競走名のジュベナイルは英語で少年、少女を意味し、フィリーは牝馬を表していることからこの名前になったらしい。

いよいよ2歳G1の幕開け。
毎年私情が入ってしまい当たらないので（）
なるべくフラットな目で見たいところですが、果たして今年はどの女の仔が頂点に立つのかとても楽しみです。
ただ…今年は昨年以上に難解な気がしてならないのですが…笑
とりあえず今回は各馬を初戦から追って馬体見解を書いていきたいと思います。

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※出走確定している馬のみ記載

★アスコリピチェーノ

気配良く初戦から仕上がっていた方でダイワメジャー産駒にしては軽めの造り。
仕上がり自体は良かったが初戦らしく良化途上、この時点ではまだ踏み込み浅くちゃんと歩けていなかったが快勝。
２戦目、新潟２歳Sは前走に比べ落ち着いて歩けていたし、全体的にパンプアップして一回り大きくなった印象だった。
とても良い成長曲線を描いている。
まだ体が上手く使えておらず全体が上手く連動していない感じでぎこちない歩様になっているから今回はスムーズに滑らかに歩けているかを確認したい。

★カルチャーデイ

初戦の印象は、前肢の出がかなり窮屈で歩様は硬めでトモ高、まだしっかりと踏み込めていない、だった。
首を上手く使おうとしている感じは見られたけど頭が高くそこはレース中でも目立っていたから次走はここが良くなれば。
２戦目のファンタジーS、上記で述べた頭の高さはもう完全に解消されていたし前傾ではあるがトモ高も解消されていてそのうえ前向きさも増し首が更に上手く使えるようになったことから前捌きも良くなり歩様もかなり滑らかになっていた。
どうしてこの成長を見抜けなかったのか、それはカルチャーデイには本当に申し訳ないけれど私はハナから決めつけていたところがあった、最初からきっと足りない、と。
今、各馬の初戦から現在までを追っていてわかったことは、
決めつけは良くない、出走するからには全頭に勝利するチャンスがあるということ。
久々に、というかこうやって時々ふと気づかされることがあって。
私は馬にとても失礼なことをしていた、全頭本当に頑張っている、頑張って練習して走っている。
だから私もちゃんと馬と向き合わなきゃ、前走からここが良くなった、という点を１つでも多く見つけること、シンプルにこれが大切なんだとカルチャーデイが気付かせてくれました。
カルチャーデイありがとう。
話がとても脱線してしまい本当に申し訳ありません、つい感情的になってしまいました…
話を戻すとカルチャーデイは２戦目でとても成長していました。
まるで別馬でした。
これだけわかりやすい成長力を見逃しているようじゃ本当にまだまだだ…
ファンタジーＳ時の馬体を維持しているか、もしくは更に成長を見せていれば印は打ちたい１頭。
この成長の仕方はとても良い成長の仕方だと思う。

★キャットファイト

初戦に推していた馬なのでよく覚えているけど、初戦から割りと仕上がっていた印象で前向きさもあったしこれなら走れると思ったけど凡走。
今年の新馬戦の中で最も？レベルが高いと言われているレースだし単に相手が強すぎたのもあったと思う。
2戦目、胴長だったシルエットが若干マイル寄りに。
全体的に少しパンプアップした感じは見受けられたが、そこまで変わった印象はなく。
３戦目アスター賞、この時も特に変化はなく。
軽めの造りで左回りの方が向くと思っていただけにこの走りには驚いた。
成長曲線はゆっくりというかここ２戦で変化はそこまで感じられなかったので今回はどうか。

★クイックバイオ

活気はあったが、初戦は前傾でトモ高の緩めの仕上げ。
胴長なので1800は良さそうと思ったけどそれ以前に仕上げ不足で凡走。
２戦目、全体的にスッキリ見せていたし、歩様も滑らかになっていた。
でもそれでもまだ緩い。
シルエットは相変わらず胴長で短縮はどうか？と思ったけど普通に走った。
３戦目ききょうＳ、まずかなり前向きさが増した。
そして踏み込みも深くなり胴が短くなってマイル寄りに。
前走と比較すると歩様が硬くなった印象でこの歩様、このシルエットだとスプリンターなのでは？と感じたが、その点は今回1500から1400に短縮するのは良かったのかもしれない。
結果は完勝。現状ではスプリンターの印象になった。
そして前走のファンタジーＳ、ききょうＳ時と比較すると前肢の出は良くなり歩様も滑らかになり筋肉質になった印象を受けた。
若干成長していたとは思うけどやはりスプリンターなのでは？と思うので今回マイルに延長がどうか。
あとスタートが良くない点も気になる。

