判断しやすいのかなと感じる。


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本当は全種牡馬書きたかったけど疲れてしまったのでここまでにしておきます。

🌟まとめ

★レイデオロ　
・筋肉の質は基本的に硬め
・前肢の可動域は窮屈
・全体的なバランスはとても良い
・バネ感を感じる馬が少なく斬れる馬は稀
・気性が荒い

★モーニン
・初戦はかなり緩い
・使って段々能力を発揮
・気性は大人しい馬が多い印象
・未勝利戦なら芝でも

★ブリックスアンドモルタル
・全体的なバランスはとても良い
・筋肉の質は柔らかめ
・初戦緩め、叩いてから
・個性豊か、様々な馬を輩出
・距離はダートだと短距離に振れる傾向で1200～1600。
・芝だと1600～1800、ギリ2000。

★ニューイヤーズデイ
・兎に角柔らかい、柔らかすぎるくらいに柔らかい
・馬体の緩さの割に初戦から走るので注意
・芝でも走れるが、芝ではスピード足りない馬が多くダート替わりで狙う
・柔らかくてもダートで走る
・今後続々と活躍馬が出て来そうな気がしている

★スワーヴリチャード
・父ハーツクライと似ている
・ハーツクライ産駒と違って初戦から仕上がっている仔が多い
・クラシックには持って来いの産駒
・馬体のまんま距離、コース適性が反映されているように思う
・今後活躍馬が多数出て来ると思うので注目

★カリフォルニアクローム
・筋肉の質は硬め
・芝＜ダート
・中には柔らかい馬も居るのでそこはパドックで見極める
・硬さを強度と取るのかただの硬さと取るのか見極めが必要