★コスモディナー

初戦はパドックの角度が悪くあまり判断出来なかったけど、芯がしっかりしていてかなり力強い歩様だった。
２戦目、前肢の出はかなり窮屈なのはわかった。
ただ後肢はとても良い、胴は詰まり気味でよくこれで1800こなしたなと思う。
３戦目クローバー賞、全体的にパンプアップした印象で少し筋肉質になった。チャカついていてまた判断しづらかったけど、シルエット的には1400ベストな気もするがマイルもこなせそう。

★コラソンビート

こちらも伝説の新馬戦で３着。
初戦の印象はまさにハーツクライ！！！だった。
見た瞬間、かなりテンションが上がったのを覚えていてそこからずっと推している馬。
初戦はハーツクライ産駒でよくありがちなかなり緩めの仕上げ、ただ叩いてかなり良くなる感じが垣間見えていたから次走がとても楽しみだと思っていたら初戦から割りとしっかり走ってくれてこれなら未勝利脱出は目の前だと思った。
２戦目、思っていたほどの成長力は感じられなかったけどスケール感増し体を大きく見せるシルエットに変化した。
この時点でもまだ緩かったが快勝、良い感じの成長曲線。
３戦目ダリア賞、初戦の印象では芝1800以上だと思っていたからこの短縮はどうかと思ったけど杞憂に終わるレースだった。
まだ腰の甘さは際立っていたけど全体的にかなりスッキリ見せるようになっていたし、筋肉にメリハリがついた。
勝利したもののやはりシルエットは芝1800以上な印象だった。
４戦目、京王杯２歳Ｓはもう何も言うことはないくらいにかなりの成長を見せていて自信を持って◎にした。
本当に良い感じにパンプアップして全体的に大きくなったことに加え前後のバランスも良くなった。初戦のシルエットと比較するととても変化がわかりやすいと思う。
それでもまだ若干トモ高なのでそこが解消されればもっと踏み込みが深くなりもっと良いパフォーマンスが期待できると思うから今回も上積みは見込める。
小さな変化を見逃さないようにすること。

★サフィラ

初戦の印象はコラソンビート同様ＴＨＥハーツクライ産駒だった。
兎に角緩かった、でも叩いて良くなるなとは感じていたので次走がとても楽しみだった。
２戦目、かなり歩様に前向きさが出た。
シルエットも初戦に比べかなりスッキリ見せているので順調に成長してるなと感じた。ただまだかなりのトモ高でクネリが酷いので今後はそこが成長してくれば。胴が伸びより中距離馬に。
３戦目、アルテミスＳ、まだ前傾で踏み込みは浅いが全体的なバランスはとても良くなったように見えた。
２戦目ではかなり胴長に見えたがアルテミスＳの時は少しマイル寄りに。
この時のまま今回成長しているようであれば全然マイルでも問題なさそう。
順調に成長していれば。

★シカゴスティング

ロゴタイプ産駒は割りとバランスの良い仔が多くてこの仔もその１頭だった。
初戦から割りと仕上がっていた方だと思う、バネ感は感じないが馬体に特に悪さなく、これなら初戦から走れると思った。
２戦目、かなり前向きさが出た、これは良い感じの上向き方。
馬体にも丸みが出て来て良い感じ、軽めの造りでこれなら新潟でも問題ないと思った。
３戦目、フェニックス賞、パドックの歩様が逆からだったので判断しづらかったが前走から変わりなくといった印象だった。
そして前走のファンタジーＳはかなり丸みが出てとても良い状態になっていた。
この感じだとあまり上積みは見込めなさそうだが、現状このメンバーの中では完成度は高いと思う。

★ステレンボッシュ

初戦は角度が悪く見えづらかったが、この時から雰囲気はあった。
前向きさも感じられるし仕上がりも国枝厩舎にしてはかなり良かったと思う。
シルエット的に中距離馬のイメージだったので初戦は適性距離だったように思う。
２戦目、エピファネイア産駒にしてはとても柔らかく軽めの造り。
直飛で前傾、まだ踏み込みが浅いけどこれは追々良くなるはず。
兎に角柔らかい。
このシルエットはやはり中距離馬、でもマイルでも走るから難しい。
３戦目、２戦目からは特に変わりなくと言った感じだった。
やはりこの時もシルエットは中距離馬、次でマイル寄りに変化していたらいいけどたぶん変わらない気がするのでもうマイルも許容範囲内なのだと受け入れるべきなのか…
たぶん本番まで迷いに迷うと思う、個人的にはサトノレイナスを思い出す。

★スプリングノヴァ

初戦はチャカついていて判断しづらかったが、軽めの造りで無駄なく仕上がっていた。
２戦目、サフラン賞は馬体重変わらずシルエットもあまり変わりはなかった。
まだ頭が高くて体全体を上手く使えていないせいか歩様は硬め。
しっかり歩けるようになったことがここでは成長かな。
やはり非力さは目立つので今回は一回りパンプアップしてきてほしいなと思う。

★ドナベティ

初戦からしっかりと仕上がっていたし全体的なバランスもとても良かったから最初に見た時にこれは走りそうだなと思ったのを覚えている。
父の産駒は父に似て硬め直飛の馬が多いけどこの仔は硬さはあるものの曲飛気味でそこは父と異なる点だなと。
兎に角気性面が心配な仔で今後はそこが課題か。
2戦目、300ｍの延長でどうかと思ったけどやはり気性難が仇に出た。
相変わらずチャカついたパドックで前走のような圧は感じられず非力に見えるパドックで要するに出来落ちだったように思う。
３戦目、すずらん賞、初戦までとはいかないが馬体は若干回復していた。
煩いのは相変わらずだった、パトロール見返してみても道中ずっとフラついて走っていてまともに走ったのは最後の直線くらいだったからやはり気性が改善されれば今後かなり良い走りが出来るのではと思う。
そして前走ファンタジーＳ、この時も相変わらずパドックでは煩く馬体も減っていて成長は見られなかった。が、走った。
能力があることは間違いないのだけど過去のパドックを追って思うことは成長力が乏しいというかたぶん気性の関係で馬体重が増えづらいのかな？と思った。
なので増やしたいけれど増やせないみたいなジレンマが発生しているのかな？と勝手な想像をしているのだけれど、本当に増えてこないのでさすがに今回は増えて来てほしい。
個人的には気性面も考慮してやはり距離は短いところが良いと思っているけど前走のように上手く捌くことが出来ればこの距離でも問題ないとは思うので、仮に馬体重が増えてかなりの成長を見せて来たら買い目には入れたい。前走は最内でもフラつきすぎることなく割りとしっかり走れるようになっていたのはとても良い傾向。

★プシプシーナ

エピファネイア産駒にしてはとても軽い造りで初戦からかなり仕上がっていたし、とてもバランスの良い馬だなと思ったのが第一印象。
後肢の感じもとても良かった。
新馬戦の時点でここまでしっかりと芯が入っている馬はあまり居ない。
２戦目の白菊賞、正直成長は感じられなかったので見送ったら普通に走られた、反省。
現状、今回のメンバーの中では体幹もしっかりしているし完成度で言えば上位に入る馬なので油断は禁物と言った感じ。
ただ、今回は阪神マイルなので前回同様のシルエットだと少しパワーが足りない気がする。

★ボンドガール
今から書こうと思っていたらまさかの出走取消…
悲しいけど無理しないことが一番なのでゆっくり休んでください。

★ルシフェル

初戦はハーツクライ産駒らしく緩めの仕上げ。
叩いてかなり良くなるだろうなと感じた。
前捌きは出る方で胴長の中距離馬、トモ高クネリ有りでまだ踏み込み浅くバネ感は判断しづらかった。
2戦目、パドックの角度悪く見えにくかったけど初戦からそこまで変わりなくあまり成長はみられなかった。
馬体に悪さないので延長は問題なく案の定無事にこなした。
３戦目の萩Ｓ、馬体に丸みが出て来てだいぶ引き締まった印象。
ただ歩様は硬くなったし若干胴も詰まりマイル寄りに。
踏み込みが深くなり後肢はとても良い感じ。
このシルエットならマイルもこなせそう。
まだまだ上積みは見込めるしもっと伸びやかな歩様になれば良いなと思う。

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以上が現状で出走確定している馬達の初戦から現在までの過程でした！

つたない文章で読みづらい箇所も多々あるかと思いますがここまで読んで頂きありがとうございます。

🌟成長力がある馬

◆カルチャーデイ

◆コラソンビート

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🌟前走までで完成度が高い馬

◆シカゴスティング

◆プシプシーナ

◆スプリングノヴァ

◆コラソンビート

◆キャットファイト

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🌟今回上積みが見込める馬

◆アスコリピチェーノ

◆コラソンビート

◆サフィラ

◆ルシフェル

◆ステレンボッシュ

◆ドナベティ（単純に増えて来てほしい）

◆カルチャーデイ（前走かなり成長していたけどまだ良くなりそう）

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2歳戦のG1ということで、

【今後強くなるだろうけどまだ完成していない馬】

よりもここは、

【現時点で既に完成しつつある馬】

をチョイスしたい。

この両方を現状兼ね備えているのが、

◎コラソンビート

だと思っているので順調に調整出来ていればここから入りたい。